株式会社シーティーエスの第34期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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株式会社シーティーエスの2023年12月期第3四半期決算が発表されました。建設業界を主要顧客とするITインフラ企業でありながら、近年はデータ・情報サービスの提供にも注力している同社は、当期の業績が堅調に推移しました。収益力の高いレンタル・サブスクリプションサービスの拡大により、売上高、営業利益ともに増加傾向にあります。今後も「サイトアシストサービス」を中心とした付加価値の高いデジタルサービスの提供に注力し、更なる成長が期待されます。

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企業情報

企業名: 株式会社シーティーエス
証券コード: 43450
決算期: 3月

株式会社シーティーエスの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社シーティーエスの決算期は3月で、第3四半期決算は12月期となります。2023年2月14日に2023年3月期第3四半期決算が発表されています。

主な事業

株式会社シーティーエスは建設業界を主要顧客とする企業です。建設現場向けにIT機器のレンタルやクラウドサービスの提供などを行う「デジタルデータサービス(DDS)事業」、測量機器のレンタルや販売を行う「測量計測システム(SMS)事業」を展開しています。また、道路標示や標識の工事なども手掛けています。近年はデジタル技術を活用し、建設現場の生産性向上や業務の効率化を支援するサービスの提案に注力しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の売上高は8,243百万円営業利益は2,132百万円と、いずれも前年同期を上回る好調な実績となりました。営業利益率も25.9%と高水準を維持しています。主力のDDS事業が伸長したことが業績拡大につながりました。

売上・利益の推移

最近3年間の売上高は10,797百万円(2023年3月期)、8,152百万円(2022年3月期)、8,243百万円(2023年12月期第3四半期)と、堅調に推移しています。利益面でも営業利益は2,722百万円(2023年3月期)、1,990百万円(2022年3月期)、2,132百万円(2023年12月期第3四半期)と高い水準を維持しています。DDS事業の成長が業績の牽引役となっています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末の総資産は15,684百万円と前期末比942百万円増加しました。現金・預金は6,242百万円、投資有価証券が2,651百万円と主な資産構成となっています。一方、負債は4,256百万円で、流動負債のその他が2,143百万円と最も大きな項目です。純資産は11,427百万円と、自己資本比率は72.9%と高い水準を保っています。

資産の部

資産の部では、現金・預金が6,242百万円と手元流動性が高く、投資有価証券が2,651百万円と安定的な収益基盤を備えています。また、有形固定資産3,736百万円を保有し、建設現場支援に必要なインフラを保有しています。

負債の部

負債の部では、流動負債のその他が2,143百万円と最も大きな項目となっています。また、リース債務1,141百万円を保有しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金は8,673百万円を計上しており、自己資本比率は72.9%と高水準にあります。財務基盤は安定しているといえます。

ROAとROE

同社のROAは2023年3月期11.9%、ROEは16.6%と、ともに高水準を維持しています。DDS事業の成長や付加価値の高いレンタル・サブスクリプションサービスの拡大により、収益性が高い経営を実現できている状況です。今後もサービスの差別化と収益力の向上に注力していくことが期待されます。

キャッシュフロー

同社は営業キャッシュ・フローを安定的に確保しており、設備投資などへの投資キャッシュ・フローにも余裕がある良好な財務状況です。一方で、配当金支払いにより財務キャッシュ・フローはマイナスとなっています。自社株買い等の資本政策にも注目が集まります。

配当の支払額

同社は2023年3月期に1株当たり11.50円の配当を実施しました。2024年3月期も1株当たり12.50円の配当を見込んでおり、安定した配当政策を維持しています。今後の企業成長と株主還元のバランスが注目されます。

今後の展望

同社は、2024年3月期から2026年3月期までの中期経営計画を策定し、ハードウェアレンタルからデータ・情報サービスの提供に注力する事業転換を図っています。「サイトアシストサービス」の強化により、売上高140億円、営業利益36億円、営業利益率25%超、ROE20%超を目指しており、デジタル化対応の建設業界で存在感を高めていくことが期待されます。

編集部のまとめ

株式会社シーティーエスは、建設業界における生産性向上やデジタル化を支援するITインフラ企業として高い評価を得ています。主力のDDS事業を中心に、収益性の高いレンタル・サブスクリプションサービスが好調に推移しており、今後の成長が期待できる企業といえるでしょう。また、同社は中期的な経営ビジョンを明確に示しており、株主還元にも意欲的に取り組んでいる点も注目に値します。安定した業績と健全な財務基盤を背景に、同社の今後の動向に期待が高まります。

株式会社シーティーエスの決算日や配当についてまとめました。

株式会社シーティーエスの決算期は3月で、第3四半期決算は12月期となります。同社の2023年12月期第3四半期決算は好調な結果となり、売上高8,243百万円、営業利益2,132百万円と前年同期を上回りました。また、2023年3月期の配当金は1株当たり11.50円で、2024年3月期も12.50円を予定しており、安定した株主還元を実施しています。今後は「サイトアシストサービス」を中心としたデジタルサービスの提供に注力し、更なる事業拡大を目指していきます。

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