eスポーツ業界は急速な成長期を迎えており、多くの企業が新しいビジネスチャンスとして注目しています。推しのゲームやプレイヤーをサポートしたいと考える方にとって、「株主優待」は単なる配当以上の価値があります。ゲーム開発企業からデバイスメーカー、ライブ配信プラットフォーム、イベント運営企業まで、eスポーツ関連企業の株主になることで、業界の発展に貢献しながら株主優待の恩恵を受けられます。本記事では、そんなあなたの投資選択肢となる、厳選した10社の優待内容と魅力をご紹介します。
1. NTT (9432)

国内通信事業の最大手として、携帯電話や光回線で高いシェアを占めています。オンラインゲーム・eスポーツの安定した通信基盤を提供する企業として、業界のインフラを支えています。少額投資でも継続保有の恩恵が大きいのが特徴です。
株主優待の中身
- 保有期間が2年に達した株主:1,500ポイント
- 保有期間が5年に達した株主:3,000ポイント
※年1回、毎年6月以降に進呈
こんな人におすすめ
通信インフラの安定性を重視する投資家、長期保有でポイント増額を狙う層に最適。低額から始めたい初心者にも適しています。
| 最低投資額(目安) | ¥14,840(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→ポイント制(2年で1,500pt、5年で3,000pt) |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | あり(2年・5年で増額) |
| 単元株数 | 100株 |
2年目・5年目という区切りで優待が増える仕組みなので、長期保有を計画している投資家に向いています。最低投資額も最安水準のため、複数企業への分散投資にも適しています。
2. ソニーグループ (6758)

PlayStationなどゲーム事業で世界的な地位を占める総合エンターテイメント企業です。映画・音楽・AV機器など、eスポーツ関連の周辺産業にも大きく関わっています。AV機器割引はPC・ゲーミング環境の整備に役立ちます。
株主優待の中身
- 100株以上:AV商品15%割引クーポン(5回利用可能)
- 100株以上:VAIO本体5%割引クーポン(5回利用可能)
※2025年実績、利用期間は約12ヶ月
こんな人におすすめ
ゲーミング環境の整備にAV機器が必要な投資家、ソニー製品ユーザーに適しています。割引を実際に活用できる層にメリットが大きい。
| 最低投資額(目安) | ¥337,200(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→AV機器15%割引、VAIO 5%割引クーポン各5回 |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
モニターやスピーカーなどのAV機器の割引が受けられるため、実際にゲーミングセットアップを整備する層には実用的です。VAIO PCの割引も含まれます。
3. KDDI (9433)

総合通信企業として「au」ブランドを展開し、携帯通信の大手です。eスポーツ配信やライブストリーミングの安定通信を支える基盤企業として、業界に深く関わっています。長期保有で優待が増額される仕組みになっています。
株主優待の中身
- 200株以上、1年以上保有:2,000円相当(Pontaポイント、ローソン商品、または寄付)
- 200株以上、5年以上保有:3,000円相当(同上から選択)
※Pontaポイントは最大1.5倍に増量可能
こんな人におすすめ
通信インフラの安定性と長期保有のメリットを重視する投資家。Pontaポイント経済圏を活用している層にもおすすめです。
| 最低投資額(目安) | ¥503,900(200株~) |
| 優待内容(要旨) | 200株→1年以上で2,000円相当、5年以上で3,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | あり(1年・5年で増額) |
| 単元株数 | 100株 |
200株以上の購入が必要ですが、5年保有で優待額が増える点が大きなメリット。Pontaポイントを選択すれば、auユーザーにとって利用しやすい形態です。
4. abc (8783)

多角経営の企業で、ゲーム・サイバーセキュリティ事業を展開し、eスポーツ業界との関連性が高いのが特徴です。ポイント制の優待で、長期保有により最大2倍の増額が見込めます。NFTなどデジタル資産の優待も提供。
株主優待の中身
- 100株以上、初年度:100ポイント/株(計10,000ポイント)
- 1年以上保有:保有株式数の1.5倍
- 2年以上保有:保有株式数の1.6倍
- 最大6年以上保有:保有株式数の2.0倍
- 10,000株以上でミームコインNFT付与
※ポイントは自社グループ店舗で1ポイント1円として利用可能
こんな人におすすめ
長期保有で高い増額を狙う成長志向の投資家、デジタル資産やNFT領域に興味のある層に適しています。
| 最低投資額(目安) | ¥18,400(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→初年度10,000pt、長期保有で最大2.0倍 |
| 権利確定月 | 8月 |
| 長期保有特典 | あり(6年で2.0倍まで増額) |
| 単元株数 | 100株 |
保有年数に応じてポイント倍率が上がる仕組みで、6年保有なら初年度の2倍獲得できます。ゲーム・セキュリティ事業への注目度も高く、将来の成長期待も込めて投資できる点が魅力です。
5. バンダイナムコホールディングス (7832)

総合娯楽企業として、ゲーム・玩具で国内有数の規模を誇ります。eスポーツタイトルの開発・運営にも力を入れており、業界との結びつきが強い企業です。ポイント制の優待で選択肢が豊富です。
株主優待の中身
- 100株以上:1,000ポイント
- 300株以上:2,000ポイント
- 1,500株以上:4,000ポイント
- 3,000株以上:6,000ポイント
- 15,000株以上:10,000ポイント
- 30,000株以上:20,000ポイント
※ポイントは商品券・ギフト・アミューズメントチケット等から選択可能
こんな人におすすめ
ゲーム・キャラクターグッズ好きな投資家、娯楽施設の利用に興味のある層に最適。ポイント選択肢の豊富さが特徴です。
| 最低投資額(目安) | ¥365,300(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→1,000pt、300株→2,000pt、段階的に増額 |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
100株単位で株数に応じてポイント額が大きく増える階段式の優待体系。選択肢も豊富で、商品券・グッズ・寄付など自分に合った形で受け取れます。
6. テー・オー・ダブリュー (4767)

イベント制作業界の最大手で、eスポーツイベント・ライブイベントの企画制作に深く関わっています。ブランドデザインに強みを持ち、業界の創造的な側面を担う企業です。
株主優待の中身
- 1,000株以上、1年以上保有:500円相当
- 1,000株以上、3年以上保有:2,000円相当
※毎年11月下旬に贈呈
こんな人におすすめ
イベント・ライブ業界を支援したい投資家、eスポーツの大会運営に興味のある層に適しています。
| 最低投資額(目安) | ¥371,000(1,000株~) |
| 優待内容(要旨) | 1,000株→1年で500円、3年で2,000円 |
| 権利確定月 | 6月 |
| 長期保有特典 | あり(1年・3年で増額) |
| 単元株数 | 1,000株 |
1,000株以上の購入が必要で、最低投資額は比較的高めですが、3年保有で4倍の優待額に増える点が魅力。eスポーツイベント制作の業界リーダーとして、業界成長を支援する投資ができます。
7. ヤマダホールディングス (9831)

家電量販業界の最大手として、全国に大型店舗を展開しています。ゲーミングPC・周辺機器の販売を通じてeスポーツユーザーをサポートしています。年2回の優待で通常利用しやすいのが特徴。
株主優待の中身
- 100株以上(3月):500円相当(1枚、税込1,000円以上で1,000円ごとに1枚利用可)
- 100株以上(9月):1,000円相当(2枚)
- 500株以上、1,000株以上、10,000株以上で更に増額
※6月下旬・12月中旬に贈呈
こんな人におすすめ
ゲーミング機器を実際に購入する層、年2回の優待で定期的にお得に買い物したい投資家に適しています。
| 最低投資額(目安) | ¥55,960(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年2回、3月500円+9月1,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月、9月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
年2回の優待があるため、定期的に買い物券が得られます。ゲーミングモニターやキーボード、マウスなどの購入に使えるため、実用性が高い点が大きな利点です。
8. ビックカメラ (3048)
大手家電量販企業として、首都圏を中心に展開しています。ゲーミング関連機器の充実した品揃えが特徴で、PC・モニター・ヘッドセットなど幅広く取り扱っています。長期保有で優待が増額される仕組みになっています。
株主優待の中身
- 100株以上(2月):2,000円相当
- 100株以上(8月、1年未満保有):1,000円相当
- 100株以上(8月、1年以上保有):2,000円相当、2年以上で3,000円相当
- 500株以上、1,000株以上で更に増額
※5月・11月に贈呈
こんな人におすすめ
ゲーミング機器の実際の購入を予定している層、長期保有で優待を増やしたい投資家に最適。年2回の優待で利用機会が多い。
| 最低投資額(目安) | ¥165,750(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→年2回、2月2,000円+8月は保有期間で1,000~3,000円 |
| 権利確定月 | 2月、8月 |
| 長期保有特典 | あり(8月分が1年・2年で増額) |
| 単元株数 | 100株 |
年2回の優待で、8月分は保有期間で増額される仕組み。2年保有で8月分が3,000円相当に増えるため、長期保有のメリットを実感しやすいのが特徴です。
9. 鉄人化ホールディングス (2404)

カラオケ店を主力としながら、スポーツ配信・アニメ・ゲーム関連のコラボレーションを展開する企業です。eスポーツイベントやゲーム文化への関与が強く、ユーザー層の親和性が高い。
株主優待の中身
- 100株以上(8月):スパークリングワインチケット または らーめんギフトセット
- 100株以上(8月追加):優待券3枚(自社グループ店舗で1,000円割引)
- 500株以上:優待券5枚
- 1,000株以上:優待券25枚
- 5,000株以上:優待券50枚
※11月下旬に贈呈
こんな人におすすめ
カラオケやゲーム関連施設の利用が好きな層、エンタメ企業への投資を通じてコミュニティを支援したい投資家に適しています。
| 最低投資額(目安) | ¥56,100(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→ワインギフト+優待券3枚(1,000円×3) |
| 権利確定月 | 8月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
カラオケ店での利用割引と、ワイン・グルメギフトの両方が得られるユニークな優待。ゲーム関連のコラボイベントも開催しており、eスポーツコミュニティとの結びつきが強い点が特徴です。
10. サイバーエージェント (4751)

インターネット広告事業からゲーム開発、ABEMA等のメディア事業に注力する成長企業です。eスポーツ関連のデジタルコンテンツ配信・投資育成事業を展開しており、業界の最前線にいます。
株主優待の中身
- 100株以上:ABEMAプレミアム利用料3ヶ月無料
- 500株以上:ABEMAプレミアム利用料12ヶ月無料
※毎年11月下旬にクーポンを発送(登録後利用開始)
こんな人におすすめ
ABEMAでeスポーツ配信やゲーム番組を視聴する層、デジタルコンテンツプラットフォームへの投資に関心がある投資家に最適。
| 最低投資額(目安) | ¥124,250(100株~) |
| 優待内容(要旨) | 100株→ABEMA 3ヶ月無料、500株→12ヶ月無料 |
| 権利確定月 | 9月 |
| 長期保有特典 | なし |
| 単元株数 | 100株 |
ABEMAはeスポーツ大会の生放送やゲーム配信で業界的に重要なプラットフォームです。100株で3ヶ月無料、500株で12ヶ月無料という実用的な優待で、デジタルコンテンツの実際の利用価値を享受できます。
株主優待の取得時の注意点
株主優待を受け取るには、権利確定日時点での株主名簿への記録が必須です。通常、権利確定日の約2営業日前の「権利付き最終日」までに購入を完了する必要があります。売買のタイミングに注意し、焦らず余裕を持った投資計画を立てることが重要です。
NISAやつみたてNISAの対象銘柄を活用すれば、優待の価値をより効率的に享受できます。ただし、単元割れ(100株未満)での購入は優待が受けられない点に注意してください。
本記事で紹介した優待内容は、取材時点での情報です。優待内容は変更・廃止される可能性があるため、投資前に必ず各企業の最新IR情報をご確認ください。また、配当や株価の変動も投資判断に影響するため、総合的なリサーチが重要です。
まとめ
eスポーツ関連の株主優待は、通信インフラ企業からゲーム・娯楽企業まで、幅広い業界から選択できます。本記事で紹介した10社は、業界との関連性が強く、少額から始められるものが多いのが特徴です。長期保有で優待が増額される企業も複数あり、投資スタイルに応じた選択が可能です。
ただし、株主優待は企業の経営状況により変更される可能性があります。また、株式投資にはリスクが伴うため、投資の最終判断はご自身の責任と判断において行ってください。各企業の最新情報を確認した上で、慎重に投資判断を進めることをお勧めします。














