株式会社小田原エンジニアリングの第46期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社小田原エンジニアリングの決算報告が発表されました。売上高は2,532百万円と前年同期比28.3%減となったものの、経常利益は348百万円を確保し、堅調な業績を維持しています。主力の巻線機事業がモーター需要の変化の影響を受けつつも、送風機・住設関連事業の回復により収益力を維持できたことが評価できます。今後も中期経営計画の着実な実行により、持続的な成長を目指していく様子が窺えます。

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企業情報

企業名: 株式会社小田原エンジニアリング
証券コード: 61490
決算期: 12月期

株式会社小田原エンジニアリングの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社小田原エンジニアリングの決算期は12月期です。決算発表は、第1四半期は5月15日、第2四半期は8月14日、第3四半期は11月14日、そして年間決算は3月30日に行われます。

主な事業

株式会社小田原エンジニアリングは、電気・電子機器事業を中心に事業を展開しています。具体的には、自動車用モーターの巻線機や、産業用送風機住宅用の換気システムなどを製造・販売しています。これらの製品は、自動車、工作機械、産業機械、住宅設備といった幅広い分野で活用されており、同社の強みとなっています。

今期の業績と利益率は?

当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高2,532百万円(前年同期比28.3%減)、営業利益306百万円(同35.9%減)、経常利益348百万円(同28.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益249百万円(同26.6%減)となりました。主力の巻線機事業の減収が響いたものの、送風機・住設関連事業の回復により、一定の利益水準を確保できています。

売上・利益の推移

同社の売上高は、2021年12月期が14,703百万円2022年12月期が14,387百万円とほぼ横ばいで推移しています。一方、営業利益は2021年12月期が1,095百万円、2022年12月期が892百万円と減少傾向にあります。これは、主力の巻線機事業の減収と原材料価格高騰の影響を受けたためと考えられます。

四半期連結貸借対照表について

同社の総資産は26,322百万円となっています。資産の部では、流動資産が20,425百万円、固定資産が5,896百万円となっています。一方、負債の部では、流動負債が10,298百万円、固定負債が271百万円となっています。純資産は15,752百万円で、自己資本比率は59.8%と財務体質は健全と言えます。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が4,062百万円受取手形及び売掛金が4,928百万円仕掛品が4,928百万円と主要な科目となっています。固定資産では、有形固定資産が4,816百万円、投資その他の資産が1,016百万円となっています。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が4,928百万円契約負債が622百万円などが主な科目となっています。また、固定負債は合計で271百万円と少額に抑えられています。

純資産の部

純資産の部では、資本金が1,250百万円利益剰余金が13,401百万円となっています。自己資本比率は59.8%と高水準を維持しており、財務基盤は安定しています。

ROAとROE

同社のROA(総資産経常利益率)は2022年12月期が1.4%、2021年12月期が2.1%と減少傾向にあります。これは主力の巻線機事業の業績悪化が影響しています。一方、ROE(自己資本利益率)は2022年12月期が2.3%、2021年12月期が2.3%と横ばいで推移しており、自己資本の効率的な運用が行われています。今後は、中期経営計画の遂行により収益性の改善が期待されます。

キャッシュフロー

同社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが黒字を確保しつつ、投資活動によるキャッシュフローも設備投資などに伴う支出から生み出されています。一方、財務活動によるキャッシュフローは配当の支払いなどにより減少しています。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は8,143百万円となっており、健全な財務状況を維持できています。

配当の支払額

同社は、2023年3月30日開催の定時株主総会において、1株当たり50円の期末配当を決議しました。この配当により、2022年12月期の年間配当は1株当たり50円となり、前期と同水準が維持されています。同社は、株主への利益還元を重視しており、今後も安定した配当を継続していく方針です。

今後の展望

同社は、中期経営計画(FY2024~FY2026)の初年度として、巻線機事業とパワー半導体事業、送風機・住設関連事業の3つの重点領域に注力しています。巻線機事業では、xEV用モーター需要の変化に対応し、高付加価値製品の販売拡大を目指す一方、送風機・住設関連事業では、省エネ・省CO2製品の開発と拡販を図るなど、事業ポートフォリオの強化に取り組んでいきます。今後の業績回復と持続的成長が期待されます。

編集部のまとめ

株式会社小田原エンジニアリングは、自動車用モーターの巻線機や産業用送風機、住宅用換気システムなどの製造・販売を手掛ける電気・電子機器メーカーです。当第1四半期の業績は一時的に減収減益となりましたが、中期的には巻線機事業やパワー半導体事業、送風機・住設関連事業の成長により、収益の拡大が期待できます。健全な財務基盤も維持しており、今後の展開に注目が集まります。

株式会社小田原エンジニアリングの決算日や配当についてまとめました。

株式会社小田原エンジニアリングの決算期は12月期で、第1四半期決算は5月15日、年間決算は3月30日に発表されます。2022年12月期の年間配当は1株当たり50円で、今後も安定配当を継続していく方針です。収益力の向上と財務体質の強化により、株主還元の継続が期待されます。

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