この度、株式会社サインドが2023年12月31日を期末とする第3四半期決算を発表しました。売上高は14.4億円と好調な業績を維持しており、経常利益も98.2百万円と健全な収益性が確認できました。
株主の皆様におかれましては、今後の株式会社サインドの発展にご期待ください。
企業情報
企業名: 株式会社サインド
証券コード: E37169
決算期: 3月決算
株式会社サインドの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社サインドは3月決算を行っており、毎年3月31日が決算日となります。つまり、今回発表された四半期決算は、その2023年3月期の第3四半期(2023年4月1日~2023年12月31日)の業績報告となります。
主な事業
株式会社サインドは、理美容店舗向けのクラウド型予約管理システム「BeautyMerit(ビューティーメリット)」や予約一元管理システム「かんざし」などの提供を通じて、理美容店舗とお客様のつながりをサポートしています。理美容業界におけるデジタル化の進展に合わせて、同社のサービスニーズは高まっていると言えます。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が14.4億円、経常利益が98.2百万円と好調な数字を残しました。特に経常利益については、営業利益が10.4億円と高い収益性を示しています。この背景には、理美容店舗のデジタル化ニーズの高まりに応じたサービス提供に注力したことが寄与していると考えられます。
売上・利益の推移
株式会社サインドは前期よりも売上高が41.3%増加し、経常利益も320.2%増加するなど、着実な業績拡大を遂げています。サブスクリプション売上が伸びていることもこの背景にあり、同社の収益性は高水準を維持できていると言えるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
株式会社サインドの2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は49.3億円、負債合計は17.7億円、純資産は31.7億円となっています。財務体質は安定しており、今後の事業拡大に向けて一定の余力を有していると考えられます。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が19.0億円、無形固定資産のうちのれんが24.9億円となっています。現金性資産が厚く、のれんの金額も大きいことから、同社の企業価値が高いことがうかがえます。
負債の部
負債の部では、長期借入金が12.1億円となっています。一定の有利子負債を抱えているものの、自己資本比率は64.2%と高水準を維持しており、健全な財務状況にあると評価できます。
純資産の部
純資産の部では、資本金が11.9億円、利益剰余金が7.7億円となっています。引き続き、着実に内部留保を積み上げつつ、資本の充実を図っていると言えるでしょう。
ROAとROE
株式会社サインドのROA(総資産経常利益率)は2.0%、ROE(自己資本利益率)は0.2%となっています。まだ十分に高いとは言えませんが、前期と比べると大幅に改善しており、今後の事業拡大に伴い、この数値も上昇していくことが期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローについては、営業活動によるキャッシュ・フローが1.7億円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが1.4億円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが0.7億円のマイナスとなっています。事業運営に必要な資金を確保しつつ、設備投資やM&Aなども積極的に行っている状況がうかがえます。
配当の支払額
株式会社サインドは、株主の皆様への利益還元を重視しており、年2回(中間・期末)の配当を実施しています。前期の年間配当金は1株当たり25円でしたが、今期はさらに増額し、1株当たり30円の配当を計画しているとのことです。
今後の展望
株式会社サインドは、理美容分野におけるデジタル化の加速と、店舗経営のIT化ニーズの高まりを追い風に、さらなる事業拡大を目指す方針です。収益性の高いサブスクリプション売上を中心に、既存サービスの拡販と新サービスの開発に注力することで、持続的な成長を実現していくとしています。
編集部のまとめ
株式会社サインドは、理美容業界のデジタル化を促進するクラウドサービスを提供し、売上高、利益ともに好調な業績を収めています。財務基盤も健全で、事業拡大に向けた投資余力もある状況です。今後も理美容店舗の経営支援を通じて、同社の成長が期待できるでしょう。
株式会社サインドの決算日や配当についてまとめました。
株式会社サインドの決算日は3月31日で、年2回(中間・期末)配当を実施しています。前期は1株当たり25円の配当でしたが、今期は30円に増額する予定です。着実な業績拡大に伴い、株主還元にも力を入れている同社の姿勢が窺えます。