新日本製薬株式会社の決算報告をお読みいただきありがとうございます。新日本製薬は、美と健康をテーマにした化粧品やサプリメントなどを展開している企業です。今回の決算では、主力商品「PERFECT ONE」の売上が好調だったことで、売上高9,941百万円、営業利益1,167百万円と順調に推移しました。通信販売や海外展開など、新たな事業への投資も行っており、今後の成長が期待できる企業です。
企業情報
企業名: 新日本製薬株式会社
証券コード: 34965
決算期: 9月
新日本製薬株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
新日本製薬株式会社は9月30日を決算期末としており、決算発表は12月に行われています。
主な事業
新日本製薬の主な事業は、美と健康に関連した化粧品やサプリメントの製造・販売です。主力商品の「PERFECT ONE」をはじめ、通信販売や卸販売、海外展開など、多角的な事業展開を行っています。近年はデジタルマーケティングにも注力しており、EC売上比率も上昇傾向にあります。
今期の業績と利益率は?
今期の新日本製薬は、売上高9,941百万円、営業利益1,167百万円と前年同期に比べて増収増益となりました。主力商品の「PERFECT ONE」が好調だったことや、「Wの健康青汁」などのヘルスケア商品の売上拡大などが寄与しています。営業利益率は11.7%と高水準を維持しており、安定した収益基盤を築いています。
売上・利益の推移
新日本製薬の売上高は過去3年間で37,653百万円まで成長しています。一方で、経常利益は3,721百万円と堅調に推移しており、利益率も高い水準を維持しています。化粧品や健康関連商品の需要が底堅いことが、同社の業績拡大につながっていると言えるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
新日本製薬の総資産は24,827百万円となっています。主な内訳は、現金及び預金が13,000百万円、売掛金が3,300百万円となっています。一方、負債は5,082百万円で、主な内訳は買掛金が836百万円、未払金が2,246百万円となっています。
資産の部
新日本製薬の資産は、主に現金及び預金、売掛金、商品で構成されています。現金及び預金が13,000百万円と多額を保有しており、財務体質が強固であることがわかります。また、売掛金が3,300百万円と増加していることから、販売が順調に推移していることが伺えます。
負債の部
新日本製薬の負債は、5,082百万円と低水準に抑えられています。主な内訳は買掛金が836百万円、未払金が2,246百万円となっています。負債水準が低いことから、財務の健全性が高いと言えるでしょう。
純資産の部
新日本製薬の純資産は19,745百万円と、総資産に占める割合も高く、自己資本比率は79.1%と非常に優良な水準となっています。このように、財務基盤が強固であることが確認できます。
ROAとROE
新日本製薬のROAは前年同期の3.6%から4.7%に上昇しています。また、ROEも前年同期の12.6%から15.8%へと上昇しています。これは、売上高の増加や収益性の向上によって収益力が高まった結果と考えられます。財務体質も安定しているため、今後の更なる成長が期待できる企業といえるでしょう。
キャッシュフロー
新日本製薬の営業活動によるキャッシュ・フローは、852百万円のプラスとなっています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは△150百万円、財務活動によるキャッシュ・フローは△682百万円となっています。このように、営業活動で獲得したキャッシュを積極的に投資や配当に活用していることがわかります。
配当の支払額
新日本製薬は、1株当たり33円の配当を行っています。この水準は前年同期と同額となっています。安定配当を維持しつつ、内部留保の確保にも注力していることが伺えます。株主還元にも力を入れている企業といえるでしょう。
今後の展望
新日本製薬は、「美と健康の”新しい”で、笑顔あふれる毎日をつくる。」というパーパスの実現に向けて、主力商品の強化やデジタル活用、海外市場への展開などに取り組んでいます。これらの施策が奏功し、更なる成長が期待できる企業だと言えるでしょう。今後も持続的な収益力の向上と株主還元の強化が望まれます。
編集部のまとめ
新日本製薬は、化粧品やサプリメントなどの美と健康を追求する企業です。今回の決算では、主力商品「PERFECT ONE」の好調や新商品の投入などによって、売上高、営業利益ともに増加しています。財務体質も健全で、ROAやROEも向上するなど、収益性も高まっています。今後は、デジタル活用や海外市場への展開など、更なる成長が期待できる企業だと言えるでしょう。
新日本製薬株式会社の決算日や配当についてまとめました。
新日本製薬の決算日は9月30日で、12月に決算発表を行っています。また、同社は1株当たり33円の配当を実施しており、安定的な株主還元を行っています。今後も持続的な成長と株主還元の強化に期待が高まる企業と言えるでしょう。