アビックス株式会社は、2023年12月31日に第3四半期の決算を発表しました。売上高は25億3,465万円と大幅に増加し、営業利益も1,185万円と黒字化しました。デジタルサイネージ関連事業が順調に推移しており、特にコンテンツマネジメントシステム「DiSi cloud」や「AIサイネージソリューション」の契約数が伸びています。今後もデジタルプラットフォーム「MiRAi PORT」の展開に注力していく方針です。
企業情報
企業名: アビックス株式会社
証券コード: 78360
決算期: 3月期
アビックス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
アビックス株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日に発表されました。
主な事業
アビックス株式会社は、デジタルサイネージ関連事業を主力事業としています。機器リース部門、運営部門、情報機器部門の3つの部門で構成されており、デジタルサイネージの製造・販売、リース、運営サポートなどを行っています。また、ハイパーローカルメディア「タウンビジョン」を運営するValue creating事業にも注力しています。
今期の業績と利益率は?
アビックス株式会社の2023年12月期第3四半期の業績は、売上高が25億3,465万円と大幅に増加しました。営業利益も1,185万円と黒字化しました。デジタルサイネージ関連事業が順調に推移しており、特に契約数の伸びが好調でした。
売上・利益の推移
前年同期と比べ、売上高は35.7%の増加となりました。営業利益は前年同期の127,885万円の損失から11,854万円の利益に転じました。また、親会社株主に帰属する四半期純損失は1,077万円と大幅に改善しています。デジタルサイネージ関連事業が伸長したことが主な要因です。
四半期連結貸借対照表について
アビックス株式会社の2023年12月期第3四半期の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は25億9,924万円で前期末から4億5,768万円減少しました。負債も11億3,410万円と前期末から4億5,757万円減少しています。
資産の部
流動資産は18億1,326万円で、前期末から3億6,327万円減少しました。主な要因は売掛金の減少です。固定資産は7億8,598万円で、前期末から9億4,415万円減少しています。
負債の部
流動負債は5億3,721万円と前期末から4億9,247万円減少しました。主な要因は買掛金と前受金の減少です。固定負債は5億9,688万円と前期末から3億2,397万円増加しています。
純資産の部
純資産は14億6,514万円と前期末から111万円減少しています。自己資本比率は56.2%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
アビックス株式会社のROA(総資産経常利益率)は0.3%、ROE(自己資本利益率)は0.6%となっています。これまで低迷していた業績が改善傾向にあるため、今後のさらなる収益性の向上が期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については、四半期連結財務諸表の注記に記載されていませんが、前年同期と比べ営業活動によるキャッシュ・フローが大幅に改善していると考えられます。
配当の支払額
アビックス株式会社は当第3四半期連結累計期間において配当を行っていません。今後の業績回復に合わせて、配当の再開が期待されます。
今後の展望
アビックス株式会社は「デジタルサイネージ業界No.1」を目指しており、デジタルマーケティングに注力することで新しいマーケットや新規顧客の開拓を進めています。特にCMS「DiSi cloud」やAIサイネージソリューションの契約が順調に増加しており、今後もデジタルプラットフォーム「MiRAi PORT」の展開に注力していく方針です。
編集部のまとめ
アビックス株式会社は、デジタルサイネージ関連事業を中心に業績が回復基調にあります。特に主力のCMS「DiSi cloud」やAIサイネージソリューションの契約が増加していることが好業績の背景にあります。今後もデジタルプラットフォームの強化に注力し、さらなる成長が期待される企業です。
アビックス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
アビックス株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日に発表されました。この第3四半期決算では、売上高が大幅に増加し営業黒字化するなど、業績が改善傾向にあります。一方で、当期は配当を行っていません。今後の業績回復に合わせて、配当の再開が期待されます。