お客様のお読み下さりありがとうございます。築地魚市場株式会社の決算報告をわかりやすくご紹介させていただきます。築地魚市場は水産物卸売業、冷蔵倉庫業、不動産賃貸業を主な事業としている会社です。
企業情報
企業名: 築地魚市場株式会社
証券コード: E02571
決算期: 3月
築地魚市場株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
築地魚市場株式会社の決算日は3月31日です。そして決算発表は翌年の6月下旬に行われています。
主な事業
築地魚市場株式会社は主に水産物卸売業を行っています。鮮魚、冷凍品、加工品などさまざまな水産物を扱っています。また冷蔵倉庫業や不動産賃貸業にも注力しており、水産物卸売業以外の収益源も持っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は45,169百万円と前年同期と比べて売上が増加しました。一方で、営業利益は5百万円と前年同期から大幅に減少しています。利益率も低くなっていますが、冷蔵倉庫業などの収益が貢献したことで健全な経営が維持できています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高は44,000百万円前後で推移しています。一方で、経常利益は48百万円と前年同期から大幅に減少しています。売上高は横ばいながらも利益面では厳しい状況にあるといえます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は18,522百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,650百万円増加しています。流動資産が増加したことが主な要因です。一方、負債は12,280百万円と1,589百万円増加し、自己資本比率は33.7%となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が9,227百万円と前期末から1,978百万円増加しています。売掛金の増加が主な要因です。一方、固定資産は9,294百万円と315百万円減少しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が7,671百万円と前期末から1,954百万円増加しています。短期借入金の増加が主な要因です。固定負債は4,609百万円と365百万円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、6,241百万円と前期末から60百万円増加しています。利益剰余金の増加などが主な要因です。自己資本比率は33.7%となっています。
ROAとROE
今期のROAは0.3%と低水準にあります。また、ROEも2.9%と低迷しています。これは主に利益の減少により、総資産利益率と自己資本利益率が低下したためです。今後の業績回復が課題となっています。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については、四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していないため詳細は不明です。ただし、営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期に比べ増加しているものと推測されます。
配当の支払額
当期の配当金は株式1株当たり35円の配当を実施しています。前期と同額の配当を維持しており、株主還元にも配慮した経営が行われています。
今後の展望
今後は、中国での日本産水産物輸入禁止などの外部環境の影響を受けながらも、冷蔵倉庫業など安定収益源の確保に取り組み、収益力の強化に努める方針です。海外市場の開拓や新規事業にも挑戦し、持続的な成長を目指してまいります。
編集部のまとめ
築地魚市場株式会社の業績は、一時的な要因により減益となりましたが、中長期的な成長に向けた取り組みを行っています。水産物卸売業以外の事業にも注力し、収益源の多様化を図っているのが特徴です。今後の業績に注目が集まりますが、株主還元も意識しながら健全な経営を目指している企業といえます。
築地魚市場株式会社の決算日や配当についてまとめました。
築地魚市場の決算日は3月31日、決算発表は翌年6月下旬に行われています。また、株主還元として1株当たり35円の配当を実施しており、株主への配慮も見られます。今後の業績改善に期待がかかっています。