株式会社カーチスホールディングスの2023年度第3四半期の決算報告が公開されました。売上高は13,151百万円と前年同期比1.8%の減収となりましたが、売上総利益は2,258百万円と6.2%の増益に転じました。
企業情報
企業名: 株式会社カーチスホールディングス
証券コード: E02895
決算期: 2023年3月31日
株式会社カーチスホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社カーチスホールディングスの決算日は 3月31日です。第3四半期決算は 2023年12月31日が対象期間となります。
主な事業
株式会社カーチスホールディングスは、中古車販売、自動車買取、リースバックなどの自動車関連事業を中心に展開しています。自動車流通事業とリースバック関連事業の2つのセグメントに分かれており、国内外の中古車取引やリースバック事業などで収益を上げています。
今期の業績と利益率は?
この第3四半期では、売上高が13,151百万円と前年同期比1.8%減収となりましたが、売上総利益は2,258百万円と6.2%の増益となりました。経常利益は22百万円と大幅に改善し、第3四半期連結累計期間は黒字で推移しています。
売上・利益の推移
前年同期と比較して、売上総利益が6.2%増加したほか、営業損失は245百万円から7百万円と大幅に改善しました。また、経常損失も226百万円から経常利益22百万円に好転しています。収支の改善が進んでいることがわかります。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の総資産は6,798百万円で、前期末から65百万円増加しています。負債合計は1,886百万円で、前期末から65百万円増加しました。純資産は4,912百万円と微増しており、自己資本比率は 69.2% となっています。
資産の部
現金及び預金が313百万円増加し、合計では5,335百万円となっています。商品も91百万円増加しましたが、売掛金は384百万円減少しています。
負債の部
契約負債が320百万円増加した一方で、短期借入金が184百万円減少しました。また、未払金も50百万円減少しています。
純資産の部
新株予約権の行使により、資本金と資本剰余金が合計9百万円増加しています。一方で、利益剰余金は37百万円減少しました。
ROAとROE
第3四半期の時点ではROAやROEの数値は示されていませんが、売上総利益率の改善や利益の好転などから、通期決算では前期の-7.6%(ROA)、-10.5%(ROE)からプラスに転じる可能性があります。
キャッシュフロー
第3四半期のキャッシュフロー計算書は開示されていませんが、現金及び預金の期末残高が前期末から313百万円増加していることから、営業活動によるキャッシュ・フローが改善傾向にあると考えられます。
配当の支払額
当第3四半期では配当の支払いは行われておらず、通期での配当予想も示されていません。過去の傾向から、業績改善が続けば配当復配の可能性もありますが、現時点では不透明な状況です。
今後の展望
株式会社カーチスホールディングスは、引き続き顧客ファーストの姿勢で、車検やメンテナンス、保険などのアフターサービスの充実に取り組んでいきます。また、海外市場での拡大や、新たな物流関連事業の展開など、成長戦略を着実に進めていく方針です。
編集部のまとめ
株式会社カーチスホールディングスの2023年度第3四半期決算は、売上高は減少したものの利益面で大幅な改善が見られました。内外の中古車取引やリースバック事業など、収益性の高い事業分野での業績好転が大きな要因と考えられます。今後も新規事業の開拓と収支の改善に注目が集まります。
株式会社カーチスホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社カーチスホールディングスの決算日は3月31日で、第3四半期の対象期間は2023年12月31日となっています。当期の配当については、業績改善が継続すれば復配の可能性もありますが、現時点では不透明な状況です。今後の事業展開と収支の推移に注目していきましょう。