株式会社アイドマ・ホールディングスは、ワーク・イノベーション事業を中心に展開する企業です。中小企業の営業リソース不足に注目し、オンラインセールスのアウトソーシングサービスを提供しています。長引くコロナ禍の中、オンラインでの営業支援のニーズが高まったことで過去最高の売上高を記録しました。
企業情報
企業名: 株式会社アイドマ・ホールディングス
証券コード: 73730
決算期: 8月31日
株式会社アイドマ・ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社アイドマ・ホールディングスの決算日は8月31日で、四半期報告書は1月15日に提出されています。毎年9月から翌年8月までが会計年度となっており、11月30日時点の第1四半期決算を発表しています。
主な事業
株式会社アイドマ・ホールディングスはワーク・イノベーション事業を中心に展開しています。オンラインでのセールス支援サービスや、人材紹介・派遣サービスなどを提供しています。コロナ禍でテレワークが浸透し、中小企業の営業リソース不足が深刻化したことから、オンラインセールスのアウトソーシングニーズが高まっています。
今期の業績と利益率は？
当第1四半期では売上高2,510,319千円、営業利益582,652千円、経常利益589,896千円、親会社株主に帰属する四半期純利益345,457千円と大幅な増収増益となりました。営業利益率は23.2%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
アイドマ・ホールディングスは過去3年連続で増収増益を続けています。2023年8月期の売上高は9,058,029千円で、営業利益は2,224,701千円と高い収益性を発揮しています。コロナ禍で在宅ワークの浸透により、中小企業のオンラインセールスニーズが高まったことで業績が大きく拡大しました。
四半期連結貸借対照表について
アイドマ・ホールディングスの総資産は8,684,372千円で、前期末比387,996千円の減少となりました。一方、純資産は5,644,315千円と前期末比345,096千円増加しており、自己資本比率は65.0%と高い水準を維持しています。
資産の部
流動資産は5,676,077千円で前期末比512,579千円減少しましたが、これは主に現金及び預金の減少によるものです。固定資産は3,008,294千円と前期末比124,583千円増加しました。
負債の部
負債合計は3,040,056千円と前期末比733,092千円減少しました。これは主に未払法人税等の減少によるものです。
純資産の部
純資産合計は5,644,315千円と前期末比345,096千円増加しました。利益剰余金が増加したことが主な要因です。
ROAとROE
アイドマ・ホールディングスのROA(総資産利益率)は6.9%、ROE(自己資本利益率)は7.5%となっています。高収益性を維持しながら、財務体質も健全に保たれているといえます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは615,351千円の収入となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは469,487千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは1,288,439千円の支出となりました。全体として1,142,575千円のキャッシュが減少しています。
配当の支払額
アイドマ・ホールディングスは、2023年8月期の配当金は1株当たり83.49円を実施しました。前期比では2.73円の増配となっています。高収益を背景に、着実に株主還元を行っている企業と言えます。
今後の展望
アイドマ・ホールディングスは「ワーク・イノベーション」をキーワードに、中小企業のオンラインセールス支援に注力しています。人手不足の深刻化を背景に、このサービスに対する需要は今後も高まると見込まれています。既存事業の強化に加え、M&Aなども視野に入れ、さらなる成長を目指していく方針です。
編集部のまとめ
アイドマ・ホールディングスは、中小企業のオンラインセールス支援サービスを展開する企業です。コロナ禍で在宅ワークが浸透し、中小企業の営業リソース不足が深刻化したことで、当社の事業が大きく伸長しました。高収益を維持しながら、着実に株主還元も行っています。今後も成長が期待される企業といえるでしょう。
株式会社アイドマ・ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社アイドマ・ホールディングスの決算日は8月31日で、四半期報告書は1月15日に提出されています。2023年8月期の配当金は1株当たり83.49円でした。同社は高収益を維持しながら、株主還元にも積極的に取り組んでいる企業といえます。
