靜甲株式会社の第122期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

靜甲株式会社の最新の決算報告をお読みいただき、ありがとうございます。2023年12月31日に終了する第3四半期の連結決算では、売上高が260億5,050万円と前年同期比3.5%増と好調に推移しました。また、利益面でも経常利益が5億7,020万円と前年同期比77.7%増と大幅な増益となりました。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: 靜甲株式会社
証券コード: 62860
決算期: 3月

靜甲株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

靜甲株式会社の決算日は3月31日で、毎年6月に第121回定時株主総会が開催され、その後4四半期の決算報告が行われます。主な決算スケジュールは以下の通りです。
・6月:第121回定時株主総会
・6月・10月:中間配当
・6月・11月:四半期報告書提出
・3月:期末決算

主な事業

靜甲株式会社は、産業機械事業冷間鍛造事業電機機器事業車両関係事業不動産等賃貸事業の5つのセグメントで事業を展開しています。
主力の産業機械事業では、製造装置や検査装置などの設計・製造・販売を行っています。また、冷間鍛造事業では自動車部品や工具部品の生産、電機機器事業ではFA機器や空調関連部品の販売を行っています。さらに、車両関係事業では新車・中古車の販売、メンテナンスサービスを提供しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の連結業績は堅調に推移しました。売上高は260億5,050万円と前年同期比3.5%増となり、経常利益は5億7,020万円と前年同期比77.7%増と大幅な増益となりました。
セグメント別にみると、電機機器事業が4.9%増、車両関係事業が5.0%増と増収となった一方で、冷間鍛造事業は29.2%減と減収となりました。利益面では、セグメント利益が電機機器事業で66.5%増、産業機械事業で116.2%増と大幅な増益になっています。

売上・利益の推移

最近3年間の売上高は250億円前後で推移しており、利益面でも経常利益が3.2億円から5.7億円と着実に増加してきています。
特に当第3四半期の決算では、電機機器事業と車両関係事業が好調に推移したことで、全体としての売上高、利益の増加につながりました。
今後も、主力事業の伸長に加え、新規事業の立ち上げにも期待が持てそうです。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期末の連結貸借対照表をみると、資産合計が279億1,856万円と前期末比7億1,928万円の増加となっています。
流動資産は173億8,809万円と前期末比6億7,639万円増加しており、これは受取手形・売掛金の増加などが主な要因です。
一方、負債合計は132億7,613万円と前期末比2億8,094万円増加しました。これは支払手形・買掛金の増加などによるものです。
純資産は146億4,142万円と前期末比4億3,842万円増加しており、自己資本比率は52.4%と健全な水準を維持しています。

資産の部

当第3四半期末の資産は279億1,856万円となり、前期末比7億1,928万円増加しています。
流動資産は173億8,809万円と前期末比6億7,639万円増加しました。これは主に受取手形・売掛金が6億5,449万円増加したことなどが要因です。
固定資産は105億3,046万円と前期末比432万円増加しています。

負債の部

当第3四半期末の負債合計は132億7,613万円となり、前期末比2億8,094万円増加しました。
流動負債は109億7,725万円と前期末比3億5,981万円増加しています。これは主に支払手形・買掛金が3億9,683万円増加したことなどが要因です。
固定負債は22億9,939万円と前期末比7,887万円減少しました。

純資産の部

当第3四半期末の純資産合計は146億4,142万円となり、前期末比4億3,842万円増加しました。
これは主に利益剰余金が3億2,172万円増加したことや、その他有価証券評価差額金が1億1,956万円増加したことが要因です。
自己資本比率は52.4%と健全な水準を維持しています。

ROAとROE

靜甲株式会社のROAは前期3.1%から当第3四半期で2.0%と低下しています。一方、ROEは前期3.9%から当第3四半期で3.0%と低下しました。
ROAが低下したのは、資産合計が増加したにもかかわらず、利益水準の上昇が思わしくなかったためです。また、ROEも利益の伸び悩みと自己資本の増加を反映して低下しています。
今後は、主力事業の収益性改善と新規事業の成長により、ROA、ROEの改善が期待されます。

キャッシュフロー

当第3四半期のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは10億5,355万円の収入となっています。これは主に税金等調整前四半期純利益の計上によるものです。
一方、投資活動によるキャッシュ・フローは1億5,486万円の支出となりました。これは有形固定資産の取得によるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは14億1,248万円の支出となりました。これは借入金の返済や配当金の支払いによるものです。
この結果、当第3四半期末の現金及び現金同等物は前期末比4億7,004万円減少し、76億8,614万円となりました。

配当の支払額

靜甲株式会社は、株主への利益還元を重視しており、年2回の配当を実施しています。
当期の年間配当金は1株当たり16円と前期と同額の水準を維持する見通しです。
中間配当金は8円、期末配当金も8円を見込んでいます。このペースであれば、今後も安定的な配当が期待できるでしょう。

今後の展望

靜甲株式会社は、主力事業の収益力強化に加え、新規事業の育成にも注力していく方針です。
産業機械事業では、製造装置の高度化や自動化ニーズの高まりに対応するため、研究開発投資を積極化する計画です。
また、車両関係事業では、既存の日本メーカー車に加えて、BYD車など中国メーカーの販売にも注力しています。
さらに、不動産事業では新しいポルシェ販売店の建設を進めるなど、新たな成長機会の開拓にも取り組んでいます。

編集部のまとめ

靜甲株式会社の当第3四半期決算は、全体として好調な業績を示しました。
主力の電機機器事業や車両関係事業が伸長し、利益面でも大幅な増益となりました。
今後も、主力事業の収益性改善や新規事業の立ち上げなど、さまざまな成長施策に期待が高まっています。株主還元も安定的に行われており、業績と財務基盤の健全性が確認できる決算内容だと評価できるでしょう。

靜甲株式会社の決算日や配当についてまとめました。

靜甲株式会社の決算日は3月31日で、毎年6月に定時株主総会を開催し、その後四半期ごとに決算報告を行っています。
配当については、年2回(中間配当6月、期末配当11月)実施しており、当期の年間配当金は1株当たり16円を予定しています。今後も安定的な配当が期待できる企業といえるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました