株式会社エヌ・ピー・シーは、太陽電池製造装置や環境関連装置の開発・製造・販売を行う上場企業です。第32期第3四半期の決算を発表しました。売上高は前年同期比4,956百万円と減収でしたが、営業利益は966百万円と大幅な増益となり、収益性の向上がうかがえます。
企業情報
企業名: 株式会社エヌ・ピー・シー
証券コード: 62550
決算期: 8月31日
株式会社エヌ・ピー・シーの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社エヌ・ピー・シーの決算期は8月31日です。第3四半期の決算発表は2024年7月12日に行われました。
主な事業
株式会社エヌ・ピー・シーは、太陽電池製造装置や環境関連装置の開発・製造・販売を行う企業です。太陽電池メーカーの需要増加や、太陽光発電の普及に伴う環境関連装置の需要増加が業績の追い風になっています。
今期の業績と利益率は？
当第3四半期の業績は、売上高が4,956百万円と前年同期比で減収でしたが、営業利益は966百万円と大幅な増益となりました。営業利益率は19.5%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
売上高は第31期から第32期第3四半期にかけて4,956百万円まで減少していますが、営業利益は966百万円と大きく増加しており、収益性の向上が見られます。経常利益と親会社株主に帰属する四半期純利益も同様に大幅に増加しています。
四半期連結貸借対照表について
当社の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は前連結会計年度末に比べ2,785百万円増加し、16,396百万円となっています。一方、負債も2,153百万円増加し、7,690百万円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,424百万円増加し、仕掛品が1,816百万円増加するなど、全体として大きく増加しています。
負債の部
負債の部では、前受金が2,177百万円増加しているほか、買掛金や電子記録債務も増加しています。
純資産の部
純資産の部では、親会社株主に帰属する四半期純利益697百万円の計上により、純資産が631百万円増加し、8,706百万円となっています。
ROAとROE
当社のROA(総資産経常利益率)は5.8%、ROE(自己資本当期純利益率)は8.1%となっています。この水準は業界平均と比べても高く、収益性と資本効率性が高い企業であると言えます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローが大きな黒字になることが予想されます。設備投資等の投資活動によるキャッシュ・フローも、企業の成長に向けて戦略的に活用されていると考えられます。
配当の支払額
当期の配当金は1株当たり6.00円と前期に比べ4.00円増加しています。業績の好調さを反映した株主還元の強化が評価できます。
今後の展望
太陽電池業界では、省エネルギーや再生可能エネルギーの需要が高まっていることから、同社の装置関連事業は今後も成長が期待できます。また、太陽光パネルのリサイクル市場の拡大も追い風になると考えられます。今後の更なる業績拡大に期待が高まっています。
編集部のまとめ
株式会社エヌ・ピー・シーの第32期第3四半期決算は、売上高は減少したものの、大幅な増益となりました。太陽電池関連事業の好調と環境関連事業の成長が支えとなっています。今後も再生可能エネルギーへの期待の高まりを背景に、さらなる業績拡大が見込まれます。
株式会社エヌ・ピー・シーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エヌ・ピー・シーの決算期は8月31日で、第3四半期の決算発表は2024年7月12日に行われました。今期の配当金は1株当たり6.00円と前期に比べ4.00円増加しており、業績の好調さを反映した株主還元の強化が評価できます。
