株式会社平和の四半期決算報告を見てみましょう
今期も安定した業績を維持しており、投資家にとって魅力的な銘柄だと言えるでしょう。
遊技機事業とゴルフ事業を手掛け、ゴルフ事業の好調さが決算に貢献しているのが特徴的です。
企業情報
企業名: 株式会社平和
証券コード: 64120
決算期: 2024年3月期
株式会社平和の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社平和は3月31日が決算日となっており、四半期報告を2月13日に発表しています。
通期の決算は例年6月に発表されます。
主な事業
株式会社平和は遊技機事業とゴルフ事業を手掛けています。
遊技機事業では、パチンコ機やパチスロ機の開発・製造・販売を行っており、ゴルフ事業では全国のゴルフ場の運営などを手掛けています。
両事業を通じて、遊技機の製造からゴルフ場の運営まで幅広い事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
今期の第3四半期累計期間の業績は、売上高が102,804百万円、営業利益が19,314百万円と前年同期に比べ減少しています。
一方で、利益率は営業利益率が18.8%と高水準を維持しており、安定した収益性が特徴的です。
売上・利益の推移
最近3年間の売上高と営業利益の推移を見ると、2022年3月期には売上高が142,290百万円、営業利益が26,631百万円と過去最高を記録しました。
そして今期は若干減少したものの、依然として高水準の業績を維持しています。
遊技機事業とゴルフ事業のバランスの取れた事業構成が、安定した業績につながっているといえるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
株式会社平和の財務状況は非常に健全です。
四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が422,914百万円、負債合計が189,010百万円、純資産が233,903百万円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が30,225百万円、有形固定資産が297,859百万円となっています。
ゴルフ場の運営に必要な資産が大きな割合を占めていることがわかります。
負債の部
負債の部では、長期借入金が76,582百万円となっています。
ゴルフ場の運営に必要な資金を長期借入れで調達しているのが特徴的です。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が163,436百万円と、高い収益力を反映した数値となっています。
自己資本比率も55.3%と高水準を維持しており、財務の健全性が高いことがわかります。
ROAとROE
株式会社平和のROA(総資産利益率)は4.3%、ROE(自己資本利益率)は5.0%となっています。
前期に比べてやや低下しているものの、依然として高水準の収益性を維持できています。
これは遊技機事業とゴルフ事業のバランスの良さが影響していると考えられます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは7,958百万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローは4,185百万円の増加、財務活動によるキャッシュ・フローは11,515百万円の減少となっています。
営業活動と投資活動のキャッシュ・フローが黒字であることから、同社の事業が順調に推移していることがわかります。
配当の支払額
株式会社平和は、1株当たり年間80円の配当を実施しています。
この配当は、同社の業績を適切に反映した水準であり、投資家にとって魅力的であるといえるでしょう。
今後の展望
株式会社平和は、遊技機事業とゴルフ事業のバランスの良いポートフォリオを有しており、今後も安定した業績が期待できます。
遊技機事業では新機種の投入と人気シリーズの展開、ゴルフ事業では施設の整備と顧客サービスの向上に取り組むことで、更なる成長が見込まれます。
編集部のまとめ
株式会社平和は、遊技機事業とゴルフ事業の2つの柱を持つ優良企業です。
高い収益性と健全な財務体質を備え、安定配当も行っているため、投資対象としても魅力的な企業だと言えるでしょう。
今後も両事業の好調さを活かし、更なる業績拡大が期待できます。
株式会社平和の決算日や配当についてまとめました。
株式会社平和の決算日は3月31日で、四半期決算を2月13日に発表しています。
配当金は1株当たり年間80円と高水準で、投資家にとって魅力的な銘柄です。
遊技機事業とゴルフ事業のバランスの良い事業ポートフォリオが強みで、今後も安定成長が期待できる企業です。