株式会社グローバルキッズCOMPANYの最新の決算情報をお届けします。当社はこどもの国の保育園・学童の運営を手掛ける子育て支援事業の大手企業です。今期の業績は売上高が前年同期比11.5%増と好調でした。当第2四半期の業績をご紹介します。
企業情報
企業名: 株式会社グローバルキッズCOMPANY
証券コード: 61890
決算期: 9月
株式会社グローバルキッズCOMPANYの決算日・決算時期(スケジュール)は?
当社の決算期は9月30日です。第2四半期決算は2024年3月31日に締切られ、四半期報告書の提出は2024年5月10日に行われました。
主な事業
当社の主力事業は、東京・神奈川・千葉・埼玉エリアを中心とした 認可保育所やこども園などの子育て支援施設の運営です。2022年9月期時点で183施設を展開する大手企業です。また、習い事事業「GlobalKids Plus+」の展開や、シンガポールの提携幼稚園とのコラボ保育施設の運営など、事業の 多角化も進めています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期の業績は、売上高13,809百万円(前年同期比11.5%増)と大幅に増収となりました。また、EBITDA750百万円(同41.7%増)、営業利益339百万円(同118.7%増)、経常利益330百万円(同122.9%増)と、利益面でも大幅な改善が図られました。売上原価率は前年同期比1.3ポイント低下し、収支が大きく改善しています。
売上・利益の推移
当社の直近2期の売上高は2023年9月期に25,136百万円、当第2四半期では13,809百万円と増加傾向にあります。利益面では、2023年9月期の親会社株主に帰属する当期純損失が55百万円だったものの、当第2四半期では親会社株主に帰属する四半期純利益190百万円と黒字転換を果たしました。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期末の総資産は20,156百万円と前期末から3,481百万円増加しました。一方、総負債は12,134百万円と3,563百万円増加し、純資産は8,021百万円と82百万円減少しました。
資産の部
流動資産は前期末から3,731百万円増加し、8,484百万円となりました。現金及び預金が3,685百万円増加したことが主な要因です。一方、固定資産は250百万円減少し11,671百万円となりました。
負債の部
流動負債は前期末から4,072百万円増加し7,724百万円となりました。これは主に短期借入金が4,050百万円増加したことによるものです。固定負債は509百万円減少し4,409百万円となりました。
純資産の部
純資産は前期末から82百万円減少し8,021百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益が190百万円増加した一方で、第8期期末配当金282百万円を計上したことが主な要因です。
ROAとROE
当第2四半期のROAは2.0%、ROEは4.7%と前期末から改善しています。これは主に利益水準が向上したことによるものです。特に親会社株主に帰属する四半期純利益の増加が、ROE改善に大きく寄与しています。
キャッシュフロー
当第2四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが695百万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローが128百万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローが3,119百万円の増加となりました。この結果、現金及び現金同等物の残高は5,044百万円となっています。
配当の支払額
当社は株主還元の一環として、第8期(2023年9月期)の期末配当金として1株当たり30円の配当を実施しました。これにより、前期と比べて5円増配となりました。今後も持続的な利益成長とともに、株主還元の拡充に取り組んでいきます。
今後の展望
当社は「中期経営計画2024」に基づき、認可保育所を中心とした施設の規模拡大や、ICTを活用した子育てプラットフォームの開発など機能拡充、組織体制の強化など、中長期的な企業価値向上に取り組んでいます。今後も保育需要の拡大を捉え、収益力の強化と事業基盤の強化を図っていく方針です。
編集部のまとめ
株式会社グローバルキッズCOMPANYの2023年9月期第2四半期決算では、売上高、利益ともに大幅な増加を達成しました。特に営業利益が前年同期比で2倍近く増加するなど、収益力の改善が顕著です。今後も保育事業の拡大と新規事業の展開で、さらなる成長を目指していく方針です。当社の今後の動向にも注目が集まりそうです。
株式会社グローバルキッズCOMPANYの決算日や配当についてまとめました。
当社の決算日は9月30日で、四半期決算は3月31日と9月30日に行われています。直近の2023年9月期の期末配当は1株当たり30円で、前期比5円の増配となりました。今後も安定的な配当を継続していく方針です。