株式会社栗本鐵工所の2023年度第3四半期決算が発表されました。売上高は95,268百万円と前年同期比で3,787百万円の増収となり、営業利益は6,900百万円と前年同期比で1,397百万円の増益となりました。これは、主要事業セグメントである「ライフライン事業」や「産業建設資材事業」が好調だったためです。
企業情報
企業名: 株式会社栗本鐵工所
証券コード: 56020
決算期: 3月期
株式会社栗本鐵工所の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社栗本鐵工所の決算日は3月31日です。決算短信の提出期限から考えると、業績発表は通常5月上旬に行われます。
主な事業
株式会社栗本鐵工所は、ダクタイル鉄管やバルブを中心としたライフライン事業、産業機械やプラントなどの機械システム事業、建築資材や合成樹脂製品などの産業建設資材事業を手がけている総合メーカーです。国内外の水道や電力、産業分野を中心に幅広い事業展開を行っています。
今期の業績と利益率は?
株式会社栗本鐵工所の当第3四半期の業績は売上高95,268百万円、営業利益6,900百万円と、前年同期比で増収増益となりました。特に「ライフライン事業」と「産業建設資材事業」が好調で、利益面でも改善が進んでいます。
売上・利益の推移
株式会社栗本鐵工所の売上高は過去3年で91,481百万円から95,268百万円と着実に増加しています。一方で、営業利益は5,503百万円から6,900百万円と大幅に改善しており、収益性の向上が進んでいます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社栗本鐵工所の四半期連結貸借対照表を見ると、資産は151,932百万円となっています。特に、受取手形・売掛金や棚卸資産が増加しており、売上拡大を反映しています。負債は73,311百万円で、短期借入金などが減少しました。
資産の部
株式会社栗本鐵工所の資産は、前期末比6,768百万円増加しました。これは、受取手形・売掛金や棚卸資産の増加などによるものです。総資産は151,932百万円となりました。
負債の部
株式会社栗本鐵工所の負債は、前期末比1,111百万円増加しました。仕入債務が増加しましたが、借入金などが減少しました。負債総額は73,311百万円となっています。
純資産の部
株式会社栗本鐵工所の純資産は、前期末比5,657百万円増加しました。これは主に、利益剰余金の積み増しと、その他有価証券評価差額金の増加によるものです。純資産総額は78,620百万円となっています。
ROAとROE
株式会社栗本鐵工所のROA(総資産経常利益率)は4.6%となっています。これは前年同期比で1.0ポイント上昇しており、資産効率の改善が進んでいます。一方で、ROE(自己資本当期純利益率)は6.4%と前年同期比で1.5ポイント上昇しています。この背景には、収益性の向上に加え、自己資本の伸びも寄与しています。
キャッシュフロー
株式会社栗本鐵工所のキャッシュフローは、運転資金の増加により、営業キャッシュフローがマイナスとなっています。一方で、投資活動ではプラスを確保しており、全体としては財務キャッシュフローがマイナスになっています。これらの結果、現金及び預金残高は前期末より613百万円増加しています。
配当の支払額
株式会社栗本鐵工所は、年2回の配当を実施しています。当第3四半期累計期間では、中間配当として1株50円を支払いました。期末配当を含めると、年間配当は1株100円を予定しています。
今後の展望
株式会社栗本鐵工所は、2023年度通期の業績予想を上方修正しています。売上高は124,000百万円、営業利益は7,500百万円と、前回予想を上回る見通しです。主力の「ライフライン事業」と「産業建設資材事業」が好調に推移しているためで、引き続き業績拡大が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社栗本鐵工所の2023年度第3四半期決算は、主要事業の好調により増収増益となりました。特に「ライフライン事業」と「産業建設資材事業」が好調で、収益性の改善も進んでいます。
また、通期業績予想の上方修正も注目ポイントです。今後も持続的な成長が期待されます。
株式会社栗本鐵工所の決算日や配当についてまとめました。
株式会社栗本鐵工所の決算日は3月31日で、通常5月上旬に業績発表を行います。配当は年2回で、当第3四半期では1株50円の中間配当を実施しました。期末配当を含めると年間配当は1株100円を予定しています。