株式会社ノダの最新四半期決算報告が発表されました。住宅建材事業と合板事業を展開する同社は、売上高が前年同期比6.7%減の32,962百万円、営業利益は74.4%減の660百万円、経常利益も74.3%減の692百万円となりました。
企業情報
企業名: 株式会社ノダ
証券コード: 78790
決算期: 第87期第2四半期(自 2023年12月1日 至 2024年5月31日)
株式会社ノダの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ノダの決算日は、11月30日です。四半期決算は3月31日、5月31日、8月31日、11月30日に行われます。
主な事業
株式会社ノダは、住宅建材事業と合板事業を展開しています。住宅建材事業では内装建材や構造用ボードなどを製造・販売しており、合板事業では国産・輸入合板の製造・販売を行っています。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は、売上高が前年同期比6.7%減の32,962百万円、営業利益は74.4%減の660百万円、経常利益は74.3%減の692百万円となりました。住宅着工の減少や原材料・物流コストの上昇が利益を圧迫した模様です。
売上・利益の推移
前年同期と比べ、売上高は6.7%減、営業利益は74.4%減と大幅な減少となりました。住宅需要の低迷や原材料価格高騰の影響を受けた模様です。今後は収益性の改善に向けた取り組みが期待されます。
四半期連結貸借対照表について
資産は74,733百万円、負債は32,139百万円、純資産は42,594百万円となっています。前期末と比べ、資産は減少、負債が増加、純資産が減少しました。
資産の部
流動資産は46,731百万円と前期末比2,070百万円減少しました。現金及び預金が333百万円増加した一方で、受取手形・売掛金が1,821百万円減少しています。固定資産は28,002百万円と432百万円増加しました。
負債の部
流動負債は22,190百万円と前期末比1,849百万円減少し、固定負債は9,948百万円と1,657百万円増加しました。支払手形・買掛金の減少などで流動負債が減少しましたが、長期借入金の増加で固定負債が増加しています。
純資産の部
純資産は42,594百万円と前期末比1,446百万円減少しました。親会社株主に帰属する四半期純損失1,645百万円の計上と、配当金401百万円の支払いなどにより利益剰余金が減少しています。
ROAとROE
今期のROAは約0.9%、ROEは約-3.9%と大幅に低下しました。売上・利益の減少や繰延税金資産の取崩しの影響が出ています。収益性の改善が課題です。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュフローは1,925百万円の収入、投資活動によるキャッシュフローは1,466百万円の支出、財務活動によるキャッシュフローは122百万円の支出となりました。売上債権の減少や設備投資などが主な要因です。
配当の支払額
第2四半期の配当金は1株当たり25円の支払いを予定しています。前期の年間配当金は60円でしたが、今期は減配の見込みです。
今後の展望
住宅市場の低迷が続く中、収益性の改善に向けて固定費の削減やコストダウンに取り組んでいく方針です。また、新製品投入や非住宅市場の開拓にも力を入れ、業績回復を目指します。
編集部のまとめ
株式会社ノダは、住宅建材と合板の二つの事業を展開する企業ですが、住宅着工の減少や原材料高の影響を受けて、売上高、営業利益、経常利益のいずれも前年同期比で大幅に減少しました。収益性の改善が課題と言えます。今後は新製品投入や非住宅市場での販路拡大などにも注力していく必要がありそうです。
株式会社ノダの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ノダの決算日は11月30日で、四半期決算は3月31日、5月31日、8月31日、11月30日に行われています。第2四半期の配当金は1株当たり25円を予定していますが、前期の年間60円から減配となる見込みです。今後の業績回復に注目が集まります。