乳製品の愛好家なら、毎日の牛乳やチーズ、ヨーグルトなどをお得に手に入れたいもの。株主優待を上手く活用すれば、保有株から定期的に乳製品や関連食品がもらえて、日々の買い物で実際に節約につながります。本記事では、乳業メーカーや乳製品関連企業のうち、少額から始められて、実際に使える優待品がもらえる10社を厳選しました。各企業の特徴や優待内容、投資家像まで詳しく解説します。
選定基準
- 乳製品・食品事業の関連性が強い企業を中心に選定。乳業大手から商社、卸売業まで、実際に乳製品や関連食品がもらえるビジネスを営む企業です。
- 100株から始められる企業が大多数。初心者でも手を出しやすく、数十万円の投資で株主優待を受け取ることができます。
- 長期保有で優待内容が増額される企業を積極採用。3年保有で1,500円→2,500円といった増額があり、保有継続のメリットが明確です。
- 年1回以上の権利確定により、定期的にもらえる仕組み。3月・4月・6月など複数の確定月が分散しており、ポートフォリオで通年受け取り可能です。
1. 明治ホールディングス (2269)
菓子・乳業業界最大手。明治製菓と明治乳業が統合した大型企業で、「明治ブルガリア」「スニッカーズ」など家庭の食卓に溶け込んだ商品が豊富です。医薬品事業の成長や海外展開も進み、安定性と成長性を兼ね備えた優待が特徴。
株主優待の中身
- 100株以上:1,500円相当の優待品(または寄付)
- 200株以上:2,500円相当の優待品
- 1,000株以上:5,500円相当の優待品
- 3年以上保有で「長期保有感謝BOX」に昇格。金額は据え置きですが、特別仕様で満足度が高い
こんな人におすすめ
ロングセラー商品の乳製品・菓子を毎日消費する家庭。子どもがいる世帯で、スナック菓子からベビーフードまで幅広い選択肢を活用できる投資家向け。
| 最低投資額(目安) | ¥360,800(100株) |
| 優待内容(要旨) | 100株→1,500円相当、200株→2,500円相当、1,000株→5,500円相当 |
| 権利確定月 | 3月(年1回) |
| 長期保有特典 | あり(3年以上保有で長期感謝BOX) |
| 単元株数 | 100株 |
3年保有で特別パッケージがもらえるため、中長期ホルダー向け。毎年10月末に優待品が送付されるので、スケジュール管理しやすい
2. フジッコ (2908)

煮豆で首位、昆布・総菜で3本柱を構成する食品メーカー。カスピ海ヨーグルトの販売拡大が加速中で、乳製品領域での存在感が高まっています。年末のおせち売上も大きく、季節商品の充実が特徴です。
株主優待の中身
- 100株以上(半年保有):1,000円相当の優待品
- 1,000株以上(半年保有):3,000円相当の優待品
- 1,000株以上で3年保有の場合、4,500円相当へ増額
- 半年保有という短期要件が特徴。権利確定月は3月・9月で年2回のチャンスあり
こんな人におすすめ
豆製品・海藻・総菜といった日常食を常備したい家庭。カスピ海ヨーグルトファンで、定期的に自社製品を取り寄せたい投資家向け。
| 最低投資額(目安) | ¥150,800(100株) |
| 優待内容(要旨) | 100株→1,000円相当、1,000株→3,000円相当(3年保有で4,500円) |
| 権利確定月 | 3月・9月(年2回) |
| 長期保有特典 | あり(1,000株以上で3年保有すると4,500円相当に増額) |
| 単元株数 | 100株 |
半年保有で優待がもらえるため、短期投資家にも向く。年2回の権利確定により、ポートフォリオに組み込むと優待品の受け取り頻度が高い
3. 伊藤園 (2593)

茶葉製品の最大手にして、緑茶飲料で圧倒的なシェアを保有。ルートセールス方式で全国の飲食店・コンビニに浸透しており、身近な飲料メーカーです。傘下にはタリーズコーヒーもあり、飲料・乳製品周辺の事業が充実。
株主優待の中身
- 100株以上:1,500円相当の優待品
- 1,000株以上:3,000円相当の優待品
- 自社通信販売「健康体」で30~50%割引クーポンも付与。商品を買い足す際に割引が効く
- 優待品送付は7月下旬~8月上旬
こんな人におすすめ
毎日お茶を飲む習慣がある家庭。伊藤園の通信販売を活用して、割引クーポンで継続購入したい投資家向け。タリーズ利用者にも相性よし。
| 最低投資額(目安) | ¥284,400(100株) |
| 優待内容(要旨) | 100株→1,500円相当、1,000株→3,000円相当+割引クーポン |
| 権利確定月 | 4月(年1回) |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
優待品に加えて割引クーポンがついるため、継続的に飲料を購入する家庭は実質的な節約メリットが大きい
4. ラクト・ジャパン (3139)

乳原料・豚肉・生ハムなど食肉加工品の専門商社。欧米やオーストラリアから輸入し、アジアの工場で加工・販売しています。乳製品との関連性が強く、チーズやバター、ジェラートなど高級食品がカタログから選べるのが特徴です。
株主優待の中身
- 100株以上(2年保有):カタログから1点選択(3,000円相当)
- チーズセット、生乳ジェラート、バターセット、焼豚・ソーセージなど選択肢が充実
- 300株以上(2年保有):5,000円相当の高級品選択可能
- 寄付選択肢もあり。送付は毎年2月末を目安
こんな人におすすめ
チーズやバター、高級食肉を家庭で楽しみたい層。2年以上の中期保有で高級食品をもらいたい投資家向け。特別な食事会やギフト活用層との相性が良い。
| 最低投資額(目安) | ¥329,000(100株) |
| 優待内容(要旨) | 100株→3,000円相当選択、300株→5,000円相当選択 |
| 権利確定月 | 11月(年1回) |
| 長期保有特典 | あり(2年保有で優待対象) |
| 単元株数 | 100株 |
乳製品と食肉加工品を組み合わせたカタログで、家庭で特別な食事を演出できる。2年保有という明確な要件があるため、計画的な保有管理がしやすい
5. 江崎グリコ (2206)

菓子業界の大手。冷菓やチョコレート、スナック菓子が主体で、「ポッキー」「アイスの実」など国民的商品を多数保有しています。乳製品・カレーなども手がけており、栄養食品ビジネスの拡大により食卓への浸透度が深まっている企業です。
株主優待の中身
- 100株以上(半年保有):1,200円相当の優待品
- 100株以上(3年保有):1,800円相当の優待品
- 500株以上(半年保有):2,400円相当、3年保有で3,600円相当に増額
- 1,000株以上なら最大7,200円相当。3年保有で上乗せメリットが顕著
こんな人におすすめ
菓子・アイス・栄養食品を日常的に消費する家庭。複数回の権利基準日で半年保有を気軽に目指したい投資家。数十万円の投資で毎年ロングセラー商品がもらえる利便性を重視する層。
| 最低投資額(目安) | ¥557,100(100株) |
| 優待内容(要旨) | 100株→1,200~1,800円相当、500株→2,400~3,600円相当、1,000株→4,800~7,200円相当 |
| 権利確定月 | 6月・12月(年2回) |
| 長期保有特典 | あり(3年保有で増額) |
| 単元株数 | 100株 |
年2回の権利確定月で、半年保有なら比較的短期で優待を受け取れる。菓子類は日常消費品のため、もらった優待品を無駄なく活用できる
6. 正栄食品工業 (8079)

食品専門商社。乳製品・油脂類が経営の軸で、製パン・製菓用材料も扱っています。米国・中国に加工工場を持ち、グローバル供給体制を構築中。業界内での地位が確実で、乳原料の需要に直結した企業です。
株主優待の中身
- 100株以上:菓子類詰合わせ(優待品)
- 権利確定月が4月と10月で年2回。金額は非開示だが、同業比で実用性が高い菓子類詰合
- 確定月ごとに異なる菓子セットが選べる可能性あり
こんな人におすすめ
お菓子をコンスタントにもらいたい層。年2回の権利確定で、定期的な優待受け取りを重視する投資家向け。4月・10月のポートフォリオに組み込みやすい銘柄。
| 最低投資額(目安) | ¥396,500(100株) |
| 優待内容(要旨) | 100株以上で菓子類詰合わせ(年2回) |
| 権利確定月 | 4月・10月(年2回) |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
年2回の頻度で菓子類がもらえるため、お菓子好きなら年通して優待の恩恵を受けられる。中堅食品商社の安定性と、定期的な優待支給が利点
7. 六甲バター (2266)

ベビーチーズで首位シェアを誇る乳製品メーカー。QBBブランドが主力で、チーズ・バター関連商品は全国の小売店で見かけるロングセラー。輸入ナッツ加工品も手がけており、お酒のつまみから子どものおやつまで幅広い層に愛用される企業です。
株主優待の中身
- 1,000株以上:3,000円相当の優待品
- 最低投資額は約112万円と高めだが、ベビーチーズなど自社主力商品がもらえる確実性
- 送付は毎年2月下旬。年1回の配分
こんな人におすすめ
QBBブランドのチーズ・バター製品をヘビーユーザーとしている層。ある程度まとまった投資ができ、長期保有で安定配当を期待する投資家向け。
| 最低投資額(目安) | ¥1,124,000(1,000株) |
| 優待内容(要旨) | 1,000株以上で3,000円相当(自社製品) |
| 権利確定月 | 12月(年1回) |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 1,000株 |
投資額は高めですが、QBBチーズなど根強い人気商品がもらえる確実性がある。チーズ・バターの愛用者なら、消費ペースに合わせた長期保有が有効
8. 秋川牧園 (1380)

無農薬・無投薬の食肉、鶏卵、牛乳を製造販売。農薬や抗生物質に頼らない安全性を徹底し、無農薬野菜も直販宅配しています。乳製品・牛乳に特にこだわりが強く、健康志向の消費者に支持されている企業です。
株主優待の中身
- 500株以上:1,500円相当の優待品
- 1,000株以上:3,500円相当の優待品
- 無農薬・無投薬にこだわった自社製品(牛乳・鶏卵・食肉)が直接もらえる
- 送付は7月上旬(株主総会後)
こんな人におすすめ
健康志向・オーガニック志向で、無農薬食品にこだわる層。子どもの食育を重視し、安全な牛乳・卵・食肉を継続購入したい家庭向け。
| 最低投資額(目安) | ¥509,000(500株) |
| 優待内容(要旨) | 500株→1,500円相当、1,000株→3,500円相当(自社製品) |
| 権利確定月 | 3月(年1回) |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
無農薬・無投薬という強いこだわりが差別化要因。健康食品を継続購入する層なら、毎年3月の優待が家計節約に直結する
9. 森永乳業 (2264)

乳業大手。乳飲料・アイス・チーズなど好採算で高シェアの製品が豊富です。乳酸菌(ビフィズス菌・ラクトバチルス)の販売も医療・栄養食品領域で注目されており、「森永絹とうふ」など乳製品の象徴的ブランドを幅広く展開している企業です。
株主優待の中身
- 100株以上:自社商品(森永絹とうふ等)か寄付から選択(1,500円相当)
- 300株以上:自社商品か寄付から選択(3,000円相当)
- 500株以上なら5,000円相当で、絹とうふ・乳製品の詰合せが充実
- 案内は12月上旬送付で、申込みはがき対応
こんな人におすすめ
森永ブランドの乳製品(とうふ・ドリンク・アイス)を毎日の食卓で消費する家庭。社会貢献(寄付選択肢)を重視する投資家にも向く。年1回の優待で、まとまった乳製品をもらいたい層。
| 最低投資額(目安) | ¥465,700(100株) |
| 優待内容(要旨) | 100株→1,500円相当、300株→3,000円相当、500株→5,000円相当(自社製品か寄付) |
| 権利確定月 | 9月(年1回) |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
自社製品か寄付を選べるため、柔軟な優待活用が可能。年1回9月の権利確定で、秋冬の食卓に乳製品が増える実感が得られる
10. 創健社 (7413)

健康自然食品の卸売大手。専門店・生協等向けに、有機食品・自然派食品を流通させています。新製品投入で品数を伸ばし続けており、オーガニック・自然食品志向の消費者層に支えられた成長企業です。乳製品関連も自然派チーズなど取扱品が豊富。
株主優待の中身
- 100株以上:3,000円相当(ECサイト・ギフトカード)
- 200株以上:6,000円相当(ECサイト・ギフトカード)
- 300株以上:10,000円相当(ECサイト・ギフトカード)
- 400株以上ならさらに上乗せで5,000円相当、500株以上で10,000円相当
- ECサイト(https://ec.sokensha.co.jp/)で自由に選べるため、乳製品含む有機食品をカスタム購入可能
こんな人におすすめ
オーガニック・自然派食品にこだわり、自社ECで食品を自由に選びたい層。有機チーズ・自然派乳製品の購入予定がある投資家向け。ギフトカード選択肢も活用でき、自由度が高い。
| 最低投資額(目安) | ¥258,600(100株) |
| 優待内容(要旨) | 100株→3,000円相当、200株→6,000円相当、300株→10,000円相当(ECサイト・ギフトカード) |
| 権利確定月 | 3月(年1回) |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
ECサイトで自由に商品選択でき、有機チーズなど乳製品も購入可能。ギフトカード選択肢もあり、優待活用の自由度が最も高い
株主優待の取得時の注意点
株主優待を受け取るには、権利付き最終日(権利確定月の最後の営業日)までに株式を保有している必要があります。売買タイミングを誤ると、優待権を失うため注意が必要です。また、NISA(少額投資非課税制度)を活用すれば、優待品に関わる節税効果も期待できます。単元割れ(100株未満の購入)を避けて、必ず100株単位での購入を心がけましょう。
優待内容は変更・廃止される可能性があるため、投資前に必ず各社の最新IR情報をご確認ください。本記事の情報は作成時点での内容であり、企業の経営方針や市場環境の変化に伴い更新されます。投資判断の際は、各企業の公式サイトまたは株主向けIR資料で最新の優待内容をご確認いただき、ご自身の責任で判断してください。
まとめ
乳製品がもらえる・お得になる株主優待は、毎日の食卓に直結した実用性の高い優待ばかりです。100株から始められる企業が大多数で、数十万円の投資で定期的に乳製品やチーズ、ヨーグルトなど消費財がもらえます。長期保有で優待内容が増額される企業も多く、保有継続のメリットが明確。ただし、優待内容は企業の経営方針により変更・廃止される可能性があり、投資の最終判断はご自身の責任です。本記事の情報をベースに、各企業の最新IR情報を確認した上で、ご自身の投資目標・家計に合った銘柄を選んでください。













