水戸証券の最新の決算報告を見てみましょう。2023年12月期第3四半期の業績が発表されました。前年同期から大幅増益となり、株価や投資信託の販売好調が続いていることが窺えます。順調な業績推移を見せている水戸証券の今後の成長が期待できそうですね。
企業情報
企業名: 水戸証券株式会社
証券コード: 86220
決算期: 3月31日
水戸証券株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
水戸証券の決算日は3月31日で、決算発表時期は4月頃となります。本日発表された決算は2023年12月期第3四半期の業績報告です。
主な事業
水戸証券は、主に証券業を営む会社です。株式、債券、投資信託の売買や引受、募集の取り扱いを行っています。2017年からは「株式給付信託」などのインセンティブプランを導入し、従業員の士気向上にも取り組んでいます。また対面店舗に加えて、インターネットでの取引も行っている総合証券会社です。
今期の業績と利益率は?
水戸証券の2023年12月期第3四半期累計期間の業績は、営業収益が101億81百万円と前年同期比で21.4%増加しています。営業利益は13億13百万円と前年同期の営業損失から大幅に改善しました。経常利益は16億87百万円、四半期純利益は13億20百万円と、大幅な増益となりました。
売上・利益の推移
水戸証券の売上高と利益の推移を見ると、直近の2023年12月期第3四半期では、前年同期からの大幅な増収増益となっていることがわかります。株式市場の堅調な推移や投資信託の販売好調などが業績を押し上げているようです。
四半期連結貸借対照表について
水戸証券の連結貸借対照表を見ると、総資産が722億64百万円となっており、前期末から107億円増加しています。この増加の主な要因は、現金・預金が100億円以上増加したことによるものです。
資産の部
資産の部では、流動資産が572億25百万円と前期末から88億円増加しました。これは現金・預金が大きく増加したことが主な理由です。一方、固定資産は150億38百万円と前期末から18億円増加しており、投資有価証券の増加が要因となっています。
負債の部
負債の部では、流動負債が275億60百万円と前期末から88億円増加しました。これは預り金が大幅に増加したためです。固定負債は47億21百万円と前期末から8億円増加しています。
純資産の部
純資産の部は、399億82百万円と前期末から9億円増加しました。利益剰余金の積み増しと、その他有価証券評価差額金の増加が主な要因です。
ROAとROE
水戸証券の収益性を示す指標であるROA(総資産利益率)は前期から改善し、2.2%となりました。また、株主価値を示すROE(自己資本利益率)も前期比で大幅に上昇し、3.4%と高水準となっています。投資効率が上がり、株主への利益還元も増加傾向にあることがわかります。
キャッシュフロー
水戸証券のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが49億円のプラスとなり、前期と比較して大幅に改善しています。これは主に利益の増加によるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは16億円のマイナスとなっています。全体としては、現金及び現金同等物が100億円以上増加し、財務状況は良好な水準にあります。
配当の支払額
水戸証券は、年2回の配当を実施しています。2023年12月期の配当は、中間配当で1株当たり10円、期末配当で1株当たり20円(予想)と、前期に比べて大幅に増額となる見通しです。業績の改善を反映した形で、株主還元の強化が図られています。
今後の展望
水戸証券は、株式市場の好調や投資信託販売の伸び、さらにはオンライントレードの強化などにより、業績拡大が続くことが期待されます。また、企業の業務効率化や財務体質の強化にも努めており、今後の成長が期待できる企業だと言えるでしょう。今後の株主還元の強化にも注目が集まりそうです。
編集部のまとめ
水戸証券の直近の決算は好調で、営業収益や各利益が大幅に増加しています。株式市場の上昇や投資信託販売の好調が業績を牽引しているようです。また財務面でも現預金の増加など健全性が高まっていることがわかりました。今後も株主還元の強化などにも期待が高まっている水戸証券の業績に注目していきたいと思います。
水戸証券株式会社の決算日や配当についてまとめました。
水戸証券株式会社の決算日は3月31日で、年2回の配当(中間配当と期末配当)を実施しています。今期の配当金は、中間配当が1株当たり10円、期末配当が1株当たり20円(予想)と、前期に比べて大幅に増額となる見通しです。業績の改善に伴い、株主還元も強化されている企業だと言えますね。