株式会社AOKI ホールディングスの最新決算が発表されました!売上高増収、営業利益が大幅増益となり、良好な業績を収めました。今期の成長ポイントをご紹介します。
企業情報
企業名: 株式会社AOKIホールディングス
証券コード: 82140
決算期: 2023年3月期
株式会社AOKIホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社AOKIホールディングスの決算日は3月31日です。
通常の日本企業と同様に、4月1日から3月31日までの1年間を会計期間としており、年4回の四半期決算を行っています。
主な事業
株式会社AOKIホールディングスは、ファッション事業、アニヴェルセル・ブライダル事業、エンターテイメント事業、不動産賃貸事業を主な事業領域としています。
特に、スーツやカジュアル衣料などのファッション事業と、結婚式場・ブライダルサロンなどのアニヴェルセル・ブライダル事業が主力となっています。
また、複合カフェ「快活CLUB」やカラオケ「コート・ダジュール」、24時間フィットネスジム「FiT24」などのエンターテイメント事業にも注力しています。
今期の業績と利益率は?
今期の売上高は1,260億15百万円と前年同期比5.8%の増収となりました。
また、営業利益は68億96百万円と前年同期比56.5%の大幅増益となりました。
この増収増益の背景には、ファッション事業やエンターテイメント事業の好調な業績があります。
これにより、売上高営業利益率は5.5%と前年同期比2.0ポイントの大幅な改善となりました。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と営業利益の推移をみると、2022年3月期は、コロナ禍の影響により売上高と営業利益が大幅に減少しましたが、2023年3月期は売上高が1,261億円、営業利益が68億円と、大きく回復してきています。
2024年3月期も引き続き増収増益を目指しており、企業の業績は好調に推移しているといえます。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月31日現在の総資産は2,213億68百万円となっています。
主な内訳は、流動資産が653億35百万円、固定資産が1,560億33百万円となっています。
資産の部
流動資産は現金及び預金の減少等により前期末比135億1百万円減少しています。一方、固定資産は新規出店等により有形固定資産が32億45百万円増加しています。
負債の部
負債合計は、流動負債が季節的要因等により91億52百万円減少し、固定負債も長期借入金の減少等により35億69百万円減少しています。
純資産の部
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上や自己株式の取得・消却等により6億74百万円増加し、132,925百万円となっています。
ROAとROE
2023年12月期のROA(総資産利益率)は6.8%と前期比1.6ポイントの上昇、ROE(自己資本利益率)は11.9%と前期比2.3ポイントの上昇となりました。
これは、主力のファッション事業やエンターテイメント事業の業績改善に加え、財務体質の強化により収益性と効率性が向上したためです。
キャッシュフロー
経営成績の改善に伴い、営業キャッシュ・フローは89億3百万円のプラスとなっています。一方、設備投資や配当金の支払いなどにより投資キャッシュ・フロー△44億60百万円、財務キャッシュ・フロー△71億6百万円となり、全体では現金及び現金同等物が126億63百万円減少しました。
配当の支払額
2023年3月期の配当金は年間26円(中間13円、期末13円)でしたが、2024年3月期は中間配当13円を実施しており、期末配当を含めると年間配当が増額される見込みです。
株主還元に注力しており、安定した配当政策を継続しています。
今後の展望
今後の見通しとしては、引き続き増収増益を見込んでいます。ファッション事業では新機軸の「金のスーツ」の発売や女性向けブランドの強化、アニヴェルセル・ブライダル事業では新コレクションの投入などが寄与すると期待されます。
さらに、エンターテイメント事業でも業態転換とサービス強化により好業績を維持できると見られ、企業全体としてさらなる成長が期待できます。
編集部のまとめ
株式会社AOKIホールディングスの決算は、売上高、営業利益ともに大幅増加となり、財務体質の強化もみられました。
主力事業の業績改善に加え、新規事業の育成にも注力しており、今後の成長期待が高まっています。
株主還元にも力を入れており、今後の株価上昇も期待できるかもしれません。
株式会社AOKIホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社AOKIホールディングスは3月31日が決算日で、年4回の四半期決算を行っています。
配当金は、2023年3月期は年間26円でしたが、2024年3月期は中間配当13円を実施しており、期末配当を含めると年間配当が増額される見込みです。
安定した配当政策を継続しており、株主還元に注力しています。