株式会社サニックスの最新の決算報告がとっても良い感じですね。同社は、「次世代へ快適な環境を」という企業理念のもと、住環境、エネルギー、資源循環の3つの領域で事業を展開しています。今期の業績は増収増益と好調で、「稼ぐ力」を発揮しながら、将来の成長に向けた積極的な投資も開始しているとのことです。財務面でも自己資本比率が22.5%と改善が見られ、経営基盤も強化されていると言えるでしょう。さらなる飛躍に期待が高まります。
企業情報
企業名: 株式会社サニックス
証券コード: E04964
決算期: 3月期
株式会社サニックスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社サニックスの決算日は3月31日です。決算期は4月1日~3月31日の1年間となっています。
主な事業
株式会社サニックスは、「次世代へ快適な環境を」という企業理念のもと、「住環境領域」「エネルギー領域」「資源循環領域」の3つの事業領域で事業を展開しています。具体的には、住宅の補修工事、太陽光発電システムの販売・施工、産業廃棄物の処理・発電事業などを手がけています。各事業領域で確固たる地位を築き、社会課題の解決に取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
株式会社サニックスの当第3四半期連結累計期間の業績は増収増益となりました。売上高は34,275百万円と前年同期比0.2%減少したものの、営業利益は2,419百万円と117.6%増加、経常利益は2,242百万円と139.6%増加、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,806百万円と178.2%も増加しています。利益率の面でも営業利益率は7.0%、経常利益率は6.5%、純利益率は5.3%と、大幅な改善が見られます。
売上・利益の推移
株式会社サニックスの過去3期の売上高と利益の推移を見ると、売上高は34,345百万円、34,275百万円、46,277百万円と概ね横ばいに推移しています。一方で、営業利益は1,111百万円、2,419百万円、3,372百万円と大幅に増加しており、利益率の改善が進んでいることが分かります。今後も安定した収益基盤の構築を目指していきます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社サニックスの最新の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は35,167百万円と前期末比1,581百万円増加しています。負債合計は27,238百万円と279百万円減少した一方で、純資産は7,929百万円と1,861百万円増加しており、自己資本比率は22.5%まで改善されています。財務体質の強化が進んでいると評価できるでしょう。
資産の部
資産の部では、流動資産が14,612百万円と前期末比928百万円増加しています。固定資産も20,555百万円と652百万円増加しており、全体として着実に資産が積み上がっています。特に建設仮勘定の増加が目立ち、今後の事業拡大につながる投資が進められているようです。
負債の部
負債の部では、流動負債が16,767百万円と384百万円増加した一方で、固定負債は10,471百万円と664百万円減少しています。長期借入金の返済が進んでおり、財務体質の改善が進んでいると言えるでしょう。
純資産の部
純資産の部では、7,929百万円と前期末比1,861百万円の大幅な増加となっています。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益1,806百万円を計上したことによるものです。自己資本比率も22.5%まで高まっており、株主資本の充実が図られています。
ROAとROE
株式会社サニックスのROA(総資産事業利益率)は前年同期の2.9%から5.4%に上昇し、ROE(自己資本利益率)も前年同期の8.9%から16.4%に大幅に改善しています。これは、増収増益により収益性が向上したことに加え、財務体質の改善によって自己資本比率が上がったことで、資産効率や自己資本の生産性が高まったためです。今後も持続的な収益基盤の構築と財務基盤の強化に取り組んでいきます。
キャッシュフロー
株式会社サニックスの四半期連結キャッシュ・フロー計算書を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが1,335百万円のプラスとなっており、堅調な収益力を背景に、着実に資金が積み上がっているようです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは652百万円のマイナスとなっており、成長に向けた設備投資などに資金が充てられています。財務活動においても、借入金の返済などによりキャッシュ・フローはマイナスとなっているものの、全体としては着実な資金繰りが行われていると評価できます。
配当の支払額
株式会社サニックスは、株主還元の一環として配当を行っています。最近3期の1株当たり配当金は、2023年3月期が10円、2022年3月期が10円、2021年3月期が10円と、安定して推移しています。今期も同水準の配当を継続する方針のようで、株主の皆様への還元に努めています。
今後の展望
株式会社サニックスは、「稼ぐ力」を強化しながら、新たな成長投資にも着手する方針です。既存事業の着実な成長と並行して、再生可能エネルギーの普及拡大や地域循環型社会の実現など、社会課題解決につながる新規事業の開発にも注力していきます。これらの取り組みを通じて、持続可能な成長を実現し、企業価値の向上を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社サニックスの決算報告を見ると、同社が「次世代へ快適な環境を」という企業理念のもと、着実な事業推進と経営基盤の強化に取り組んでいることが分かります。特に、増収増益による収益力の向上と財務体質の改善が進んでおり、今後の成長に向けた基盤が整いつつあると評価できます。また、成長投資にも積極的に取り組む姿勢は高く評価できるでしょう。今後の株式会社サニックスの更なる飛躍に期待が高まります。
株式会社サニックスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社サニックスの決算日は3月31日で、決算期は4月1日~3月31日の1年間となっています。また、同社は株主還元の一環として、安定的な配当を実施しており、最近3期は1株当たり10円を継続しています。今後も株主の皆様への還元に努めていくことが期待されます。