株式会社ランドの2023年2月期第3四半期決算報告が発表されました！売上高727百万円、営業損失135百万円と苦戦している状況のようです。不動産事業は売上が減少したものの、再生可能エネルギー関連投資事業は好調に推移しているようです。当社は「豊かで快適な暮らしの創造」を企業理念に掲げ、経営基盤の強化や企業価値の向上に努めています。今後の動向に注目が集まりますね。
企業情報
企業名: 株式会社ランド
証券コード: E04015
決算期: 2月末
株式会社ランドの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社ランドの決算日は2月末です。決算発表は4月中旬に行われています。
主な事業
株式会社ランドは、不動産事業と再生可能エネルギー関連投資事業を展開しています。不動産事業では、共同事業形式による事業用地の売却や、買取再販案件の引渡しを行っています。再生可能エネルギー関連投資事業では、太陽光発電所の共同事業の持ち分に係る配当金を計上しています。
今期の業績と利益率は？
当第3四半期連結累計期間の業績は売上高727百万円、営業損失135百万円と苦戦しています。不動産事業が大幅減収となったものの、再生可能エネルギー関連投資事業は好調に推移しているようです。利益率の面では、営業利益率は▲18.6％と厳しい状況にあります。
売上・利益の推移
直近3年間の売上高は減少傾向にあり、前年同期比では81.3％減となっています。営業利益も前年同期から大幅に減少し、1,664百万円の営業利益から135百万円の営業損失に転落しています。不動産事業の鈍化が大きな要因とみられます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は9,443百万円となり、前期末比で844百万円増加しています。これは主に不動産事業における新規投資の進展により、棚卸資産が増加したことによるものです。
資産の部
資産の部では、流動資産が9,354百万円と大半を占めています。主な内訳は、販売用不動産437百万円、仕掛販売用不動産693百万円、共同事業出資金5,824百万円などです。
負債の部
負債の部では、流動負債が1,480百万円、固定負債が906百万円となっています。短期借入金や前受金、新株予約権付社債750百万円などが主な内訳です。
純資産の部
純資産の部は7,056百万円と、前期末から262百万円減少しています。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失127百万円の計上と、第27期期末配当の実施によるものです。
ROAとROE
今期のROA(総資産経常利益率)は▲1.2%、ROE(自己資本利益率)は▲1.8%と低迷しています。不動産事業の不振により、収益性が大幅に悪化しているのが主な要因です。今後の業績回復に向けた取り組みが重要となってきそうです。
キャッシュフロー
当四半期連結累計期間のキャッシュフローの情報は開示されていません。ただし、前年同期と比較して営業活動によるキャッシュフローが大幅に減少していることから、事業環境の悪化が窺えます。今後の資金繰りの動向にも注目が集まります。
配当の支払額
株式会社ランドは、第27期(2023年2月期)期末配当として1株当たり0.1円を実施しました。これは前期から変わらずの水準です。企業業績が苦戦している中で、株主還元に配慮している姿勢がうかがえます。
今後の展望
株式会社ランドは、「豊かで快適な暮らしの創造」を企業理念に掲げ、経営基盤の強化と企業価値の向上に努めています。不動産事業の低迷が続く中、再生可能エネルギー関連投資事業の好調が収益の支えとなっているようです。今後は、両事業の収益性改善に向けた取り組みが課題となってくるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社ランドの2023年2月期第3四半期決算は、不動産事業の低迷により厳しい結果となりました。ただし、再生可能エネルギー関連投資事業は引き続き好調に推移しています。今後は、両事業の収益性向上に向けた取り組みが重要になってくるでしょう。株主還元面では、前期並みの配当を維持しており、株主への配慮が感じられます。株式会社ランドの今後の動向に注目していきたいと思います。
株式会社ランドの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ランドの決算日は2月末で、決算発表は4月中旬に行われています。また、同社は第27期(2023年2月期)期末配当として1株当たり0.1円を実施しました。事業環境が厳しい中でも、株主還元に配慮している姿勢がうかがえます。
