UBE株式会社の第118期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

UBE株式会社の決算報告書では、第3四半期の業績が好調だったことが分かりました。売上高は前年同期比で減少しましたが、経常利益と親会社株主に帰属する四半期純利益は大幅に増加しました。セメント事業の採算改善や、医薬品事業の買収効果などが寄与しています。今後も事業強化に取り組み、より一層の業績拡大を目指していくと期待できそうですね。

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企業情報

企業名: UBE株式会社
証券コード: 42080
決算期: 2023年3月期

UBE株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

UBE株式会社の決算期は3月31日です。決算発表は年間で4回行われ、第1四半期(6月30日)、第2四半期(9月30日)、第3四半期(12月31日)、本決算(3月31日)の決算報告書を公表しています。

主な事業

UBE株式会社は、機能品、樹脂・化成品、機械、その他の4つの事業セグメントを展開しています。機能品事業ではポリイミド、分離膜、セラミックス製品などを、樹脂・化成品事業ではナイロンポリマー、工業薬品、エラストマーなどを製造・販売しています。機械事業では成形機、産業機械、鋼材などを手掛けており、医薬品受託製造なども行っています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の連結業績は、売上高が前年同期比3,547百万円減の3,329億47百万円となりましたが、連結経常利益は2,707百万円増の231億75百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,331百万円増の199億46百万円と大幅な増益となりました。セメント関連事業の収益改善や医薬品受託製造会社の買収効果などが寄与しています。

売上・利益の推移

過去3年間の業績を見ると、売上高は3,000億円前後で推移しています。一方、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期まで減益傾向にありましたが、当第3四半期は大幅な増益に転じました。セメント関連事業の収益改善や新規事業の伸長などにより、業績が回復基調にあると言えるでしょう。

四半期連結貸借対照表について

UBE株式会社の総資産は前連結会計年度末比2,282百万円増の7,559億63百万円となりました。資産の部では受取手形・売掛金が減少した一方で、仕掛品や投資有価証券が増加しています。負債の部では支払手形・買掛金が減少し、その他の流動負債が増加しました。純資産は前期末比2,605百万円増の4,052億36百万円と、自己資本比率も50.9%と健全な水準を維持しています。

資産の部

総資産の増加は、主に仕掛品や投資有価証券の増加によるものです。これらは新製品の開発や自社株式の増加などが要因と考えられます。一方で、受取手形・売掛金が減少したため、流動資産全体としては微増にとどまりました。

負債の部

負債合計では、支払手形・買掛金が減少した一方で、その他の流動負債が増加しています。これは、事業活動に伴う仕入債務の減少と、一時的な未払費用の増加などによるものと推測されます。

純資産の部

純資産は2,605百万円増加し、自己資本比率も50.9%と堅調な水準を維持しています。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上や、為替換算調整勘定の増加によるものです。

ROAとROE

UBE株式会社のROA(総資産利益率)は前連結会計年度末の6.7%から7.5%へと上昇しました。一方、ROE(自己資本利益率)は前期末の5.1%から4.9%と若干低下しています。これは、利益が増加した一方で、自己資本が増加したことによるものと考えられます。今後は、利益の拡大とともに、効率的な資本運用にも取り組む必要があるでしょう。

キャッシュフロー

当第3四半期のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは347億94百万円の収入となり、前年同期比で大幅に改善しました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは247億20百万円の支出で、前年同期比で増加しています。これは主に、設備投資の増加によるものと考えられます。財務活動では105億72百万円の支出となりました。現金及び現金同等物の四半期末残高は310億83百万円と、前期末と比べ380百万円の増加となっています。

配当の支払額

UBE株式会社は、年2回の配当を行っています。当第3四半期では、第2四半期配当として1株当たり45円、第3四半期配当として50円の配当を実施しました。これにより、当期の年間配当見通しは95円となっています。株主還元の観点から、堅調な配当継続が期待できそうですね。

今後の展望

UBE株式会社は、機能品、樹脂・化成品、機械の各事業分野での製品開発と販売強化に取り組むとともに、医薬品事業の拡大やセメント事業の収益改善など、新規事業の育成にも力を入れています。また、環境・エネルギー分野での製品ラインナップの拡充も進めており、持続的な成長が期待されます。今後の事業展開と業績動向に注目していきたいと思います。

編集部のまとめ

UBE株式会社の当第3四半期決算は、売上高は減少したものの、経常利益と純利益が大幅な増益となりました。セメント事業の収益改善や医薬品事業の買収効果などが寄与しています。総資産は前期末から増加し、自己資本比率も50%台を維持するなど、財務体質も健全化が進んでいます。ROAの改善や安定的な配当も注目ポイントです。今後も、各事業分野での製品開発と新規事業の育成に期待が高まりますね。

UBE株式会社の決算日や配当についてまとめました。

UBE株式会社の決算期は3月31日で、年間4回の決算発表を行っています。また、年2回の配当を実施しており、当第3四半期では第2四半期配当が1株当たり45円、第3四半期配当が50円となっています。通期の年間配当は95円を予定しており、株主還元面でも安定的な業績を維持できそうです。今後の事業展開と財務体質の健全化に期待がかかっています。

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