穴吹興産株式会社の第61期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

不動産
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株式会社穴吹興産の2023年3月期第3四半期の決算報告が公開されました。売上高98,235百万円、営業利益6,305百万円と堅調な業績を遂げています。不動産、人材サービス、施設運営、介護医療、小売り、エネルギー、観光と多角的な事業展開を行う同社は、コロナ後の需要回復に合わせて各事業で収益を伸ばしています。また、自己資本比率は27.8%とバランスのとれた財務体質を維持しており、今後の成長にも期待がかかります。

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企業情報

企業名: 穴吹興産株式会社
証券コード: 89280
決算期: 2023年6月期

穴吹興産株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

穴吹興産株式会社の決算日は6月30日で、第3四半期決算は2024年3月31日までの3ヵ月間となっています。株主総会は毎年9月27日に開催され、配当支払は年2回(3月、9月)行われています。

主な事業

穴吹興産株式会社は、不動産関連事業をはじめ、人材サービス事業、介護医療事業、小売流通事業、エネルギー事業、観光事業など多岐にわたる事業を展開しています。不動産関連事業では分譲マンションの開発・販売が中心で、東日本エリアを中心に事業を展開しています。また、子会社を通じて人材サービス、施設運営、介護医療などにも注力しており、グループ全体で安定した収益基盤を築いています。

今期の業績と利益率は?

2023年3月期第3四半期の業績は、売上高98,235百万円営業利益6,305百万円と前年同期比で増収増益を達成しました。特に不動産関連事業の売上が好調に推移し、営業利益率は6.4%と高水準を維持しています。人件費や原材料価格の上昇などコスト面での圧迫要因があるものの、各事業の収益力が高く、全体としては健全な経営状態を維持しています。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高と営業利益の推移をみると、2022年6月期の売上高は113,835百万円、営業利益は7,834百万円と高水準を維持しています。2023年3月期第3四半期時点では売上高は一時的に減少したものの、営業利益は6,305百万円と引き続き高い水準を保っています。この背景には、不動産関連事業を中心とした収益基盤の強さがあると評価できます。

四半期連結貸借対照表について

2024年3月31日時点の総資産は146,329百万円と前期末比で大幅に増加しています。これは主に現金及び預金が10,356百万円増加したことによるものです。負債合計は105,550百万円で、支払手形及び買掛金が9,549百万円増加しています。一方、純資産は40,779百万円と前期末比で4,527百万円増加しており、自己資本比率は27.8%となっています。

資産の部

流動資産は116,799百万円と前期末比で18,873百万円増加しました。これは主に現金及び預金が10,356百万円増加したためです。固定資産は29,529百万円と847百万円増加し、総資産は146,329百万円となりました。

負債の部

流動負債は55,035百万円と前期末比で15,005百万円増加しました。これは主に支払手形及び買掛金が9,549百万円増加したためです。固定負債は50,515百万円と187百万円増加し、総負債は105,550百万円となりました。

純資産の部

純資産合計は40,779百万円と前期末比で4,527百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益5,153百万円によるものです。自己資本比率は27.8%となっています。

ROAとROE

2023年3月期第3四半期のROAは4.7%、ROEは13.8%と、前期と比較して微減しています。これは主に総資産が増加したことでROAが若干低下したものの、依然として高水準を維持しています。一方のROEは、親会社株主に帰属する四半期純利益が5,153百万円と堅調だったことから、13.8%の高い水準を実現しています。同社は資本効率の高い事業運営を行っていると評価できます。

キャッシュフロー

2023年3月期第3四半期のキャッシュ・フローをみると、営業活動によるキャッシュ・フローは4,815百万円の収入となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは1,218百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは6,757百万円の収入となっています。全体としては10,356百万円の増加となり、手元流動性が確保されています。

配当の支払額

2023年3月期の年間配当金は58円を予定しており、第2四半期末(12月31日)に27円、期末(6月30日)に31円の配当を支払う予定です。また、2024年3月期第2四半期(12月31日)には27円の中間配当を実施しています。同社は株主還元にも注力しており、安定的な配当政策を継続しています。

今後の展望

穴吹興産株式会社は、東日本を中心に不動産関連事業を強化し、他の事業分野でも積極的な投資を行っています。特に首都圏における分譲マンションや新築一棟収益マンションの開発に注力するなど、事業領域の拡大に取り組んでいます。また、DXの推進による業務改善や生産性向上にも注力しており、今後の業績拡大が期待されます。株主還元にも積極的な同社は、今後も安定配当と成長投資のバランスを保ちつつ、企業価値の向上に努める見通しです。

編集部のまとめ

穴吹興産株式会社は、不動産を中心とした多角経営により高収益体質を維持しており、今期も大幅な増収増益を達成しました。自己資本比率も27.8%と健全な財務基盤を有しています。今後は首都圏での不動産開発に注力しつつ、DXの推進による生産性向上にも取り組むことで、持続的な成長を目指していくと期待されます。また、株主還元にも積極的な同社は、今後も安定配当と成長投資のバランスを保ちつつ、企業価値の向上を実現していくことでしょう。

穴吹興産株式会社の決算日や配当についてまとめました。

穴吹興産株式会社の決算日は6月30日で、第3四半期決算は2024年3月31日までの3ヵ月間となっています。配当は年2回(3月、9月)行われており、2023年3月期は年間58円、2024年3月期は中間配当が27円と安定した株主還元を実施しています。同社は今後も不動産事業を中心に成長を続けるとともに、株主還元にも注力していくことが期待されます。

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