TDK株式会社の第128期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

TDK株式会社の直近の四半期決算報告を見てみましょう。業界最大手の電子部品メーカーであるTDKは、最新の業績を公表しました。グローバル市場での存在感を一層高めているようですので、その詳細をご紹介していきます。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: TDK株式会社
証券コード: 6762
決算期: 3月期

TDK株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

TDK株式会社の決算期は3月期です。具体的な決算日は、毎年3月31日となります。また、四半期決算では、6月30日、9月30日、12月31日の各四半期末日に決算が行われます。

主な事業

TDK株式会社は、世界初の磁性材料フェライトの工業化を目的に1935年に設立された企業です。コアとなる磁性材料技術を基に、フェライトコア、インダクティブデバイス、セラミックコンデンサ、磁気ヘッド、マグネットなど、多様な電子部品の開発・製造・販売を行っています。電子機器の心臓部を支える重要な部品を提供し続けている企業です。

今期の業績と利益率は?

TDK株式会社の当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高1,618,961百万円営業利益155,748百万円税引前利益157,122百万円親会社の所有者に帰属する四半期利益119,491百万円となりました。前年同期比では、売上高が5.3%減少、営業利益が17.5%減少しています。利益率は全体的に低下しているものの、依然として高水準を維持しています。

売上・利益の推移

TDK株式会社の直近の売上高と利益の推移を見ると、売上高は2,180,817百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は114,187百万円となっています。前年同期比では、売上高は5.3%減、利益は12.7%減と、やや減少傾向にあります。このような中で、営業利益率は9.1%と、依然として高い収益性を誇っています。

四半期連結貸借対照表について

TDK株式会社の最新の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は3,314,424百万円となっています。流動資産は1,707,997百万円、非流動資産は1,606,427百万円となっています。一方、負債合計は1,696,952百万円で、自己資本比率は48.6%と健全な財務状況を維持しています。

資産の部

資産の部では、現金及び現金同等物が626,455百万円と非常に手厚い手元流動性を確保しています。また、営業債権が568,422百万円、棚卸資産が404,928百万円と、事業運営に必要な資産が積み上がっています。有形固定資産も953,535百万円と、設備投資にも意欲的に取り組んでいることがうかがえます。

負債の部

負債の部では、借入金が661,066百万円となっています。また、営業債務が370,779百万円あり、仕入先への支払いにも問題ないことがわかります。その他、未払法人所得税が40,227百万円など、適切な負債管理がなされています。

純資産の部

純資産の部では、親会社の所有者に帰属する持分が1,609,630百万円と、健全な財務体質を維持しています。また、自己資本比率は48.6%と、安定した資本構成となっています。利益剰余金も1,131,997百万円と、着実に積み上がっていることが分かります。

ROAとROE

TDK株式会社のROA(総資産利益率)は3.6%、ROE(自己資本利益率)は7.4%となっています。前年同期と比較すると、ROAは0.3ポイント低下、ROEは0.5ポイント低下しています。これは、売上高や利益の減少に加え、資産の積み上がりなどが影響しているものと考えられます。今後の業績改善により、収益性の向上が期待されます。

キャッシュフロー

TDK株式会社の最新のキャッシュ・フロー計算書を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは333,340百万円の収入となっています。投資活動によるキャッシュ・フローは147,812百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは89,974百万円の支出となっています。これにより、現金及び現金同等物は626,455百万円と、手元資金も豊富に確保できています。

配当の支払額

TDK株式会社の最新の配当金は、1株当たり58円となっています。前年同期と比較して7.5%増配となっており、株主還元の強化に取り組んでいることがわかります。安定的な配当政策を維持しつつ、成長投資にも後押ししていく方針のようです。

今後の展望

TDK株式会社は、自動車・産業機器・エネルギー分野での需要取り込みに注力しています。また、デジタル化の進展に伴うセンサやEV関連部品の需要増加にも対応していく方針です。新技術の開発と事業領域の拡大により、持続的な成長を目指す姿勢が窺えます。今後も安定した収益基盤を維持しつつ、更なる飛躍が期待されます。

編集部のまとめ

TDK株式会社は、世界的な電子部品メーカーとして高い収益性を維持し続けています。当期の業績は、売上高や利益が減少した一方で、依然として高い水準を保っています。また、手元流動性が厚く、財務体質も健全です。今後はデジタル化やEV化といった市場の変化に合わせて、新規分野への参入にも意欲的に取り組んでいく方針のようです。TDK株式会社の更なる成長に期待が高まります。

TDK株式会社の決算日や配当についてまとめました。

TDK株式会社の決算期は3月期で、具体的な決算日は3月31日です。また、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に行われています。直近の配当金は1株当たり58円と、前年同期比で7.5%の増配となっています。安定的な配当政策と収益力の維持に努めている様子が分かります。

タイトルとURLをコピーしました