日本デコラックス株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。化粧板製品や不動産事業が好調に推移し、増収増益となっています。創業66年を迎えた同社は、今後もこの勢いを維持し、さらなる成長を目指していきます。
企業情報
企業名: 日本デコラックス株式会社
証券コード: 79500
決算期: 3月31日
日本デコラックス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
日本デコラックス株式会社の決算は3月31日に行われます。四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に行われています。
主な事業
日本デコラックス株式会社は、建築材料事業と不動産事業を展開しています。建築材料事業では、内装用のメラミン化粧板や電子部品用の製品、ケミカルアンカーなどの製造・販売を行っています。不動産事業では、オフィスビルやショッピングモールなどの賃貸管理を行っています。創業以来66年の歴史を持つ老舗企業で、高品質な製品やサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は？
日本デコラックス株式会社の2023年12月期第3四半期の業績は増収増益となりました。売上高は47億4,800万円と前年同期比15.8%増、営業利益は6億1,800万円と77.6%増となっています。建築材料事業の化粧板製品や不動産事業が好調に推移しています。
売上・利益の推移
日本デコラックス株式会社の直近3年間の売上高は、2023年3月期 56億3,800万円、2022年3月期 41億9,900万円、2021年3月期 42億9,900万円となっており、増収傾向にあります。一方、経常利益は2023年3月期 – 、2022年3月期 4億4,300万円、2021年3月期 3億6,000万円と推移しています。
四半期連結貸借対照表について
日本デコラックス株式会社の2023年12月期第3四半期の貸借対照表は、前事業年度末と比べて総資産が約3百万円増加し、175億3,000万円となっています。主な資産は、現金及び預金、投資有価証券、有形固定資産（土地、建物など）となっています。一方、負債は約2億1,600万円減少し、21億4,200万円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が50億円、電子記録債権が11億4,300万円となっており、事業を運営するための十分な流動性を確保しています。また、有形固定資産の土地が50億8,400万円、建物が22億7,900万円と、不動産事業に投資されています。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が3億200万円、電子記録債務が7億3,900万円となっています。前事業年度末と比べて、負債総額は約2億1,600万円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が25億1,500万円、利益剰余金が108億8,900万円となっています。自己資本比率は87.8%と高水準を維持しており、財務基盤が強固です。
ROAとROE
日本デコラックス株式会社のROA(総資産利益率)は、前年同期の3.0%から2.5%に低下しましたが、依然として高い水準を維持しています。一方、ROE(自己資本利益率)は前年同期の3.4%から2.9%に低下しています。これは、配当金の支払いが増加したことなどが影響しています。
キャッシュフロー
日本デコラックス株式会社の当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが5億8,600万円の増加となり、投資活動によるキャッシュ・フローが2億9,800万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローが3億2,800万円の減少となりました。全体としては、現金及び預金が5億8,300万円減少しています。
配当の支払額
日本デコラックス株式会社は、中間配当として1株当たり150円、期末配当として1株当たり250円の配当を行う予定です。年間配当金は400円となる見込みです。配当性向は71.4%となっています。
今後の展望
日本デコラックス株式会社は、建築材料事業では、新たな製品開発や顧客開拓に取り組み、需要の変化に柔軟に対応していくことで、更なる成長を目指します。不動産事業においても、保有資産の有効活用や新規物件の取得などにより、収益基盤の強化を図っていく方針です。
編集部のまとめ
日本デコラックス株式会社は、主力の建築材料事業と不動産事業の好調な業績により、増収増益を達成しました。建築材料事業では、化粧板製品の販売が好調で、不動産事業では、賃貸収入が安定的に推移しています。今後も、事業領域の拡大や新製品開発などに取り組んでいくことで、さらなる成長が期待できそうです。
日本デコラックス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
日本デコラックス株式会社の決算日は3月31日、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に行われています。配当は年2回、中間配当150円、期末配当250円の合計1株当たり400円の配当を実施する予定です。同社は財務基盤も強く、今後の成長が期待できる企業といえるでしょう。
