北恵株式会社の2024年5月期第2四半期決算が発表されました。売上高は300億円と前年同期比で減少しましたが、営業利益は5億円と増加しています。家庭用建材や住宅設備機器の販売が好調で、工事売上にも力強さがみられます。顧客との関係強化と新規開拓、業務効率化に取り組み、着実に業績を伸ばしています。
企業情報
企業名: 北恵株式会社
証券コード: 98720
決算期: 2023年11月期
北恵株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
北恵株式会社の決算日は11月20日です。第2四半期は2024年5月20日までの期間です。株主総会は2月に開催され、配当の支払いも2月中に行われます。
主な事業
北恵株式会社は、木材店、建材店、工務店、住宅会社などに対して新建材や住宅設備機器などの建材を販売しています。施工付販売も手がけており、顧客のニーズに合わせたサービスを提供しています。また、付帯業務として物流機能なども備えており、住宅関連市場に幅広く対応しています。
今期の業績と利益率は?
2024年5月期第2四半期の売上高は300億円と前年同期比で減少しましたが、営業利益は5億円と増加しました。顧客との関係強化と業務の効率化により、売上減少を抑えつつ利益率の改善に成功しています。
売上・利益の推移
北恵株式会社の売上高は2023年11月期までは308億円前後で推移していましたが、2024年5月期第2四半期では300億円と減少しました。一方で、経常利益は5億円と前年同期比で増加しており、利益率の向上がみられます。住宅関連市場の厳しい環境の中、顧客基盤の強化と業務効率化が奏功しています。
四半期連結貸借対照表について
北恵株式会社の四半期連結貸借対照表では、総資産が273億円となっています。前期末に比べて16億円減少しています。主な要因は売掛金と現金預金の減少です。一方、負債は139億円と前期末から17億円減少し、純資産は134億円と前期末から6億円増加しています。健全な財務体質を維持しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が109億円、売掛金が87億円となっています。前期末から現金預金が7億円、売掛金が8億円減少しています。棚卸資産は14億円で、前期末から3億円減少しています。
負債の部
負債の部では、買掛金が54億円と前期末から16億円減少しています。電子記録債務が62億円と前期末から1億円増加しています。退職給付引当金は1億円増加しました。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が84億円と前期末から37百万円増加しています。また、その他有価証券評価差額金が1億円増加しています。自己資本比率は49.1%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
北恵株式会社のROAは2.2%、ROEは2.8%となっています。業績は伸び悩んでいるものの、厳しい環境下でも一定の収益性と資本効率を維持できています。今後は更なる収益力の向上に取り組む必要があります。
キャッシュフロー
北恵株式会社のキャッシュフローは、営業活動によりキャッシュが3億円減少しました。これは仕入債務の減少などによるものです。投資活動によるキャッシュフローは1億円の減少、財務活動によるキャッシュフローは3億円の減少となっています。資金の有効活用に課題があり、今後の改善が期待されます。
配当の支払額
北恵株式会社は、2024年2月に1株当たり36.50円の配当を実施しました。前期の配当は24.00円でしたので、増配となっています。配当性向は46.0%と株主還元を重視した経営が行われています。
今後の展望
北恵株式会社は、住宅関連市場の厳しい環境の中、顧客基盤の強化や業務効率化により、着実に業績を伸ばしてきました。今後は住宅リフォーム市場やeco関連商品への取り組みなどにも注力し、さらなる成長を目指します。先行きの不透明感がある中、経営基盤の強化と新分野への挑戦が課題となっています。
編集部のまとめ
北恵株式会社の2024年5月期第2四半期決算は、売上高は前年同期比で減少したものの、収益性の改善がみられました。住宅関連市場の厳しい環境の中、顧客基盤の強化と業務の効率化により、営業利益と経常利益は増加しています。健全な財務体質を維持しつつ、リフォーム分野やeco関連商品などの新分野にも注力し、持続的な成長を目指しています。
北恵株式会社の決算日や配当についてまとめました。
北恵株式会社の決算日は11月20日で、年2回の配当を実施しています。2024年2月には1株当たり36.50円の配当を行いました。株主還元に積極的な企業で、今後も安定的な配当が期待できます。