元気寿司株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。売上高は前年同期比14.7%増の461億円、経常利益は193.7%増の38億円と大幅な増益となりました。同社は新型コロナウイルスの影響が収束し、社会経済活動の正常化や個人消費の持ち直しにより、業績が大きく改善しています。
企業情報
企業名: 元気寿司株式会社
証券コード: E03176
決算期: 3月期
元気寿司株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
元気寿司株式会社の決算期は3月期で、決算日は3月31日です。第3四半期決算は12月31日が基準日となっています。
主な事業
元気寿司株式会社は、回転ずし店の運営が主たる事業です。国内184店舗、海外238店舗を展開し、高品質な寿司を手頃な価格で提供しています。また、フランチャイズ事業にも注力しており、海外での出店拡大を進めています。
今期の業績と利益率は?
今期第3四半期の業績は、売上高が461億円で前年同期比14.7%増、営業利益は37億円と大幅な増益となりました。営業利益率は8.1%と高い水準を維持しています。新型コロナの影響が和らぎ、消費者の外食需要が回復したことが大きな要因です。
売上・利益の推移
同社の売上高は、2022年3月期は546億円、今期第3四半期は461億円となっています。一方で、経常利益は前年同期比193.7%増の38億円と大幅な増益となっています。コスト管理の効率化などにより、収益力が大きく改善しています。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は323億円と前期末から15億円増加しています。負債合計は197億円と7億円減少しました。純資産は125億円で、自己資本比率は38.9%と健全な水準を維持しています。
資産の部
資産の主な内訳は、現金及び預金93億円、有形固定資産115億円などです。現金預金が増加したことで流動資産が大きく改善しています。
負債の部
負債の主な内訳は、買掛金31億円、長期借入金23億円などです。借入金が減少したことで、財務体質の改善が進んでいます。
純資産の部
純資産は125億円で、前期末から22億円増加しました。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上24億円が主な要因です。自己資本比率は38.9%と良好な水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは前年同期の3.4%から8.5%に大幅に改善しています。また、ROEも前年同期の9.8%から19.5%へ大きく上昇しました。収益性と資本効率性が高まり、投資収益力が向上しています。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは42億円の収入となり、前年同期比59.5%増加しました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは5億円の支出で、前年同期比64.6%減少しました。財務活動によるキャッシュ・フローは20億円の支出となりました。全体としてキャッシュ水準は改善傾向にあります。
配当の支払額
同社は、2023年6月には1株当たり10円、2023年12月には20円の配当を行いました。年間30円の配当を実施しており、株主還元に積極的に取り組んでいます。
今後の展望
元気寿司株式会社は、新たな中期経営計画を策定し、持続的な成長と収益性の向上を目指しています。国内外でのブランド認知度向上や店舗展開の加速、オペレーションの効率化などに取り組み、さらなる業績拡大を目指していきます。
編集部のまとめ
元気寿司株式会社は、新型コロナの影響が和らぎ、外食需要の回復を背景に業績を大きく改善させています。売上高、経常利益ともに大幅な増加となり、収益性と資本効率性も向上しています。今後も店舗展開の加速やブランド力強化など、成長戦略を着実に実行していくことが期待されます。
元気寿司株式会社の決算日や配当についてまとめました。
元気寿司株式会社の決算期は3月期で、決算日は3月31日です。また、同社は年間配当金30円を実施しており、着実な株主還元を行っています。今後の事業展開にも注目が集まりそうです。