富士石油株式会社の第22期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

富士石油株式会社の第3四半期決算報告書が発表されました。同社は石油精製・販売を主要事業として展開しており、今期も安定した業績を維持しているようです。特に、原油価格の変動による在庫影響が業績に好影響を及ぼしたことが特徴的です。売上高や利益は前年同期と比較して改善しており、健全な財務状況を維持していることが分かりました。今後は、原油価格動向や為替変動、製品需要の変化などに注目していく必要がありそうですね。経営陣の的確な判断と、従業員一丸となった取り組みによって、引き続き良好な業績を維持できると期待されます。

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企業情報

企業名: 富士石油株式会社
証券コード: E01082
決算期: 2023年3月31日

富士石油株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

富士石油株式会社の決算期は3月31日です。第3四半期決算報告書は2024年2月13日に提出されました。年間では、第1四半期(6月)、第2四半期(9月)、第3四半期(12月)、本決算(3月)の年4回の決算発表を行っています。

主な事業

富士石油株式会社は、石油精製・販売を主要事業として展開しています。袖ケ浦製油所を核とした石油製品の製造・販売、そしてグループ会社での石油製品の販売など、石油関連のバリューチェーン全体をカバーしています。また、石油化学製品の製造・販売にも注力しており、エネルギー関連業界の中核企業として存在感を発揮しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の売上高は5,358億円営業利益は81億円経常利益は101億円と、前年同期と比較して減収もしくは増益となりました。特に、在庫影響が63億円の原価押し下げ要因となったことが大きな要因です。このように、原油価格の変動が業績に大きな影響を与えるのが同社の特徴といえるでしょう。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高と利益の推移を見ると、2023年3月期は売上高が8,508億円、経常利益が134億円と、大変好調な結果となりました。一方で、2022年3月期は売上高が6,809億円、経常利益が22億円と、不安定な推移となっています。このように、同社の業績は原油価格や為替など外部環境の影響を大きく受ける傾向にあるといえます。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産が4,111億円と前期末から741億円増加しています。これは主に、棚卸資産の増加375億円、売掛金の増加326億円によるものです。一方、負債合計は3,272億円で、短期借入金の増加が主な要因です。純資産は839億円と、前期末比122億円増加しており、健全な財務状況を維持しています。

資産の部

資産の部では、流動資産が2,816億円と大幅に増加しています。これは、原油価格上昇に伴う棚卸資産の増加や売掛金の増加によるものです。一方、固定資産は1,294億円とほぼ横ばいで推移しています。

負債の部

負債の部では、流動負債が2,910億円と大幅に増加しています。これは主に、短期借入金の増加によるものです。一方、固定負債は361億円と、前期末から25億円減少しています。

純資産の部

純資産の部では、純資産合計が839億円と前期末から122億円増加しています。これは、利益剰余金の増加79億円や為替換算調整勘定の増加37億円などが主な要因です。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は前期の2.3%から2.5%に上昇し、ROE(自己資本利益率)も前期の11.0%から10.4%と若干低下しています。ROEの低下は、純資産が増加したことが主な要因と考えられます。同社では、原油価格変動のリスクを抑えつつ、収益性を高めていくことが重要な課題となっています。

キャッシュフロー

公表されていない為、詳細な情報は不明ですが、当第3四半期累計期間の減価償却費は57億円となっています。設備投資や借入金返済など、営業活動や投資活動、財務活動によるキャッシュフローの推移にも注目が必要でしょう。

配当の支払額

富士石油株式会社は、1株当たり年間10円の配当を実施しています。当第3四半期累計期間では、6月に1株当たり10円の期末配当を行っています。株主還元の観点から、今後の配当動向にも注目が必要でしょう。

今後の展望

原油価格や為替の変動リスクはあるものの、同社は安定した事業基盤と健全な財務状況を維持しています。今後は、製品需要の変化やカーボンニュートラルへの対応など、中長期的な視点での経営課題にも取り組んでいく必要がありそうです。経営陣の的確な判断と、従業員一丸となった取り組みによって、引き続き良好な業績を維持できると期待されます。

編集部のまとめ

富士石油株式会社は、石油精製・販売を中心とする安定した事業基盤を持つ企業です。今期の業績は、原油価格変動に伴う在庫影響の好影響を受け、売上高は減少したものの、利益面では大幅な改善を果たしています。財務面でも健全性が維持されており、株主還元としての配当も継続されています。今後は、中長期的な視点での経営課題にも取り組んでいくことが重要でしょう。

富士石油株式会社の決算日や配当についてまとめました。

富士石油株式会社の決算期は3月31日で、年4回の決算発表(第1四半期6月、第2四半期9月、第3四半期12月、本決算3月)を行っています。配当は1株当たり年間10円を実施しており、第3四半期では6月に期末配当を行っています。同社は安定した事業基盤と財務体質を有しており、今後の業績推移や配当動向にも注目が必要です。

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