ジェイドグループ株式会社の最新の決算報告書から見る、同社の足元の業績とこれからの展望をお届けします。同社は、ファッション通販事業を中心に高い成長を遂げ、業界でも注目を集める企業です。
企業情報
企業名: ジェイドグループ株式会社
証券コード: 35580
決算期: 2023年2月期
ジェイドグループ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
ジェイドグループ株式会社の決算日は2月28日です。同社の決算は年に1回行われており、直近の決算は2023年2月期の決算となります。
主な事業
ジェイドグループ株式会社は、ファッション関連商品のオンライン販売を中心とした事業を展開しています。主力のECモール事業では、自社運営の通販サイト「LOCONDO.jp」や「FASHIONWALKER」などを展開。また、プラットフォーム(DX)事業では、企業のEC運営や物流受託などのサービスを提供しています。さらに、自社ブランドの企画・開発も手がけており、バランスの取れた事業ポートフォリオを構築しています。
今期の業績と利益率は？
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が10,234,378千円と前年同期比で40.9%の大幅な増収となりました。また、経常利益は1,583,177千円と前年同期比で109.1%の大幅な増益となっています。利益率でみると、売上総利益率は39.8%と高水準を維持しており、同社の収益力の高さが窺えます。
売上・利益の推移
ジェイドグループの直近の売上高は10,234,378千円、経常利益は1,583,177千円と、前年同期と比べそれぞれ40.9%、109.1%の大幅な増加となっています。同社はファッション通販事業を中心に高い成長を続けており、2020年以降は特に収益性も大きく改善してきました。
四半期連結貸借対照表について
ジェイドグループの直近の四半期連結貸借対照表では、資産合計が10,558,462千円、負債合計が4,235,318千円、純資産合計が6,323,143千円となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が8,594,592千円と全体の8割超を占めています。主な内訳は、現金及び預金3,557,138千円、商品3,111,542千円などです。固定資産は1,963,870千円となっています。
負債の部
負債の部では、流動負債が3,678,904千円、固定負債が556,414千円となっています。主な内訳は、支払手形及び買掛金687,941千円、受託販売預り金1,155,948千円などが大きな項目となっています。
純資産の部
純資産の部では、6,323,143千円となっています。自己資本比率は58.0%と、健全な財務体質を維持しています。
ROAとROE
ジェイドグループのROAは直近の数値で15.0%、ROEは14.4%となっています。同社は収益力の高い事業モデルを構築しており、資産効率やエクイティ効率も高い水準にあります。今後も収益性の高い成長が期待されます。
キャッシュフロー
ジェイドグループのキャッシュフロー計算書によると、営業活動によるキャッシュ・フローは1,018,651千円の収入となっています。投資活動によるキャッシュ・フローは△205,643千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは△915,150千円の支出となっています。全体としては、現金及び現金同等物の四半期末残高が3,557,138千円と、手元流動性も十分な水準にあります。
配当の支払額
ジェイドグループは、直近の決算期においては配当を実施していません。今後の業績動向を見ながら、株主還元の検討を行っていくものと考えられます。
今後の展望
ジェイドグループは、ファッションEC市場の成長に乗って高い業績拡大を続けてきました。今後も、自社ECサイトの強化やM&Aなどを通じたマルチブランド展開、プラットフォームサービスの拡大などにより、さらなる成長が期待されます。同社は業界でも高い競争力を有しており、今後の業績推移にも注目が集まっています。
編集部のまとめ
ジェイドグループ株式会社は、ファッション通販事業を中心に高い成長を遂げてきました。最新の決算では、大幅な増収増益を達成しており、高収益体質を維持しています。今後も、EC事業の強化やM&Aなどを通じた成長が期待されます。同社の業績動向は、ファッション業界全体の動向を示す重要な指標となるでしょう。
ジェイドグループ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ジェイドグループ株式会社の決算日は2月28日で、年に1回決算を行っています。直近の決算では、大幅な増収と増益を達成しており、高い収益性を維持しています。一方で、同社は現時点では配当を実施していませんが、今後の業績動向を踏まえて株主還元策を検討していくことが期待されます。
