サムコ株式会社の2023年12月期第2四半期決算報告書が発表されました。売上高は4,105百万円と前年同期に比べて6.7%増加しました。経常利益は1,063百万円で前年同期比8.3%の増加となりました。好調な業績を維持しており、新しい事業領域への投資も順調に進んでいるようです。
企業情報
企業名: サムコ株式会社
証券コード: 63870
決算期: 2023年12月期
サムコ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
サムコ株式会社の決算日は7月31日です。四半期決算は8月1日~10月31日、11月1日~1月31日、2月1日~4月30日、5月1日~7月31日の期間となります。
主な事業
サムコ株式会社は、半導体等電子部品製造装置の製造・販売を主な事業としています。5G通信やIoT、自動車の電子化の進展を背景に、同社の半導体製造装置の需要は安定的に推移しています。エッチング装置やCVD装置などの製品を手がけており、半導体産業の発展に貢献しています。
今期の業績と利益率は？
2023年12月期第2四半期の業績は、売上高4,105百万円、経常利益1,063百万円と堅調に推移しました。営業利益率は24.6%と高水準を維持しており、同社の競争力の高さが窺えます。利益率の高さは、同社の技術力の高さと市場での優位性を示しています。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比で6.7%増加し、4,105百万円となりました。経常利益は前年同期比で8.3%増加し、1,063百万円と過去最高水準を記録しています。高度な技術力を背景に、同社の業績は順調に推移しており、今後も安定した成長が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
サムコ株式会社は四半期連結財務諸表を作成していないため、個別の四半期貸借対照表について解説します。
資産の部
流動資産は10,520百万円と前期末より345百万円増加しました。現金及び預金が増加したことが主な要因です。固定資産は4,657百万円と前期末より38百万円増加しています。
負債の部
流動負債は2,665百万円と前期末より10百万円減少しました。契約負債が増加した一方で、未払法人税等や買掛金が減少したことが主な要因です。固定負債は974百万円と前期末と同水準を維持しています。
純資産の部
純資産は11,538百万円と前期末より394百万円増加しました。利益剰余金が385百万円増加したことが主な要因です。自己資本比率は76.0%と高水準を維持しており、財務体質の健全性が高いことがわかります。
ROAとROE
サムコ株式会社のROA(総資産経常利益率)は7.0%、ROE(自己資本当期純利益率)は13.0%となっています。業界トップクラスの収益性を示しており、資本効率も高い水準にあります。付加価値の高い技術力と生産性の高さが、同社の高い収益性を支えています。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュフローは722百万円の収入となりました。投資活動では42百万円の支出、財務活動では382百万円の支出となりました。全体では307百万円のキャッシュ増加となり、財務体質の健全性が維持されています。
配当の支払額
2023年12月期の1株当たり配当金は45円と前年同期より10円増加しています。配当性向は48.4%と安定的な水準となっており、株主への利益還元にも積極的な姿勢が窺えます。
今後の展望
5G通信、IoT、自動車の電子化など半導体の需要が今後も増加していくことが見込まれます。サムコ株式会社はこうした市場環境の変化に合わせて、先端半導体製造装置の開発と販売に注力していく方針です。技術力と生産性の高さを武器に、引き続き安定的な業績拡大が期待できそうです。
編集部のまとめ
サムコ株式会社の2023年12月期第2四半期決算は、売上高・経常利益ともに前年同期を上回る好調な結果となりました。5G通信やIoT、自動車の電子化などの市場環境の変化を捉えた同社の戦略が奏功しているようです。高い収益性と財務体質の健全性を維持しながら、今後も安定的な成長が期待できる企業だと評価できます。
サムコ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
サムコ株式会社の決算日は7月31日で、四半期決算は8月1日~10月31日、11月1日~1月31日、2月1日~4月30日、5月1日~7月31日の期間となります。2023年12月期の1株当たり配当金は45円で、配当性向は48.4%と安定的な水準を維持しています。今後も同社の業績に期待が高まりそうです。
