株式会社ペッパーフードサービスの2024年1-3月期の決算報告が発表されました。売上高3,555百万円で前年同期比1.7%減、営業損失50百万円と依然としながらも前年同期の212百万円の営業損失から大幅に改善されました。
企業情報
企業名: 株式会社ペッパーフードサービス
証券コード: 30530
決算期: 12月期
株式会社ペッパーフードサービスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ペッパーフードサービスの決算は年1回の12月決算となっています。第1四半期は1-3月期、第2四半期は4-6月期、第3四半期は7-9月期、第4四半期は10-12月期となります。
主な事業
株式会社ペッパーフードサービスは「いきなり!ステーキ」を主力とする飲食事業を展開しています。その他にもレストラン事業や商品販売事業も手掛けています。2024年1月時点で全国に353店舗を展開しており、今後もさらなる出店を予定しています。
今期の業績と利益率は?
2024年1-3月期は、売上高3,555百万円、営業損失50百万円と依然として損失計上となっています。しかし、前年同期と比べると大幅に改善されており、本格的な回復に向けて歩みを進めていると言えます。今後、収益率の改善に向けた取り組みが期待されます。
売上・利益の推移
2023年1-3月期は売上高3,614百万円、営業損失212百万円でしたが、2024年1-3月期は売上高3,555百万円、営業損失50百万円と大幅に改善されました。新型コロナウイルス感染症の影響が徐々に和らぐ中、不採算店舗の閉鎖や原価率の改善などにより業績回復の兆しが見られます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ペッパーフードサービスの2024年3月末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産5,744百万円、負債2,888百万円、純資産2,855百万円となっています。前期末と比べて資産は103百万円増加し、負債は211百万円減少、純資産は314百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が2,286百万円と前期末比164百万円増加しています。一方で、建物が19百万円減少し、敷金及び保証金も12百万円減少しています。
負債の部
負債の部では、買掛金が807百万円と前期末比22百万円減少、未払金が243百万円と49百万円減少しています。また、借入金が434百万円と76百万円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が194百万円、資本剰余金が3,416百万円となっており、前期末から大幅に増加しています。これは第13回新株予約権の行使による増加です。一方で、利益剰余金は△761百万円と前期末から50百万円減少しています。
ROAとROE
2024年1-3月期のROA(総資産利益率)は△0.9%、ROE(自己資本利益率)は△1.8%となっています。前年同期と比べると大幅に改善されてきていますが、まだ低水準にあります。今後の収益力向上に期待が寄せられています。
キャッシュフロー
2024年1-3月期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローがプラスに転じ164百万円増加しています。これは不採算店舗閉鎖などによる収支改善が寄与したものと考えられます。今後もキャッシュ管理の強化が重要になってきています。
配当の支払額
株式会社ペッパーフードサービスは、2024年1-3月期においては配当を行っていません。業績回復と財務体質の強化に注力しているため、当面は無配が続くと見られます。
今後の展望
株式会社ペッパーフードサービスは、新型コロナウイルス感染症の影響からの着実な業績回復に向けて取り組んでいます。収益性の改善、不採算店舗の整理、DXの推進、海外展開の強化など、様々な施策を展開しています。今後の業績改善に期待が高まっています。
編集部のまとめ
株式会社ペッパーフードサービスの2024年1-3月期の決算は、売上高3,555百万円、営業損失50百万円と前年同期から大幅に改善されました。新型コロナウイルス感染症の影響から徐々に回復しつつあり、不採算店舗の整理や収支改善策が奏功してきています。今後も業績の継続的な改善が期待されます。
株式会社ペッパーフードサービスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ペッパーフードサービスの決算は年1回の12月決算で、四半期決算も行っています。2024年1-3月期は、前年同期と比べ大幅な業績改善が見られましたが、まだ営業損失を計上しています。今後の収益性向上に向けた取り組みに期待が寄せられています。また、配当については当面無配が続く見通しです。