CRGホールディングス株式会社(証券コード:70410)の2023年10月から2024年3月の第2四半期決算が発表されました。人材派遣や採用支援、ITソリューションなどを手掛ける同社は、売上高9,069百万円、営業利益64百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失12百万円を計上しました。人材派遣事業の需要減や直接雇用化などの影響を受けたものの、固定費削減やその他の事業の拡大に取り組んでいます。今後はAI・RPA活用によるデジタル化支援や新事業の展開など、事業の強化を進めていくことで企業価値向上を目指します。
企業情報
企業名: CRGホールディングス株式会社
証券コード: 70410
決算期: 9月30日
CRGホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
CRGホールディングス株式会社の決算期は9月30日です。2023年10月1日から2024年3月31日までの第2四半期の決算を発表しています。
主な事業
CRGホールディングス株式会社は、人材派遣・紹介事業を主力としつつ、採用支援・BPO、ITソリューション、M&A仲介、資金提供など多角的なサービスを展開しています。特に人手不足の課題解決に向けたトータルサポートを提供しており、シニア、女性、障がい者の雇用創出にも注力しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期の連結業績は、売上高9,069百万円、営業利益64百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失12百万円となりました。人材派遣事業の需要減や直接雇用化の影響を受けて減収となったものの、固定費削減や製造請負事業の拡大などにより収益性は維持できています。
売上・利益の推移
過去2年間の業績推移を見ると、売上高は前年同期比18.8%減となりました。一方、営業利益は前年同期比61.9%減、経常利益は前年同期比77.0%減と大幅な減少となっています。人材派遣事業の需要低迷により減収減益となったものの、事業領域の拡大や経費削減に努めています。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期末の連結貸借対照表は、総資産7,055百万円、負債3,944百万円、純資産3,110百万円となりました。流動資産では現金及び預金が減少しましたが、固定資産では有形固定資産が増加しています。負債は借入金の増減などにより減少しました。
資産の部
当第2四半期末の資産は7,055百万円で、前期末比174百万円減少しました。現金及び預金が209百万円減少した一方で、有形固定資産が152百万円増加しています。
負債の部
負債は3,944百万円で、前期末比169百万円減少しました。短期借入金が359百万円減少しましたが、長期借入金が434百万円増加しています。
純資産の部
純資産は3,110百万円で、前期末比5百万円減少しました。親会社株主に帰属する四半期純損失12百万円を計上した一方で、非支配株主持分が9百万円増加しています。
ROAとROE
CRGホールディングス株式会社のROAは前年同期の1.8%から0.6%に、ROEは前年同期の3.4%から△0.4%に低下しています。業績悪化により収益性が低下し、自己資本当期純利益率も赤字となっています。今後は、事業拡大による収益力の向上が課題となっています。
キャッシュフロー
当第2四半期のキャッシュ・フローは、営業活動により115百万円の支出、投資活動により193百万円の支出、財務活動により99百万円の収入となり、現金及び現金同等物は2,415百万円と前期末より209百万円減少しました。投資活動や借入返済などにより資金が減少しています。
配当の支払額
当第2四半期においては、配当金の支払いはありませんでした。今期の配当予想も未定です。今後の業績回復と資金繰り状況を見ながら、株主への還元を検討していくことが課題となっています。
今後の展望
CRGホールディングス株式会社は、人材サービス事業のさらなる強化やデジタル化支援、新事業の展開など、持続的な成長に向けた施策を推進していきます。特に、AI・RPAの活用によるBPOサービスの拡充や、シニア・女性・障がい者などの雇用創出に注力するほか、最近の子会社化によりファイナンス事業の強化も図っていきます。これらの取り組みにより、企業価値の向上を目指します。
編集部のまとめ
CRGホールディングス株式会社は、人材サービス事業を中核としつつ、デジタル化支援やファイナンス事業など新規分野にも進出しています。当期は人材派遣需要の減少などにより減収減益となりましたが、固定費削減や新事業の推進で収益性を確保することができました。今後は、AI・RPAなどのデジタル技術を活用したサービス強化やM&A戦略などにより、持続的な成長を目指していくことが期待されます。
CRGホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
CRGホールディングス株式会社の決算期は9月30日です。当第2四半期(2023年10月1日~2024年3月31日)の決算では、売上高9,069百万円、営業利益64百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失12百万円を計上しました。配当については当期は未定です。今後の業績回復と資金繰り状況を見ながら検討していくことが課題となっています。