株式会社日本触媒の第112期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社日本触媒の決算報告が公開されました!日本を代表する化学メーカーの業績に注目が集まっています。同社は「マテリアルズ事業」と「ソリューションズ事業」を中心に事業を展開しており、製品の多様性と高い技術力が特徴的です。今回の決算では、原料価格の下落や製品市況の悪化により減収減益となりましたが、依然として高収益性を維持しています。今後の成長に期待が高まっていますね。

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企業情報

企業名: 株式会社日本触媒
証券コード: 4111
決算期: 2024年3月期

株式会社日本触媒の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社日本触媒の決算日は3月31日です。また、決算の発表時期は4月上旬となっています。今回の決算は2023年4月1日から2023年12月31日までの第3四半期累計期間の業績になります。

主な事業

株式会社日本触媒は、化学製品の製造・販売を主な事業としています。具体的には、アクリル酸やアクリル酸エステル、酸化エチレン、エチレングリコール、高吸水性樹脂などのマテリアルズ事業、そして、コンクリート混和剤用ポリマーや電子情報材料、電池材料などのソリューションズ事業を展開しています。幅広い製品ラインナップを持つ化学メーカーとして知られています。

今期の業績と利益率は?

今期の売上収益は2,923億円となり、前年同期に比べて10.2%の減収となりました。一方で、営業利益は144億円と前年同期から43.7%の減益となりました。利益率では、営業利益率が4.9%と低下しています。製品価格の下落や原料価格の高騰の影響を受けたことが主な要因となっています。

売上・利益の推移

過去3年間の業績を見ると、売上収益は3,263億円から2,923億円に減少しています。一方で、営業利益は256億円から144億円に減少しており、売上の減少以上に利益が目減りしています。利益率については、営業利益率は7.8%から4.9%に低下しています。原料高や市況の悪化を背景に、収益性が低下傾向にあるようです。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の総資産は5,292億円で、前期末から59億円増加しています。一方で、負債合計は1,488億円と、前期末から45億円減少しています。この結果、純資産は3,804億円となり、前期末から104億円増加しています。

資産の部

資産の部では、現金及び現金同等物が463億円と前期末から73億円増加しています。一方で、棚卸資産が836億円と前期末から25億円減少しています。これらの変動が主な特徴となっています。

負債の部

負債の部では、営業債務が638億円と前期末から106億円増加しています。一方で、借入金が398億円と前期末から73億円減少しています。これらの変動が主な特徴となっています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が2,939億円と前期末から77億円減少しています。一方で、その他の資本の構成要素が324億円と前期末から104億円増加しています。これらの変動が主な特徴となっています。

ROAとROE

株式会社日本触媒のROAは前期の6.5%から今期3.7%に低下しています。一方、ROEは前期の8.0%から今期2.6%に低下しています。これは、売上の減少と利益率の低下が主な要因となっています。収益性の低下を受け、投下資本の効率も悪化しているようです。今後の収益力の回復が課題となっています。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは459億円の収入となり、前年同期から128億円の増加となりました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは137億円の支出となり、前年同期から32億円の減少となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは258億円の支出となり、前年同期から186億円の増加となりました。全体としては、現金及び現金同等物が463億円と前期末から73億円増加しています。

配当の支払額

株式会社日本触媒は、2023年6月と12月にそれぞれ1株当たり90円の中間配当と期末配当を実施しました。配当金の総額は71億円となっています。株主還元の観点から、安定した配当政策を継続しているようです。

今後の展望

株式会社日本触媒は、グリーントランスフォーメーションを推進し、カーボンニュートラル実現に向けた研究開発に注力しています。また、新製品の開発海外事業の拡大にも力を入れていく方針です。原料価格や市況の変動リスクはあるものの、企業体質の強化成長戦略の推進により、中長期的な業績拡大が期待されています。

編集部のまとめ

株式会社日本触媒は、化学業界の中でも高い収益性と技術力を誇る企業です。今回の決算では、原料高や市況悪化の影響で減収減益となりましたが、堅固な財務体質成長戦略を持っている点が注目されます。今後のグリーン分野への取り組みにも期待が高まっています。中長期的に見れば、企業価値の向上が期待できる銘柄だと言えるでしょう。

株式会社日本触媒の決算日や配当についてまとめました。

株式会社日本触媒の決算日は3月31日で、決算発表時期は4月上旬となります。同社は年2回、中間配当と期末配当を実施しており、今期の1株当たり配当金は合計180円となっています。株主還元に積極的な企業姿勢が窺えます。

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