株式会社MORELESDOの最新の決算報告がまとめられました。売上高は前年同期比5.6%増と堅調に推移しており、営業利益も105.5%増加するなど、業績は順調に推移しているようです。日本を中心に、中国や東南/南アジア、北米での販売の伸びが影響しているようです。財務状況も健全で、純資産比率55.1%と安定した水準を維持しています。今後の展望としても、グローバル展開を加速することで、さらなる業績拡大が期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社MORESCO
証券コード: 50180
決算期: 2023年2月期
株式会社MORELESDOの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社MORELESDOは、3月1日~2月28日の会計年度を採用しています。四半期決算では、2023年11月30日が第3四半期の決算日になります。
主な事業
株式会社MORELESDOは、特殊潤滑油、ホットメルト接着剤、素材、合成潤滑油などの製造・販売を主な事業としています。自動車、電子部品、建材、包装資材など、幅広い分野の顧客に製品を提供しています。グローバルに事業を展開しており、日本国内のほか中国、東南/南アジア、北米などの海外拠点を持っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高23,731百万円(前年同期比5.6%増)、営業利益1,050百万円(同105.5%増)と好調に推移しました。経常利益は1,699百万円(同48.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,335百万円(同85.8%増)と大幅な増益となりました。
売上・利益の推移
直近3年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高は30,333百万円(2022年2月期)、23,731百万円(2023年11月期第3四半期)と増減を繰り返しています。一方で、経常利益は1,046百万円(2022年2月期)、1,699百万円(2023年11月期第3四半期)と着実に伸びてきており、収益性の改善が見られます。
四半期連結貸借対照表について
2023年11月30日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は36,559百万円と前期末から4,542百万円増加しています。これは主に、現金及び預金、棚卸資産、有形固定資産が増加したことによるものです。
資産の部
総資産の増加は、流動資産の現金及び預金が1,696百万円、棚卸資産が199百万円増加したことが主な要因です。固定資産では、有形固定資産が930百万円増加したことが特徴的です。
負債の部
負債は13,371百万円と前期末から2,593百万円増加しました。これは長期借入金が2,523百万円、短期借入金が424百万円増加したことが主な要因です。一方で、仕入債務は563百万円減少しています。
純資産の部
純資産は23,188百万円と前期末から1,949百万円増加しました。利益剰余金が966百万円、為替換算調整勘定が634百万円増加したことが主な要因です。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は前期の3.3%から当期3Q累計で4.6%と改善しています。これは経常利益の増加による収益性の向上によるものです。一方、ROE(自己資本利益率)は前期の5.8%から当期3Q累計で11.1%と大幅に上昇しており、自己資本の効率的な運用が進んでいることがわかります。
キャッシュフロー
当期3Q累計のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは1,370百万円の収入となりました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは1,166百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは1,426百万円の収入となっています。全体としては現金及び預金が1,696百万円増加し、手元流動性が確保されていると言えます。
配当の支払額
株式会社MORELESDOは、年2回の配当を実施しています。当期3Q累計では、中間配当が1株当たり20円、期末配当も1株当たり20円の合計40円の配当を予定しています。株主還元の面でも、一定の水準を維持しているといえます。
今後の展望
株式会社MORELESDOは、中国や東南アジアなどの海外市場での拡販に注力していく方針です。また、製品ポートフォリオの最適化や生産体制の効率化にも取り組み、さらなる収益力の向上を目指しています。今後も、グローバルな事業展開と収益性の改善が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社MORELESDOは、特殊潤滑油やホットメルト接着剤などの製造・販売で着実な業績を上げています。売上高、営業利益、経常利益、純利益のいずれも増加しており、収益性の向上が進んでいます。財務状況も健全で、株主還元も安定的に行っています。今後は海外市場での拡販や生産効率化に取り組み、さらなる成長が期待されます。
株式会社MORELESDOの決算日や配当についてまとめました。
株式会社MORELESDOの決算日は3月1日から翌年2月28日までの会計年度を採用しています。四半期決算は2023年11月30日が第3四半期の決算日となります。配当は年2回実施しており、中間配当が1株当たり20円、期末配当も20円の合計40円を予定しています。株主還元も着実に行われています。