藤田観光株式会社の決算報告を分析してみました。同社は観光・ホテル事業を中心に展開しており、前年同期比で大幅な増収増益を果たしています。
コロナ影響からの回復基調が鮮明になっており、今後の業績にも期待がかかっています。
企業情報
企業名: 藤田観光株式会社
証券コード: E04560
決算期: 2023年12月期
藤田観光株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
藤田観光株式会社の決算日は12月31日です。決算発表と株主総会は例年3月下旬に行われています。
主な事業
藤田観光株式会社はホテル・リゾート運営、婚礼・宴会サービスなどを中心に観光・ホテル事業を展開しています。
主要ブランドには「ワシントンホテル」「ホテル椿山荘東京」「箱根小涌園」などがあり、東京都内や箱根地域を中心に事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は大幅な増収増益となりました。売上高は16,985百万円と前年同期比で3,821百万円の増加、営業利益は2,056百万円と2,002百万円の増益となっています。
主力のWHG事業やラグジュアリー&バンケット事業、リゾート事業など、各事業で好調な業績を記録しました。
売上・利益の推移
当第1四半期の売上高は16,985百万円と前年同期比で大幅に増加しています。
営業利益も2,056百万円と大幅な増益となり、前年の赤字から一転して黒字に転換しました。
これは主力事業の好調な回復を背景としたものと考えられます。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の総資産は96,317百万円で、前期末比で2,821百万円の増加となっています。
負債は68,821百万円と前期末比で1,300百万円の増加、純資産は27,495百万円と1,521百万円の増加となりました。
資産の部
流動資産は前期末比で3,016百万円増加の24,310百万円、固定資産は195百万円減少の72,007百万円となっています。
流動資産の増加は主に現金及び預金の増加によるものです。
負債の部
負債は借入の実行などにより、前期末比で1,300百万円増加の68,821百万円となっています。
純資産の部
純資産は前期末比で1,521百万円増加の27,495百万円となりました。
A種優先株式に係る配当金の支払いがあった一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が増加しています。
ROAとROE
当第1四半期のROAは2.2%、ROEは6.1%となりました。
前年同期に比べROAは大幅に改善し、ROEも上昇しています。これは、経営効率の向上と収益力の回復を示す結果だと言えるでしょう。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュフローの詳細は開示されていませんが、現金及び預金残高は前期末比で2,355百万円増加の16,061百万円となっています。
収益力の回復に伴い、営業キャッシュフローの改善が見られると推測されます。
配当の支払額
当社はA種優先株式を発行しており、A種優先株主への配当金が支払われています。
当第1四半期では400百万円の配当を行いました。
今後の展望
コロナ禍からの回復基調が鮮明となり、今後の業績拡大が期待されます。
特にインバウンド需要の回復に合わせて海外向けセールスを強化し、国内外の需要取り込みを進めていく方針です。
今後の業績推移に引き続き注目していきたいと思います。
編集部のまとめ
藤田観光株式会社は観光・ホテル事業を中心とする企業で、前年同期比で大幅な増収増益を果たしました。
コロナ禍の影響から回復基調にあり、特にインバウンド需要の取り込みが好調に推移しているようです。
今後も持続的な成長が期待される企業だと言えるでしょう。
藤田観光株式会社の決算日や配当についてまとめました。
藤田観光株式会社の決算日は12月31日で、決算発表と株主総会は毎年3月下旬に行われています。
当第1四半期では400百万円の配当を行いました。今後の業績拡大に期待が高まっている企業といえます。