ＣＢグループマネジメント株式会社の2023年12月期第3四半期の決算報告が発表されました。同社は日用雑貨を中心に事業を展開しており、新型コロナウイルス感染症の影響が落ち着き、経済活動の正常化に伴い、増収増益を達成しています。加えて、生活必需品の値上げ浸透やインバウンド需要回復、効率化によるコスト削減などにより、収益力も改善傾向にあります。今後の成長戦略にも期待が高まっています。
企業情報
企業名: ＣＢグループマネジメント株式会社
証券コード: 98520
決算期: 2023年3月期
ＣＢグループマネジメント株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
ＣＢグループマネジメント株式会社の決算期は3月期です。第3四半期決算の報告は2024年2月13日に行われました。
主な事業
ＣＢグループマネジメント株式会社は、日用雑貨事業と不動産賃貸事業を営んでいます。日用雑貨事業では、消費者向けに食品や日用品などを提供しており、国内外の主要小売店などに卸売しています。また、自社ブランド商品の開発や販売にも注力しています。不動産賃貸事業では、所有するオフィスビルの賃貸を行っています。
今期の業績と利益率は？
2023年12月期第3四半期の業績は、売上高1,130億円、営業利益18億円、経常利益18億円、親会社株主に帰属する四半期純利益12億円となりました。前年同期比で増収増益を達成しており、利益率も改善傾向にあります。生活必需品の値上げ浸透やインバウンド需要の回復、効率化によるコスト削減などが業績を押し上げています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と営業利益の推移をみると、2020年3月期から2022年3月期にかけて減収減益の状況が続いていました。しかし、2023年12月期第3四半期では、売上高が前年同期比6.6%増加、営業利益も前年同期比40.1%増加と業績が大きく改善しています。新型コロナ禍からの回復とコスト効率化の成果が表れてきた形です。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月期第3四半期の四半期連結貸借対照表をみると、総資産は577億円と前期末比97億円増加しています。
資産の部
流動資産は437億円で、前期末比98億円増加しました。これは主に、受取手形・売掛金、商品及び製品が増加したことによるものです。一方、固定資産は139億円で、前期末比3億円減少しました。
負債の部
負債合計は341億円で、前期末比86億円増加しました。これは主に、支払手形・買掛金が50億円、短期借入金が39億円増加したことによるものです。
純資産の部
純資産合計は235億円で、前期末比11億円増加しました。利益剰余金が10億円増加したことが主な要因です。
ROAとROE
ＣＢグループマネジメント株式会社の2023年12月期第3四半期のROAは2.3%、ROEは5.5%となりました。前年同期と比べ、両指標ともに改善しています。これは、売上高と利益の増加により、資産効率が高まったことが要因です。今後も収益性の向上とともに、資産効率も高まることが期待されます。
キャッシュフロー
2023年12月期第3四半期のキャッシュ・フローは、営業活動で36億円の支出、投資活動で4千8百万円の支出、財務活動で37億円の収入となりました。営業活動では、売上債権の増加や法人税等の支払いがあった一方、仕入債務の増加があったことが特徴です。財務活動では、短期借入金の増加がありました。
配当の支払額
2023年5月の取締役会決議により、1株当たり100円の期末配当を実施しました。前期と同額の配当となっています。配当性向は12.8%と、安定的な配当を維持しつつ、再投資にも注力する方針がうかがえます。
今後の展望
ＣＢグループマネジメントは、新たな中期経営計画(2024年3月期~2026年3月期)を発表しており、事業ポートフォリオの変革、パーパス経営の推進、新しい働き方の推進、人材マネジメントの強化、キャッシュフロー経営の徹底などに取り組んでいきます。今回の決算は前年同期比で増収増益となっており、今後も持続的な成長が期待されます。
編集部のまとめ
ＣＢグループマネジメント株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、増収増益を達成しました。新型コロナ禍からの回復に加え、生活必需品の値上げ浸透やコスト効率化などにより、収益力の改善が進んでいます。今後も成長戦略を着実に推進し、企業価値の向上につなげていくことが期待されます。
ＣＢグループマネジメント株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ＣＢグループマネジメント株式会社の決算期は3月期で、第3四半期決算の発表は2024年2月13日に行われました。配当は、1株当たり100円の期末配当を実施しており、配当性向は12.8%となっています。今後も安定的な配当を維持しつつ、事業の成長にも注力していく方針です。
