東洋機械金属株式会社の第150期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

東洋機械金属株式会社の決算報告をご覧いただき、ありがとうございます。東洋機械金属は、射出成形機やダイカストマシンなどの生産設備機械で知られる企業です。今回の決算では、国内外の市場環境の厳しさから業績が低調だったものの、中長期的な成長には期待がかかっています。決算の内容をわかりやすくお伝えしていきますので、ぜひご覧ください。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: 東洋機械金属株式会社
証券コード: 62100
決算期: 第150期第3四半期(自2023年4月1日 至2023年12月31日)

東洋機械金属株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

東洋機械金属の決算期は3月31日で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日、3月31日の年4回行われています。今回の決算は、第3四半期の決算報告となります。

主な事業

東洋機械金属は、射出成形機とダイカストマシンの製造・販売を主な事業としています。射出成形機は、樹脂やゴムなどを金型に注入し成形する機械で、プラスチック製品や医療機器部品などの生産に用いられます。一方、ダイカストマシンは、溶融金属を金型に射出して製品を成形する機械で、自動車部品や精密機器部品などの生産に使用されています。

今期の業績と利益率は?

今期の売上高は21,519百万円と、前年同期比17.4%の減少となりました。これは、国内外の投資意欲の低下や資材価格高騰の影響を受けたことが要因です。一方、営業損失は276百万円となり、前年同期の営業利益913百万円から大幅に悪化しました。利益率も低下しており、厳しい状況が続いています。

売上・利益の推移

東洋機械金属の売上高は、2023年3月期には35,298百万円と過去最高を記録しましたが、2024年3月期第3四半期では21,519百万円と大幅な減少となりました。また、経常利益も2023年3月期の1,538百万円から、今期第3四半期には233百万円の経常損失となるなど、業績は大きく落ち込んでいます。

四半期連結貸借対照表について

東洋機械金属の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は前期末比2,033百万円減少の29,868百万円、純資産は759百万円減少の19,226百万円となっています。資産の減少は主に売上債権の減少によるものですが、負債の減少もあり、自己資本比率は62.9%と健全な財務状況を維持しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が1,011百万円減少の5,490百万円、受取手形及び売掛金が1,782百万円減少の5,371百万円となっています。一方で、棚卸資産は709百万円増加の8,101百万円と残高が増加しています。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が815百万円減少の4,387百万円と大幅に減少しています。また、退職給付に係る負債も110百万円減少の1,992百万円となりました。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が1,263百万円減少の12,644百万円となりました。一方で、為替換算調整勘定は417百万円増加の1,092百万円となっています。

ROAとROE

東洋機械金属のROA(総資産利益率)は、2023年3月期が4.8%だったのに対し、今期第3四半期では-3.1%と大幅に低下しています。また、ROE(自己資本利益率)も、前期の3.2%から、今期は-3.1%と大きく悪化しています。この背景には、売上の減少と利益悪化があり、収益性が大幅に低下していることがわかります。今後の業績改善が待たれます。

キャッシュフロー

東洋機械金属の営業キャッシュフローは、前年同期の1,218百万円の増加から、今期は577百万円の減少となりました。これは、売上減少に伴う売上債権の減少などがあったものの、棚卸資産の増加などがあったためです。一方、投資キャッシュフローは510百万円の減少と前年同期より支出が増えています。これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は1,011百万円減少の5,490百万円となりました。

配当の支払額

東洋機械金属は、年2回の配当を行っています。今期第3四半期までの配当金は、第1四半期が1株当たり15円、第2四半期が17.5円の合計32.5円となっています。前期と同水準の配当を維持しているものの、今後の業績動向によっては配当政策の見直しも検討される可能性があります。

今後の展望

東洋機械金属は、射出成形機やダイカストマシンの需要低迷で業績が苦しい状況にあります。しかし、中長期的には、脱炭素化やデジタル化の流れなどを背景に、同社製品への需要は高まると期待されています。また、中国をはじめとする海外市場の回復や、国内の設備投資の活性化にも期待が寄せられています。今後の事業構造改革と成長戦略の実行に注目が集まっています。

編集部のまとめ

今回の東洋機械金属の決算では、市場環境の悪化により業績が大きく落ち込んでいることがわかりました。しかし、中長期的な成長に向けて、同社は設備投資や事業構造改革に取り組んでいくことが期待されます。今後の業績改善と株主還元の動向に注目していきたいと思います。

東洋機械金属株式会社の決算日や配当についてまとめました。

東洋機械金属の決算日は3月31日で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日、3月31日の年4回行われています。配当は年2回、6月と12月に実施しており、今期第3四半期までの配当金は1株当たり32.5円となっています。今後の業績次第で、配当政策の見直しも検討される可能性がありますので、注目していきたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました