パラマウントベッドホールディングス株式会社の第42期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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パラマウントベッドホールディングス株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。売上高は前年同期比2.7%増の730億52百万円となり、営業利益は同13.1%減の85億12百万円と減益となりました。一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益は同1.1%減の65億71百万円と底堅い結果となりました。順調に推移する医療事業や介護事業がけん引し、全体としては良好な業績といえるでしょう。

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企業情報

企業名: パラマウントベッドホールディングス株式会社
証券コード: 7817
決算期: 3月期

パラマウントベッドホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

パラマウントベッドホールディングス株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算は12月31日に行われ、第4四半期決算の2023年3月期の決算は2023年5月頃に発表される予定です。

主な事業

パラマウントベッドホールディングス株式会社は、医療・介護用ベッドやその関連製品の開発・製造・販売を行う医療事業と、福祉用具のレンタル・販売などを手掛ける介護事業を中心に事業を展開しています。近年は健康事業にも力を入れており、健康管理アプリやウェルネス支援サービスなどの提供にも取り組んでいます。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は、売上高が730億52百万円と前年同期比2.7%増と好調に推移しました。一方で、営業利益は85億12百万円と同13.1%減となりました。これは新基幹業務システムの稼働に伴うシステム関連費用の増加や広告宣伝費の増加などがあったためです。利益率は11.6%となり、前年同期の13.8%から改善の余地があると見られます。

売上・利益の推移

最近の業績推移をみると、売上高は2022年3月期の990億9百万円から2023年3月期は970億9百万円に減少したものの、2023年12月期第3四半期では730億52百万円と回復傾向にあります。一方で、営業利益は2022年3月期の141億39百万円から2023年3月期は89億12百万円、2023年12月期第3四半期は85億12百万円と減益が続いています。今後の業績改善に期待が高まっています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月期第3四半期末の連結貸借対照表をみると、総資産は1,720億43百万円となり、前期末の1,722億93百万円から250百万円減少しました。これは主に現金及び預金や受取手形及び売掛金が減少したためです。負債は388億36百万円と前期末の435億96百万円から47億59百万円減少しており、財務体質の改善が進んでいます。純資産は1,332億6百万円と前期末の1,286億97百万円から45億9百万円増加し、自己資本比率は77.4%となっています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が327億86百万円、受取手形及び売掛金が227億54百万円となっています。また、有形固定資産が453億99百万円、投資その他の資産が320億6百万円を占めています。全体として流動性が高く、財務体質は健全であると評価できるでしょう。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が112億87百万円、リース債務が56億77百万円となっています。固定負債では、退職給付に係る負債が73億4百万円を占めています。全体として安定的に推移していると判断できます。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が792億95百万円と大きな割合を占めています。また、為替換算調整勘定が33億5百万円の増加と好調です。自己資本比率も77.4%と高水準を維持しています。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は2022年3月期の5.4%から2023年3月期は4.7%と低下しました。これは営業利益が減少したためです。一方でROE(自己資本利益率)は2022年3月期の7.3%から2023年3月期は7.2%とほぼ横ばいで推移しています。これは利益剰余金の増加により自己資本が増えたためです。今後は収益力の改善とともに資産効率の向上が課題となっています。

キャッシュフロー

2023年3月期のキャッシュ・フローをみると、営業活動によるキャッシュ・フローは155億円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは75億円のマイナスとなり、新工場建設などの設備投資を行っています。財務活動によるキャッシュ・フローは45億円のマイナスとなり、配当金の支払いなどによるものです。全体としては現金及び現金同等物は前期末比30億円増加し、財務体質の改善が進んでいます。

配当の支払額

配当金につきましては、2023年3月期は年間配当金が62円(うち中間配当31円、期末配当31円)でした。また、2023年12月期第3四半期では、中間配当が31円支払われています。同水準の配当を期待できるでしょう。

今後の展望

パラマウントベッドホールディングス株式会社は、2030年に向けた目標「パラマウントビジョン2030」のもと、現行事業の拡大と健康事業の本格化、アジア市場での事業拡大などに取り組んでいます。2027年3月期には売上高1,200億円、営業利益170億円を目指しています。医療・介護分野での高い競争力と健康事業での新たな成長が期待されており、今後の業績拡大に期待がかかっています。

編集部のまとめ

パラマウントベッドホールディングス株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、売上高が730億52百万円と前年同期比2.7%増と好調でした。一方で、新システムの稼働に伴う費用増などから営業利益は85億12百万円と減益となりました。しかし、利益剰余金の積み上がりにより純資産は1,332億6百万円と健全な財務体質を維持しています。今後は健康事業の本格化やアジア市場での事業拡大に期待が高まっており、中期的な業績拡大に向けて順調に推移していると評価できるでしょう。

パラマウントベッドホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

パラマウントベッドホールディングス株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日に行われます。直近の2023年3月期の年間配当金は62円、2023年12月期の中間配当金は31円と、安定した配当水準を維持しています。今後も中長期的な企業価値向上に向けて、収益力の向上と株主還元の充実に期待が高まっています。

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