株式会社ベストワンドットコムの2024年1月期第2四半期決算が発表されました。好調なクルーズ業績で、前年同期比475.6%の大幅増収を達成しています。新型コロナウイルスの影響が和らぎ、日本発着の外国船クルーズの需要が高まっているのが背景にあります。
企業情報
企業名: 株式会社ベストワンドットコム
証券コード: E33948
決算期: 7月31日
株式会社ベストワンドットコムの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ベストワンドットコムの決算日は7月31日で、四半期決算は8月、11月、2月、5月に発表しています。年間通期の決算は11月に発表されます。
主な事業
株式会社ベストワンドットコムはクルーズ旅行業を主軸に事業を展開しています。国内外のクルーズ商品の企画・販売に加え、自社でチャーターしたクルーズの運航なども手掛けています。近年はコロナ禍を乗り越え、クルーズ需要の回復に大きく貢献しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は売上高1,268百万円、営業損失63百万円、経常損失53百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失53百万円となりました。前年同期比で売上高475.6%の大幅増加を果たしています。利益面では赤字が続いていますが、経費削減などにより赤字幅を縮小しています。
売上・利益の推移
当社の売上高は前年同期比475.6%増と大きく伸びています。一方で、営業損失63百万円、経常損失53百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失53百万円と赤字が続いている状況です。しかし、前年同期比で赤字幅が縮小しており、業績回復の兆しが見られます。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期連結会計期間末の総資産は2,814百万円と前連結会計年度末に比べ152百万円増加しています。負債合計は2,045百万円と99百万円増加し、純資産は768百万円と52百万円減少しています。
資産の部
流動資産は2,246百万円となり、主な増加要因は現金及び預金の増加です。固定資産は564百万円と前期末比微増しています。
負債の部
流動負債は1,171百万円と前期末比増加しており、契約負債の減少があったものの、長期借入金の増加が主な要因です。固定負債は873百万円と増加しています。
純資産の部
純資産は768百万円と前期末比52百万円減少しています。これは主に親会社株主に帰属する四半期純損失の計上によるものです。
ROAとROE
当第2四半期連結累計期間のROAは-1.8%、ROEは-6.6%と収益性が低い水準となっています。これは、クルーズ需要の回復過程に伴う費用先行の状況によるものであり、売上高の回復とともに収益性も改善していくことが期待されます。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが89百万円のマイナス、投資活動によるキャッシュ・フローが12百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが221百万円のプラスとなりました。全体としては124百万円増加し、当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物の残高は1,390百万円となっています。
配当の支払額
株式会社ベストワンドットコムは当第2四半期連結累計期間において配当の支払いは行っていません。今後、収益力の回復とともに配当再開が期待されますが、当面は内部留保の充実に注力する方針のようです。
今後の展望
株式会社ベストワンドットコムは、コロナ禍からの回復に合わせて業績も改善傾向にあります。引き続き、自社チャーターのクルーズ商品の販売強化や、人気の日本発着外国船クルーズの販促に注力していく方針です。2024年6月の自社チャータークルーズの販売も好調で、今後の業績回復が期待できそうです。
編集部のまとめ
株式会社ベストワンドットコムの2024年1月期第2四半期決算は、売上高475.6%増と大幅な増収を達成しました。クルーズ需要の回復が業績を押し上げています。一方で、コロナ禍の影響が残る中、赤字が続いているものの、その幅は縮小しつつあります。今後も自社チャーターやクルーズ商品の販売強化で、収益力の回復が期待されます。
株式会社ベストワンドットコムの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ベストワンドットコムの決算日は7月31日で、年間4回の四半期決算を行っています。直近の2024年1月期第2四半期は売上高が大幅に増加しましたが、まだ赤字が続いています。配当については当第2四半期は支払いがありませんでした。今後の業績回復に合わせて配当再開も期待されます。