株式会社ダイヘンの第160期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社ダイヘンの決算報告書が公開されました。ダイヘンは、電力機器や溶接機、産業用ロボット等の製造・販売を手掛ける大手メーカーです。今回の決算では、前年同期比で売上高はほぼ横ばいながら、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比で26.9%増加と、良好な業績を収めています。先行投資も影響した営業利益の減少はあるものの、全体としては好調な内容となりました。

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企業情報

企業名: 株式会社ダイヘン
証券コード: 66220
決算期: 2023年3月期

株式会社ダイヘンの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ダイヘンの決算日は3月31日です。そのため、決算時期は4月~翌年3月となります。

主な事業

株式会社ダイヘンは、配電機器や大型変圧器、産業用ロボットなど、電力機器や溶接関連製品、半導体製造装置用機器等の開発・製造・販売を手掛けている総合電機メーカーです。主力事業はエネルギーマネジメントやファクトリーオートメーション、マテリアルプロセシングなど、社会課題の解決に貢献する製品群を提供しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が1,272億円と前年同期並みを確保しました。一方で、営業利益は78億円と前年同期比33.3%減少しました。利益率では、営業利益率は6.1%と前年同期の8.8%から低下しています。ただし、親会社株主に帰属する四半期純利益は112億円と前年同期比26.9%増加しており、全体としては健全な業績となりました。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高は1,850億円前後で推移しており、安定した売上基盤を築いています。営業利益は、2021年3月期に140億円台まで回復しましたが、直近では80億円台に減少しています。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は170億円前後の水準を維持しており、中長期的には順調な業績推移となっています。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期連結会計期間末の総資産は2,463億円と、前連結会計年度末比で336億円増加しています。主な要因は、東北電機製造株式会社や四変テック株式会社を連結子会社化したことによる増加です。一方、負債合計は1,095億円と前連結会計年度末比で167億円増加しました。

資産の部

資産の部では、流動資産が1,706億円と大きく増加しています。これは主に現金及び預金や受取手形・売掛金の増加によるものです。固定資産は757億円とほぼ横ばいで推移しています。

負債の部

負債の部では、流動負債が716億円、固定負債が379億円となっています。短期借入金や買掛金など、運転資金の調達が増加しているようです。

純資産の部

純資産は1,368億円と前連結会計年度末比169億円増加しました。利益剰余金の増加や為替換算調整勘定の増加が主な要因です。自己資本比率は49.9%と、前期末の53.5%から3.6ポイント低下しています。

ROAとROE

ROAは前年同期の4.2%から3.4%へ低下しています。一方、ROEは前年同期の7.4%から8.2%に改善しています。これは、利益の増加や自己資本の積み上げなどが奏功した結果と推察されます。同社は今後も収益力の向上と資本効率の改善に取り組むことが重要でしょう。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが62億円の収入となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは65億円の支出となりました。これは東北電機製造株式会社や四変テック株式会社の株式取得に伴う支出などが主な要因です。財務活動によるキャッシュ・フローは39億円の収入となり、全体としてはほぼ均衡しています。

配当の支払額

同社は株主還元に積極的で、年間配当を増額して実施しています。当期は中間配当が1株当たり82.50円、期末配当は未確定ですが、過去の実績から見て同水準程度の配当が予想されます。今後も株主への利益還元に努めていくことが期待されます。

今後の展望

同社は、脱炭素社会の実現やEV・風力発電など成長分野への対応、欧州での販売拡大など、中長期的な成長戦略を推進しています。特に東北電機製造株式会社と四変テック株式会社の子会社化は、生産体制の強化やグローバル展開に寄与すると期待されます。引き続き、技術開発と事業ポートフォリオの強化に取り組み、更なる業績拡大を目指していくことが重要でしょう。

編集部のまとめ

今回の決算では、前年同期並みの売上高を確保しつつ、親会社株主に帰属する四半期純利益が好増益となった株式会社ダイヘン。引き続き、主力事業の成長とグローバル展開の加速で業績の拡大を目指していきます。製品の技術力や提案力を生かし、社会課題解決への貢献を一層強化することが期待されます。株主還元面でも、積極的な配当政策を維持しており、投資家に好印象を与えている企業といえるでしょう。

株式会社ダイヘンの決算日や配当についてまとめました。

株式会社ダイヘンは3月31日が決算日で、決算期は4月から翌年3月までとなっています。また、同社は株主還元に積極的で、年間配当を増額して実施しています。当期は中間配当が1株当たり82.50円、期末配当は未確定ながら、過去の実績から見て同水準程度の配当が予想されます。今後も株主への利益還元に努めていくことが期待されます。

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