USJの株主優待は2009年に終了している
USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)の株主優待は、運営会社の上場廃止に伴い2009年に終了しました。現在の運営会社である合同会社ユー・エス・ジェイは非上場のため株主優待は実施されておらず、復活には再上場が前提になります。そして現時点で、再上場の計画は発表されていません。
上場時代にあったUSJの株主優待
株式会社ユー・エス・ジェイは2007年3月に東京証券取引所マザーズへ上場していました。上場中は、保有株数に応じた入場割引券や無料入場券が年2回株主に発行され、入園料の高いテーマパークだけに実用性の高い優待として個人投資家から人気を集めていました。
廃止の経緯:ゴールドマン・サックス系によるTOBと上場廃止
転機は2008年のリーマン・ショックです。株価が低迷する中、2009年5月にゴールドマン・サックス系のSGインベストメンツ株式会社によるTOB(株式公開買付け)が成立し、株式会社ユー・エス・ジェイは同年9月に上場廃止となりました。株主優待は、この上場廃止とともに終了しています。つまり廃止の直接の理由は業績不振ではなく、TOBによる非公開化という資本構成の変化です。
その後の歩みは公式サイトの沿革で確認できます。2015年11月に米コムキャスト傘下のNBCユニバーサルが過半数の株式を取得し、2017年4月に完全子会社化。2018年10月には会社形態を株式会社から合同会社に改め、社名も合同会社ユー・エス・ジェイとなりました。
| 年月 | 出来事 |
|---|---|
| 2007年3月 | 東京証券取引所マザーズに上場(株主優待を実施) |
| 2009年5月 | SGインベストメンツによるTOB成立 |
| 2009年9月 | 上場廃止(株主優待も終了) |
| 2015年11月 | NBCユニバーサルが過半数の株式を取得 |
| 2017年4月 | NBCユニバーサルの完全子会社に |
| 2018年10月 | 合同会社ユー・エス・ジェイに社名変更 |
株主優待が復活する可能性はあるか
復活のシナリオは、事実上「再上場」の一択です。合同会社は株式を発行しない会社形態のため、現在の体制のまま株主優待だけが新設されることは考えられません。復活するとすれば、株式会社への組織変更と再上場を経て、株主還元策として優待が導入されるという流れになります。
ただし、USJは米コムキャスト(NBCユニバーサル)の完全子会社として安定した経営を続けており、再上場に向けた具体的な計画は発表されていません。テーマパーク企業の優待は株主の長期保有を促す効果が大きく、仮に再上場が実現すれば入場割引のような優待が検討される余地は十分ありますが、当面は「復活の見込みは立っていない」というのが正直な現状です。
復活を待つ間の現実的な選択肢
再上場を待つ間も、USJをお得に楽しむ手段や、株主優待でテーマパークに行く手段はあります。無料会員制度Clubユニバーサルのバースデー割引や、オリエンタルランド・京阪ホールディングスなど上場企業のテーマパーク優待という選択肢です。具体的な内容はUSJに株主優待はない理由と代わりに使える割引にまとめています。
まとめ
USJの株主優待は、2009年のTOB成立と上場廃止に伴って終了しました。その後はNBCユニバーサルの完全子会社となり、2018年からは株式を発行しない合同会社に移行しているため、現在の体制で優待が復活することはありません。復活の前提となる再上場も、現時点で計画は発表されていません。優待の復活を待つよりも、公式割引や他社のテーマパーク優待を活用するほうが現実的です。
USJの株主優待はなぜ廃止?経緯と復活の可能性をまとめました
USJの株主優待が使えたのは、運営会社が上場していた2007年〜2009年のわずかな期間でした。廃止の直接の理由は経営不振ではなく、TOBによる非公開化という資本構成の変化です。再上場の観測が出れば状況は変わる可能性があるため、優待の復活に期待する場合は運営会社や親会社コムキャストの動向を追いかけておきましょう。





















