株式会社ＣａＳｙの直近の四半期決算が発表されました。セカンドクォーターの決算内容は企業成長のカギを握る重要なものとなっていますね。この四半期報告書の分析を通して、株式会社ＣａＳｙの企業情報や業績、今後の展望などについて詳しく見ていきましょう。
企業情報
企業名: 株式会社ＣａＳｙ
証券コード: E37432
決算期: 11月
株式会社ＣａＳｙの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社ＣａＳｙは11月決算の企業です。第2四半期(2024年3月1日~2024年5月31日)の決算報告書が今回発表されました。
主な事業
株式会社ＣａＳｙは家事代行サービスを中心とした事業を展開しています。「大切なことを、大切にできる時間を創る」をミッションに掲げ、オンラインでの完結が可能な家事代行マッチングプラットフォームの運営に注力しています。
また2024年2月には、家事代行事業者向けの業務管理システム「MoNiCa」の提供を新たに始めるなど、事業の多角化にも取り組んでいます。
今期の業績と利益率は？
当第2四半期の売上高は852,244千円と前年同期比で15.3%増となりました。一方で販売費及び一般管理費が増加したため、営業損失12,508千円、経常損失13,459千円、四半期純損失8,939千円と減益となりました。利益率は低下傾向にありますが、積極的な先行投資を行っていることが影響しているようです。
売上・利益の推移
過去2年分の業績を見ると、売上高は年々増加しており、前年同期比で15.3%増と好調な滑り出しとなっています。一方で利益面では、新サービス投入や広告宣伝費の増加などにより一時的に減益となっています。
今後、新サービス「MoNiCa」の立ち上げによる収益貢献や、行政支援事業への参加などで、さらなる売上拡大が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ＣａＳｙは四半期連結財務諸表を作成していないため、個別の四半期貸借対照表の内容をご説明します。
資産の部
当第2四半期会計期間末の総資産は515,770千円で、前事業年度末に比べ28,829千円増加しました。流動資産は462,190千円と増加し、固定資産も53,579千円に増加しています。
負債の部
負債合計は284,975千円で、前事業年度末に比べ37,769千円増加しました。短期借入金の新規計上などが主な要因です。
純資産の部
純資産は230,794千円となり、前事業年度末に比べ8,939千円減少しました。これは四半期純損失の計上によるものです。
ROAとROE
当第2四半期累計期間のROAは-1.7%、ROEは-3.9%と低下しています。これは利益が減少したことが主な要因です。
今後は新サービス「MoNiCa」の立ち上げや行政支援事業への参加などで収益性の改善が期待できるため、ROA、ROEの向上も望めるでしょう。
キャッシュフロー
当第2四半期累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが6,926千円の支出、投資活動によるキャッシュ・フローが14,795千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが24,164千円の収入となりました。
短期借入れにより一時的に資金を調達し、新サービス開発や広告宣伝費に充当しているようです。
配当の支払額
株式会社ＣａＳｙは、現時点では配当を実施していません。今後の業績や財務体質の改善に合わせて、配当の実施についても検討していくことが期待されます。
今後の展望
株式会社ＣａＳｙは、家事代行サービスの利用者拡大に加え、新サービス「MoNiCa」の立ち上げや行政支援事業への参加など、積極的な事業展開を進めています。
短期的な減益は見られるものの、中長期的には事業領域の拡大や収益力の向上が期待できそうです。引き続き注目していきましょう。
編集部のまとめ
株式会社ＣａＳｙの決算は、新サービス投入やマーケティング強化による先行投資の影響で一時的に減益となりましたが、中長期的な成長に向けた布石と評価できるでしょう。
今後はMoNiCaの立ち上げや行政支援事業への参画など、新たな収益源の確保に期待が高まっています。売上高の伸びや新サービスの動向に注目しながら、株式会社ＣａＳｙの更なる飛躍に期待したいですね。
株式会社ＣａＳｙの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ＣａＳｙの決算日は11月です。当第2四半期(2024年3月1日~2024年5月31日)の決算報告書が発表されました。
また、同社は現時点で配当を実施していませんが、今後の業績や経営状況の改善に合わせて、配当の検討も期待されます。
