ウエルシアホールディングス株式会社の最新の決算情報をお届けします。調剤薬局・ドラッグストア大手のウエルシアホールディングスの業績は安定した成長を続けています。新型コロナ禍で伸びた商品の需要が落ち着いているものの、インフルエンザの流行や外出需要の回復で業績は順調に推移しました。今後も地域No.1の健康ステーションを目指して、さらなる成長が期待されるでしょう。
企業情報
企業名: ウエルシアホールディングス株式会社
証券コード: 31410
決算期: 2023年2月期
ウエルシアホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
ウエルシアホールディングス株式会社の決算日は2月28日で、第3四半期の決算期間は2023年3月1日から2023年11月30日までとなっています。
主な事業
ウエルシアホールディングス株式会社は、ドラッグストアやドラッグストア併設の調剤薬局を主力事業とする企業です。医薬品、化粧品、家庭用品、食品などの販売と調剤業務を行っています。全国各地にグループ店舗を展開し、地域No.1の健康ステーションを目指しています。
今期の業績と利益率は？
当第3四半期連結累計期間の売上高は910,460百万円となり、前年同期比で7.6%の増収となりました。利益面では、営業利益が31,105百万円、経常利益が34,295百万円と、前年同期比でそれぞれ1.2%減、6.2%減となりました。
売上・利益の推移
ウエルシアホールディングスの売上高は、2022年2月期に1,144,278百万円を記録し、過去最高値を更新しました。利益面でも、経常利益は52,149百万円と堅調な業績を維持しています。2023年2月期の業績も、売上高、利益ともに前期を上回る見通しです。
四半期連結貸借対照表について
ウエルシアホールディングスの財務体質は安定しており、資産合計は前期末比13,311百万円増加の550,673百万円となっています。負債合計は312,907百万円で、自己資本比率は41.9%と健全な水準を維持しています。
資産の部
資産の部では、売掛金が62,861百万円、商品が143,770百万円となり、前期末から大きく増加しています。一方で、現金及び預金が29,826百万円と減少しています。
負債の部
負債の部では、買掛金が165,102百万円と前期末から大きく増加しています。一方で、未払法人税等が2,491百万円と大幅に減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が180,030百万円と前期末から大幅に増加しています。一方で、自己株式が9,554百万円と増加しています。
ROAとROE
ウエルシアホールディングスのROA(総資産経常利益率)は前期の9.7%から当期6.2%に低下しています。一方でROE(自己資本当期純利益率)は前期11.6%から当期8.6%と若干低下しています。これは経常利益が減少したことが主因と考えられます。
キャッシュフロー
ウエルシアホールディングスのキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが28,314百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが19,641百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが10,701百万円の支出となっています。当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローは全体として減少傾向にあります。
配当の支払額
ウエルシアホールディングスは2023年4月10日と2023年10月10日の年2回、1株当たり16円、17円の配当を実施しています。配当性向は前期24.3%、当期は34.4%となっています。
今後の展望
ウエルシアホールディングスは、2030年までに「地域No.1の健康ステーション」を目指しています。今後は医薬品販売の減少分を健康関連サービスの拡大で補うことで、持続的な成長を目指していく方針です。また、2026年2月までにたばこの販売を終了する計画も発表しており、企業としての社会責任を果たすことにも取り組んでいます。
編集部のまとめ
ウエルシアホールディングスは、ドラッグストア業界の大手企業として安定した業績を残し続けています。コロナ禍の影響が和らぐ中、インフルエンザの流行や外出需要の回復で、業績は順調に推移しています。今後は健康関連サービスの拡大やたばこの販売終了など、社会課題への取り組みにも注目が集まりそうです。今後も持続的な成長が期待されるでしょう。
ウエルシアホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ウエルシアホールディングスの決算日は2月28日で、年2回の配当(中間配当・期末配当)を実施しています。2023年度の配当金は合計33円(中間配当16円、期末配当17円)となる見通しです。株主還元強化に取り組む企業として注目されています。
