株式会社オーハシテクニカの第72期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社オーハシテクニカの2023年12月期第3四半期決算が発表されました。同社は自動車関連部品の製造・販売を行う企業で、グローバルに事業を展開しており、今回の決算は注目のポイントです。業績は全体的に前年同期の水準を上回る堅調な内容となっています。

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企業情報

企業名: 株式会社オーハシテクニカ
証券コード: 76280
決算期: 2023年3月期

株式会社オーハシテクニカの決算日・決算時期(スケジュール)は?

同社の決算日は3月31日で、通期決算は年1回行っています。また、四半期決算は第1四半期(4月-6月)、第2四半期(7月-9月)、第3四半期(10月-12月)と年3回実施しています。

主な事業

同社の主力事業は、自動車関連部品の製造・販売です。自社の生産拠点で部品生産を行う「ファクトリー機能」と、調達先と協働して部品製造を行う「ファブレス機能」を兼ね備えた、自動車部品サプライヤーとして活動しています。これらの機能を活かし、グローバルに部品供給を行っています。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は、売上高が28,998百万円と前年同期比12.8%増加しました。一方で、営業利益は1,148百万円と25.9%減少しました。売上高は好調に推移したものの、仕入価格高騰や人件費増加の影響で利益率は低下しています。

売上・利益の推移

最近3年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高は堅調に推移しています。2023年3月期は34,974百万円と高水準となりました。一方で、利益面では2022年3月期に2,396百万円の経常利益を計上したものの、2023年3月期は1,283百万円と減益となっています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末の総資産は47,287百万円と、前期末比3,638百万円増加しています。これは主に、現金・預金や売掛金などの流動資産が増加したことによります。一方、負債は9,911百万円と1,826百万円増加し、純資産は37,376百万円と1,811百万円の増加となっています。

資産の部

資産の部では、現金・預金が前期末比1,181百万円増加の21,001百万円となっています。また、受取手形及び売掛金が1,357百万円増加しています。これらの増加により、流動資産は全体で2,864百万円増加しています。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が699百万円、電子記録債務が868百万円それぞれ増加しています。これにより、流動負債は1,765百万円の増加となりました。固定負債についても、増減はありますが、全体としては61百万円の増加となっています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が268百万円減少しましたが、為替換算調整勘定が2,068百万円増加しています。また、自己株式が104百万円減少したことも純資産増加の要因となっています。この結果、純資産は1,811百万円増加しました。

ROAとROE

ROA(総資産経常利益率)は前期の5.5%から3.0%に低下しています。これは経常利益が減少したことが主な要因です。一方、ROE(自己資本当期純利益率)は前期の3.6%から1.6%に低下しています。自己資本が増加した一方で、純利益が減少したことで低下しています。今後はより効率的な事業運営が求められます。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは2,193百万円の収入超過となっています。これは主に売上債権の増加があったものの、減価償却費の計上などにより資金が確保できたためです。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは745百万円の支出超過で、主に有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは795百万円の支出超過で、配当金の支払いが主な要因です。

配当の支払額

2023年3月期の年間配当金は59円(うち中間配当29円)でした。また、2023年12月期の中間配当は30円となっています。同社は株主還元を重視しており、今後も安定的な配当を実施していくとみられます。

今後の展望

同社はこれまで培ったグローバル化やものづくり力を活かし、持続可能な成長を目指します。中期経営計画「Mission 2025」に掲げた目標の実現に向けて、製造機能や調達機能の強化、さらには新技術への対応などを推進していきます。また、環境・社会・ガバナンスの重要課題にも取り組み、企業価値の向上を図る方針です。

編集部のまとめ

株式会社オーハシテクニカは自動車関連部品のグローバルサプライヤーとして、堅調な業績を維持しています。このたびの第3四半期決算では、売上高は好調に推移したものの、利益面では課題も見られます。今後は原価管理の強化や生産性向上など、収益性の向上に取り組んでいくことが重要になると考えられます。同社は中長期的な視点に立ち、持続的な成長と企業価値の向上を目指していくことが期待されます。

株式会社オーハシテクニカの決算日や配当についてまとめました。

同社の決算日は3月31日で、通期決算は年1回行っています。また、四半期決算は年3回実施しています。配当については、2023年3月期は年間59円、2023年12月期の中間配当は30円と、株主還元に積極的に取り組んでいます。今後も安定的な配当の実施が期待されます。

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