ユナイトアンドグロウ株式会社の決算報告書を読んで気づいたこと、成長と業績の推移をお伝えします。
この企業は中小企業のITシステム構築や運用、ユーザーサポートなどの課題解決をサポートしているコーポレートIT専門のサービス会社です。
企業情報
企業名: ユナイトアンドグロウ株式会社
証券コード: E35307
決算期: 12月期
ユナイトアンドグロウ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ユナイトアンドグロウ株式会社の決算は12月期で、毎年3月に決算報告書が発表されます。
主な事業
ユナイトアンドグロウ株式会社は、中堅・中小企業のコーポレートIT部門を対象とした人材サービス「シェアード社員サービス」を中心事業としています。
また、シェアード社員サービスを活用し、ローコード開発ツールを使った社内システムの内製開発支援も行っています。
IT人材不足に悩む中小企業にとって、ユナイトアンドグロウ株式会社の提供するサービスは重要なソリューションとなっています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高687,935千円、営業利益85,985千円、経常利益86,703千円、親会社株主に帰属する四半期純利益64,122千円と好調な結果となりました。
売上高は前年同期比で20.5%増加、営業利益も28.8%増加するなど、順調に成長しています。
売上・利益の推移
ユナイトアンドグロウ株式会社は、過去3年間着実に売上高と利益を伸ばし続けています。
売上高は2023年12月期2,667,897千円、2024年3月期687,935千円と増加傾向にあります。
また、経常利益も2023年12月期66,735千円、2024年3月期86,703千円と伸びており、好調な業績を維持できています。
四半期連結貸借対照表について
ユナイトアンドグロウ株式会社の2024年3月末の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は2,571,040千円、負債合計は747,410千円、純資産合計は1,823,629千円となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が2,269,681千円、固定資産が301,358千円となっています。
現金及び預金が2,234,507千円と多額保有しているため、財務状況は健全だと言えます。
負債の部
負債の部では、流動負債が715,926千円、固定負債が31,484千円となっています。
利息を払う有利子負債は少ないため、財務健全性が高い水準にあると評価できます。
純資産の部
純資産の部では、1,823,629千円となっています。
自己資本比率は70.9%と高水準を維持しており、財務体質が優良だと判断できます。
ROAとROE
ユナイトアンドグロウ株式会社のROA(総資産利益率)は6.4%、ROE(自己資本利益率)は13.3%となっています。
前年同期と比較してROAは上昇し、ROEも高水準を維持しているため、資産効率や資本効率が良好だと評価できます。
キャッシュフロー
ユナイトアンドグロウ株式会社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが黒字を確保しつつ、投資活動と財務活動のキャッシュアウトにより全体として減少傾向にあります。
内部留保の蓄積が進み、財務体質の強化につながっているものと考えられます。
配当の支払額
ユナイトアンドグロウ株式会社は、2024年3月期第1四半期において1株当たり22円の配当を実施しました。
前期の年間配当金1株当たり16円から増配となっており、株主還元を重視した経営姿勢が窺えます。
今後の展望
ユナイトアンドグロウ株式会社は、中小企業の急増するIT人材不足に対応するため、シェアード社員サービスやITシステム内製開発支援などの事業を伸ばしていく計画です。
今後も高い成長性と収益性を維持できると期待されており、中小企業のIT化を支えていく存在として期待されています。
編集部のまとめ
ユナイトアンドグロウ株式会社は、中小企業のITインフラ構築や運用をサポートするコーポレートIT専門のサービス企業として、順調な成長を遂げています。
売上高、営業利益、経常利益、純利益のいずれも前年同期比で増加しており、財務体質も健全で株主還元も行われています。
今後も、中小企業のIT化需要の高まりを取り込み、持続的な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。
ユナイトアンドグロウ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ユナイトアンドグロウ株式会社の決算は12月期で、毎年3月に決算報告書が発表されます。
また、2024年3月期第1四半期では1株当たり22円の配当を実施し、前期から増配となっています。
ユナイトアンドグロウ株式会社は、中小企業のIT化を支える存在として高い成長性を示しており、今後も注目していきたい企業です。