テスホールディングス株式会社の第15期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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今期も好調な決算結果を発表したテスホールディングス株式会社。再生可能エネルギーを中心としたエネルギー事業と省エネ提案のエンジニアリング事業が幅広く展開されており、安定的な成長を続けています。特に注目なのは、大型のバイオマス発電所の建設が順調に進捗していることです。今後は、エネルギーの脱炭素化や省エネニーズの高まりにより、さらなる業績拡大が期待されます。

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企業情報

企業名: テスホールディングス株式会社
証券コード: 50740
決算期: 2023年6月

テスホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

テスホールディングス株式会社の決算期は6月となっています。決算日は6月30日で、第3四半期決算は3月31日までとなります。

主な事業

テスホールディングス株式会社は、「Total Energy Saving & Solution」を経営理念に、再生可能エネルギーの主力電源化、省エネルギーの徹底、エネルギーのスマート化の3つの事業領域に注力しています。具体的には、太陽光発電やバイオマス発電などの再生可能エネルギー発電所の運営、省エネ設備のエンジニアリング、電力の小売など、エネルギー分野において幅広い事業を展開しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が22,858百万円、営業利益が2,073百万円、経常利益が3,771百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が2,398百万円と、前年同期と比べ増収増益となりました。特に、デリバティブ評価益の計上により経常利益が大幅に増加しています。

売上・利益の推移

テスホールディングス株式会社は、エンジニアリング事業とエネルギーサプライ事業を展開しており、両セグメントで安定した売上と利益を計上し続けています。当第3四半期連結累計期間は、エンジニアリング事業の受注が好調に推移したことで、売上高は前年同期比4.9%増の22,858百万円となりました。一方、営業利益は前年同期比51.3%減の2,073百万円と減少しましたが、これはデリバティブ評価益の計上により経常利益が3.4%増の3,771百万円となったことで補われています。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、総資産が117,758百万円と前連結会計年度末に比べ23,669百万円増加しています。主な要因は現金及び預金の増加や、大型バイオマス発電所の建設に伴う有形固定資産の増加です。一方、負債は合計74,639百万円と16,890百万円増加しており、この増加の大半は借入金の増加によるものです。純資産は43,118百万円と14,778百万円増加しており、自己資本比率は36.39%となっています。

資産の部

当第3四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末に比べ23,669百万円増加し、117,758百万円となっています。流動資産は41,322百万円と13,940百万円増加し、固定資産は76,436百万円と9,728百万円増加しています。主な増加要因は、現金及び預金の増加や大型バイオマス発電所の建設に伴う有形固定資産の増加です。

負債の部

当第3四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べ16,890百万円増加し、74,639百万円となっています。流動負債は23,010百万円と4,008百万円増加し、固定負債は51,628百万円と4,882百万円増加しています。主な要因は短期借入金と長期借入金の増加によるものです。

純資産の部

当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ14,778百万円増加し、43,118百万円となっています。これは主に、一部コミットメント型ライツ・オファリングによる資本金と資本剰余金の増加によるものです。自己資本比率は36.39%と、健全な財務体質を維持しています。

ROAとROE

テスホールディングス株式会社のROAは直近の第3四半期で2.04%、ROEは5.58%となっています。ROAは前年同期と比べ0.50ポイント低下していますが、これは大型設備投資の影響で資産が増加したためです。一方でROEは0.95ポイント上昇しており、株主資本の効率的な活用が進んでいる状況です。今後はバイオマス発電所の稼働開始により収益力が高まり、ROA、ROEともに改善していくことが期待されます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが3,396百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが11,819百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが18,267百万円のプラスとなりました。主に大型バイオマス発電所の建設に伴う設備投資が進んだ一方で、コミットメント型ライツ・オファリングによる資金調達を行ったことが増加の要因です。今後の事業展開を支える十分なキャッシュ・ポジションを確保できていると評価できます。

配当の支払額

テスホールディングス株式会社は、株主還元の一環として、安定的な配当を実施しています。当期の中間配当は1株当たり26円の配当を実施しました。また、期末配当については、1株当たり26円を予定しており、年間では1株当たり52円の配当を行う予定です。今後も、安定的な配当を維持していくことが期待されます。

今後の展望

テスホールディングス株式会社は、再生可能エネルギーの主力電源化や省エネルギーの徹底に取り組むことで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。特に注目されるのが、佐賀伊万里バイオマス発電所の建設が順調に進捗していることです。同発電所は、発電容量約46MWと大規模なものであり、完成すれば同社の収益拡大に大きく寄与することが期待されます。また、省エネソリューションの提案力を生かし、企業の脱炭素化ニーズにも積極的に応えていく方針です。

編集部のまとめ

テスホールディングス株式会社は、再生可能エネルギーと省エネルギーの2つの事業軸で安定した成長を遂げています。特に注目されるのは、46MWのバイオマス発電所建設の進捗です。完成すれば同社の収益力を大きく押し上げる可能性があり、今後の業績拡大に期待が高まります。また、コミットメント型ライツ・オファリングによる資金調達を行い、財務基盤の強化にも成功しています。今後も、省エネやCO2削減ニーズの高まりに応えながら、持続的な成長が期待できる企業と言えるでしょう。

テスホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

テスホールディングス株式会社の決算期は6月で、第3四半期決算は3月31日までとなっています。また同社は、1株当たり26円の中間配当を実施し、期末配当も同額を予定しており、年間では1株当たり52円の配当を行う予定です。今後も安定的な配当を維持していくことが期待されます。

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