株式会社CAC Holdingsの決算報告をお届けします。同社は国内外のIT事業を展開する持株会社で、国内外のITソリューション提供や製造業向けの生産管理システムの開発・販売などを行っています。
企業情報
企業名: 株式会社ＣＡＣ Ｈｏｌｄｉｎｇｓ
証券コード: 47250
決算期: 12月期
株式会社ＣＡＣ Ｈｏｌｄｉｎｇｓの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社ＣＡＣ Ｈｏｌｄｉｎｇｓの決算期は12月期です。決算報告は5月14日に行われています。
主な事業
株式会社ＣＡＣ Ｈｏｌｄｉｎｇｓは、主に国内外のIT事業を展開しています。国内事業では、ソリューション提供やシステム開発を行う一方で、製造業向けの生産管理システムの企画・開発・販売を手がけています。海外事業では、アメリカ、中国、インドネシアなどでシステムエンジニアリングサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は？
当第1四半期の業績は、売上高が128億55百万円と前年同期比3.3%増、営業利益が9億38百万円と同2.0%増となりました。経常利益は8億74百万円と同23.4%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億9百万円と同9.9%増と好調な業績を示しています。
売上・利益の推移
売上高は、前年同期比で3.3%増加しております。これは、主力の国内IT事業の売上が堅調に推移したことに加え、海外IT事業の売上が増加したことなどによります。一方で、営業利益は成長基盤醸成のための投資などにより2.0%増にとどまりましたが、経常利益は為替影響等から23.4%増と大幅に増加しています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ＣＡＣ Ｈｏｌｄｉｎｇｓの四半期連結貸借対照表を見ていきます。
資産の部
資産合計は前連結会計年度末比31億15百万円増加の516億48百万円となりました。これは主に、現金及び預金が8億94百万円増加、のれんが16億8百万円増加、投資有価証券が16億16百万円増加した一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が8億73百万円減少したことによるものです。
負債の部
負債合計は前連結会計年度末比20億82百万円増加の182億67百万円となりました。主な変動要因は、短期借入金が12億20百万円増加、長期借入金が13億増加、繰延税金負債が5億89百万円増加した一方で、支払手形及び買掛金が7億72百万円減少、未払法人税等が1億4百万円減少したことなどです。
純資産の部
純資産合計は前連結会計年度末比10億33百万円増加の333億80百万円となりました。主な変動要因は、その他有価証券評価差額金が12億14百万円増加した一方で、利益剰余金が1億86百万円減少したことなどです。
ROAとROE
株式会社ＣＡＣ ＨｏｌｄｉｎｇｓのROAは前連結会計年度末の5.1%から当第1四半期では4.0%と低下しましたが、ROEは同7.6%から6.1%と改善しています。これは、資産効率が低下した一方で、財務レバレッジが高まったことが要因と考えられます。
キャッシュフロー
キャッシュフローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローが2億1百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが13億54百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが12億50百万円のプラスとなりました。設備投資やM&Aに伴う支出が増加し、財務活動によるキャッシュインフローを上回ったことから現金及び現金同等物は4億94百万円減少しています。
配当の支払額
株式会社ＣＡＣ Ｈｏｌｄｉｎｇｓは、株主への利益還元の一環として年間配当を行っています。当期の年間配当金は1株当たり40円で、前期から10円増配となっています。この結果、当期の配当性向は27.6%となりました。
今後の展望
株式会社ＣＡＣ Ｈｏｌｄｉｎｇｓは、「テクノロジーとアイデアで、社会にポジティブなインパクトを与え続ける企業グループ」を目指しており、2022年度から始まった中期経営計画に沿って、国内外のITサービスの安定収益化と新規ビジネスの創出に取り組んでいます。デジタルプロダクトやサービスの開発を加速し、持続的な成長を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社ＣＡＣ Ｈｏｌｄｉｎｇｓは、国内外のITサービスを展開する企業で、当第1四半期は売上、経常利益ともに前年同期を上回る好調な業績を収めました。今後は新しいデジタルプロダクトやサービスの開発に注力し、更なる成長を目指していくと期待できそうです。配当も増配しており、株主還元にも注力しています。引き続き同社の動向に注目していきたいと思います。
株式会社ＣＡＣ Ｈｏｌｄｉｎｇｓの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ＣＡＣ Ｈｏｌｄｉｎｇｓの決算期は12月期で、決算報告は5月14日に行われています。同社は株主への利益還元の一環として、年間配当を行っており、当期の年間配当金は1株当たり40円と前期から10円増配になっています。配当性向は27.6%となっています。
