株式会社昭和真空の第66期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社昭和真空の直近の決算報告を分析したので、読者の皆さんにご紹介します。昭和真空は真空装置の製造・販売で知られる老舗企業で、主に電子部品メーカーに真空装置を提供しています。今期は世界経済の不透明感から受注が低調だったものの、次世代製品の開発や生産効率化など、顧客ニーズに柔軟に対応してきました。今後はこれらの取り組みによって、早期の業績回復が期待できそうです。

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企業情報

企業名: 株式会社昭和真空
証券コード: E01719
決算期: 3月期

株式会社昭和真空の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社昭和真空の決算日は3月31日です。決算発表は6月に行われ、四半期決算報告は2月、5月、8月、11月に発表されます。

主な事業

株式会社昭和真空は、真空技術応用装置事業サービス事業の2つの事業を展開しています。真空技術応用装置事業では、電子部品・光学部品等の製造に使用される各種真空装置を開発・製造・販売しています。一方、サービス事業では、既存装置のメンテナンスやアフターサービスを提供しています。これらの事業を通じて、電子部品や光学部品の製造に欠かせないインフラを支えています。

今期の業績と利益率は?

当四半期の売上高は45億35百万円と前年同期比で37.5%減と大幅に減少しました。これは、主要取引先である電子部品メーカーの生産調整の影響で受注が低調だったためです。一方で、生産性向上や新製品開発など、継続的な取り組みにより、営業損失は1億39百万円にとどまりました。利益面では、経常損失1億17百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失1億5百万円となりました。

売上・利益の推移

昭和真空の過去3年間の業績をみると、売上高は毎期100億円前後で推移しています。一方で、利益面では変動が大きいのが特徴です。2022年3月期は経常利益10億円超と好業績でしたが、今期は世界情勢の影響を大きく受け、一時的に経常損失を計上しています。ただし、中長期的には、同社の技術力と顧客基盤を活かし、着実な業績回復が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

昭和真空の総資産は144億61百万円と前期末から10億6百万円減少しました。これは主に、売掛金が減少したことによるものです。一方、負債合計は33億51百万円と前期末から5億96百万円減少しており、自己資本比率は76.8%と健全な財務体質を維持しています。

資産の部

流動資産は106億98百万円と前期末から8億78百万円減少しましたが、これは主に売掛金が減少したことによるものです。一方、固定資産は37億62百万円と前期末から1億28百万円減少しました。

負債の部

流動負債は22億91百万円と前期末から6億42百万円減少しました。これは主に、支払手形や電子記録債務、未払費用、賞与引当金が減少したことによるものです。固定負債は10億60百万円と前期末から45百万円増加しました。

純資産の部

純資産合計は111億9百万円と前期末から4億10百万円減少しました。これは主に、利益剰余金が減少したことによるものです。自己資本比率は76.8%と高い水準を維持しています。

ROAとROE

昭和真空のROA(総資産利益率)は、前期は5.4%と良好でしたが、当期は赤字のため一時低下しています。一方、ROE(自己資本利益率)は前期9.0%から当期マイナスとなりました。これは、一時的な業績悪化によるものですが、中長期的には技術力と顧客基盤を生かし、収益性の改善が期待できます。

キャッシュフロー

当四半期は営業活動によるキャッシュ・フローが4億87百万円のプラスとなりました。これは主に売上債権の回収が進んだためです。一方、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナス1億22百万円と、設備投資等に資金が投下されています。全体として現金及び現金同等物は7億64百万円増加し、手元流動性は健全な状態にあります。

配当の支払額

昭和真空は、株主還元の一環として、年間配当金70円を実施しています。当四半期では435百万円の配当を行いました。安定した配当政策を続けており、投資家の皆様にとってもプラスの要因となっています。

今後の展望

昭和真空は、新製品の投入やメンテナンス事業の拡大など、長期的な取り組みを継続しています。特に、次世代の電子部品製造装置や、生産性向上に貢献する新型光学装置の販売に注力しており、受注の回復とともに、業績の改善が期待できます。また、中国や新興国での事業拡大にも力を入れており、中長期的な成長に向けた布石を打っています。

編集部のまとめ

昭和真空は、真空技術を核とした事業展開で高い技術力と顧客基盤を持つ老舗企業です。今期は一時的な業績悪化に直面しましたが、先行きの不透明感が続く中でも、次世代製品の投入や生産性向上の取り組みを進めており、早期の業績回復が期待できます。また、財務状況も健全で、安定した配当も魅力的です。中長期的な成長に向けた布石を着実に打っている企業として注目に値するでしょう。

株式会社昭和真空の決算日や配当についてまとめました。

株式会社昭和真空の決算日は3月31日、決算発表は6月です。また、年間配当金は70円で、当四半期には435百万円の配当を行いました。同社は安定した配当政策を継続しており、投資家の皆様にとって魅力的な銘柄と言えるでしょう。

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