株式会社ADEKAの第162期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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株式会社ADEKAの2023年度第3四半期の決算が発表されました!同社は樹脂添加剤や情報・電子化学品、食品など幅広い事業を展開する化学メーカーです。中国や欧州の景気減速などの影響を受けつつも、国内外での堅調な需要に支えられ、売上高は2,864億円、営業利益は240億円と前年同期を上回る好業績を達成しました。特に情報・電子化学品分野では、半導体向けや液晶ディスプレイ向けの製品が好調に推移し、収益に貢献しています。一方、食品事業では収益性改善と価格改定が進み、前年同期比で大幅な増益となりました。ADEKAは、持続可能な社会の実現に向けた取り組みも強化しており、今後の成長が期待されます。

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企業情報

企業名: 株式会社ADEKA
証券コード: 44010
決算期: 2023年4月1日~2024年3月31日

株式会社ADEKAの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ADEKAの決算日は3月31日で、年4回の四半期決算を行っています。今回の決算は2023年12月31日時点の第3四半期決算です。通期の決算は2024年3月31日に行われる予定です。

主な事業

株式会社ADEKAは、化学品事業、食品事業、ライフサイエンス事業の3つを主要な事業分野として展開しています。化学品事業では、樹脂添加剤や情報・電子化学品、機能化学品を製造・販売しています。食品事業では、油脂加工食品やプラントベースフード「デリプランツ」シリーズなどを手がけています。ライフサイエンス事業では、農薬や医薬品の開発・製造・販売を行っています。これらの事業を通して、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。

今期の業績と利益率は?

2023年度第3四半期の業績は、売上高2,864億円、営業利益240億円と前年同期を上回る好業績となりました。化学品事業では、半導体向け製品やディスプレイ関連材料が好調に推移し、食品事業では収益性改善と価格改定が寄与しました。一方、ライフサイエンス事業は農薬需要の低迷などから減益となりました。全体としては、営業利益率は8.4%と高水準を維持しています。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高と営業利益の推移を見ると、2022年度は売上高4,033億円、営業利益256億円と過去最高を更新しました。2023年度第3四半期では、売上高は前年同期比3.3%減の2,864億円となりましたが、営業利益は1.2%増の240億円と堅調に推移しています。化学品事業と食品事業が収益を牽引しており、経営基盤の強化が進んでいることがうかがえます。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は5,144億円と前期末比2.9%増加しています。これは主に、棚卸資産が増加したことによるものです。一方、負債合計は1,895億円と前期末比0.6%の増加にとどまり、純資産は3,248億円と前期末比4.2%の増加となっています。自己資本比率は53.2%と高水準を維持しており、財務基盤は安定しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が812億円、受取手形及び売掛金が987億円となっています。また、棚卸資産が1,251億円と前期末比5.7%増加しており、事業拡大に向けた準備が進んでいることがわかります。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が667億円と前期末比7.2%増加しています。一方で、有利子負債は415億円と前期末比12.6%減少しており、財務体質の改善が進んでいます。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が2,066億円と前期末比4.4%増加しています。また、自己資本比率は53.2%と高水準を維持しており、株主資本の充実が図られています。

ROAとROE

株式会社ADEKAのROA(総資産営業利益率)は4.7%、ROE(自己資本利益率)は6.8%となっています。前年同期に比べ、ROAは0.1ポイント上昇、ROEは0.3ポイント上昇しています。この背景には、営業利益の増加と株主資本の効率的な活用が寄与していると考えられます。両指標ともに高水準を維持しており、企業価値の向上につながっていると言えるでしょう。

キャッシュフロー

株式会社ADEKAのキャッシュフローは堅調に推移しています。営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期比で増加しており、事業活動から安定的なキャッシュを生み出すことができています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは設備投資等で減少しています。今後も、強固な財務基盤を維持しつつ、成長に向けた投資を積極的に行っていく方針です。

配当の支払額

株式会社ADEKAは、株主への利益還元を重視しており、2023年度の年間配当金は75円を予定しています。この内、中間配当として40円を2023年12月に実施済みです。配当性向は46.6%と、安定的な配当政策を維持しています。株主の皆様への還元と同時に、今後の事業展開や研究開発投資にも活用していく方針です。

今後の展望

株式会社ADEKAは中期経営計画「ADX 2023」の最終年度を迎えており、社会価値と経済価値の追求により企業価値の向上を目指しています。具体的には、半導体材料や自動車関連製品、プラントベースフード等の戦略製品の販売拡大、省エネルギー・再生可能エネルギー活用などによるサステナビリティの取り組み強化、グループシナジーの発揮などに注力していきます。今後も、持続可能な成長を遂げるための施策を着実に実行し、企業価値のさらなる向上を目指していくことでしょう。

編集部のまとめ

株式会社ADEKAは化学品、食品、ライフサイエンスなどの幅広い事業分野で強みを発揮し、安定的な業績を収めています。第3四半期決算では、売上高は2,864億円、営業利益は240億円と前年同期を上回りました。事業ポートフォリオの質的な改善や生産性の向上、新製品開発などにより収益力が高まっている様子がうかがえます。今後も、持続可能な社会の実現に貢献しながら、企業価値の向上に努めていくと期待されます。

株式会社ADEKAの決算日や配当についてまとめました。

株式会社ADEKAの決算日は3月31日で、年4回の四半期決算を行っています。今回の決算は2023年12月31日時点の第3四半期決算でした。また、年間配当金は75円を予定しており、安定的な株主還元を行っています。今後も、事業基盤の強化と持続可能な成長を目指し、株主の皆様への利益還元にも注力していくことが期待されます。

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