株式会社エヌジェイホールディングスの最新の決算報告が公開されました!大幅増収と利益回復で、今期の業績は好調だったようですね。ゲーム事業では自社開発ゲームの権利譲渡などがあり、モバイル事業でも改善が見られたようです。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は365百万円と大幅な黒字転換を果たしています。今後の更なる業績向上に期待が高まりそうですね。
企業情報
企業名: 株式会社エヌジェイホールディングス
証券コード: 94210
決算期: 2023年6月30日
株式会社エヌジェイホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社エヌジェイホールディングスの決算日は6月30日です。その後、通常2ヶ月以内の2024年2月9日に四半期報告書が提出される予定となっています。
主な事業
株式会社エヌジェイホールディングスは、ゲーム事業とスマートフォンなどのモバイル事業を展開しています。ゲーム事業では開発受託や運営受託を行い、モバイル事業ではauショップやPiPoPark(ピポパーク)の販売店の運営などを手掛けています。その他にもクレジット決済事業なども行っている総合デジタルサービス企業です。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は売上高が5,170百万円と前年同期比で4.3%の増収となりました。利益面でも営業利益が234百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が365百万円と大幅な黒字転換を果たしています。特に利益率の高いゲーム事業が順調に推移したことが主な要因です。
売上・利益の推移
過去2年間を見ると、売上高は4,956百万円から5,170百万円と着実に増加傾向にあります。一方で利益面では、前期に大幅な損失を計上したものの、今期は大幅な黒字転換を果たしています。ゲーム事業の収益改善と不採算モバイル店舗の閉鎖等の施策が奏功したことが主な要因です。今後も利益率の高いゲーム事業の拡大に期待が寄せられています。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期連結会計期間末の総資産は4,519百万円と前期末から315百万円増加しています。負債は2,764百万円と54百万円減少し、純資産は1,754百万円と370百万円増加しています。資産の増加は主に現金及び預金の増加によるものです。負債の減少は主に短期借入金の返済によるものです。純資産の増加は親会社株主に帰属する四半期純利益の計上が主な要因です。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,777百万円と大幅に増加しています。一方、売掛金及び契約資産が1,131百万円、棚卸資産が326百万円となっています。投資その他の資産は612百万円と前期末から130百万円減少しています。
負債の部
負債の部では、短期借入金が864百万円と前期末から100百万円減少しています。また、長期借入金が335百万円となっています。その他の負債は1,565百万円となっています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が593百万円、資本剰余金が350百万円、利益剰余金が786百万円となっており、前期末から370百万円増加しています。これは親会社株主に帰属する四半期純利益の計上によるものです。
ROAとROE
当第2四半期連結累計期間のROA(総資産利益率)は8.1%、ROE(自己資本利益率)は21.5%となっています。前期は赤字だったことから大幅に改善しています。ゲーム事業の好調な業績と不採算店舗の整理などが奏功し、収益性が高まったことが主な要因です。今後も収益性の維持と向上に期待が高まっています。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動により352百万円増加、投資活動により471百万円増加、財務活動により183百万円減少し、現金及び現金同等物は640百万円増加しています。営業活動の増加は税金等調整前四半期純利益の計上が主な要因で、投資活動の増加は投資不動産の売却等によるものです。財務活動の減少は借入金の返済によるものです。
配当の支払額
当第2四半期連結累計期間では配当の支払いはありませんでした。前期は1株当たり5円の配当を実施しています。今後は業績の回復に合わせて配当の再開が期待されます。
今後の展望
株式会社エヌジェイホールディングスは、ゲーム事業の収益性の安定化とモバイル事業の収益改善に取り組んでいます。ゲーム事業では営業体制の強化や開発リスクの管理強化、モバイル事業では不採算店舗の閉鎖や周辺商材の強化などに取り組んでおり、今後の業績回復と財務基盤の強化に期待が高まっています。さらなる企業価値の向上に向けて、各事業の収支改善と事業ポートフォリオの最適化が課題となっています。
編集部のまとめ
株式会社エヌジェイホールディングスの2023年12月期第2四半期決算は大幅な増収増益となり、特にゲーム事業の収益改善が顕著でした。長期化していた赤字から脱却し、純資産も増加傾向にあり、財務基盤の強化にも期待が高まっています。今後の更なる収益性の向上と配当再開に注目が集まりそうです。
株式会社エヌジェイホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エヌジェイホールディングスの決算日は6月30日で、四半期報告書は通常2ヶ月以内の2月9日に提出される予定です。直近の決算では、売上高5,170百万円、営業利益234百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益365百万円と大幅な黒字転換を果たしています。配当については前期は1株5円の配当を実施しましたが、当期第2四半期では支払いはありませんでした。今後の業績回復に合わせて配当の再開が期待されます。