株式会社ノバックの第60期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社ノバックの第60期第3四半期決算が発表されました。建設業界に深く関わっている同社ですが、今期は原材料価格の高騰や受注競争の激化などにより厳しい経営環境が続いています。しかし、売上高は前年同期比で2.4%増加するなど、概ね良好な業績を維持しているようです。今後も、インフラ投資の堅調な推移や設備投資意欲の高まりを確実に取り込み、着実な成長を遂げていくことが期待されます。

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企業情報

企業名: 株式会社ノバック
証券コード: E37468
決算期: 2023年5月1日~2024年4月30日

株式会社ノバックの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ノバックの決算日は4月30日で、今回の四半期報告書は第60期第3四半期(2023年11月1日~2024年1月31日)の決算内容となります。同社は年4回の四半期決算を行っており、今回の報告書は第3四半期までの進捗状況を示しています。

主な事業

株式会社ノバックは、土木工事事業と建築工事事業を主力事業としており、公共工事や民間企業の建設工事を受注・施工しています。特に、インフラ整備関連の土木工事や大型商業施設、オフィスビルなどの建築工事が中心となっています。また、不動産賃貸事業なども手がけており、事業領域を多角化しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期累計期間の業績は、売上高が25,309,374千円(前年同期比2.4%増)と好調に推移しました。一方で、原材料価格の高騰や受注競争の激化などの影響により、営業利益は540,318千円(前年同期比78.4%減)、営業利益率は2.1%と大幅に減少しています。利益率の低下は経営課題の1つになっているようです。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高は31,948,341千円、25,309,374千円、24,706,347千円と推移しています。利益面では、経常利益が2,585,710千円、541,844千円、2,486,129千円と大きく変動しており、特に当第3四半期は大幅な減益となりました。建設工事事業における不採算案件の発生や原価高騰の影響が響いているようです。

四半期連結貸借対照表について

株式会社ノバックは四半期連結財務諸表を作成していないため、四半期貸借対照表の内容について説明します。

資産の部

総資産は31,670,579千円で、前事業年度末から3,468,081千円(12.3%)増加しています。主な変動は、受取手形・完成工事未収入金等が14,687,262千円増加した一方で、現金預金が11,410,176千円減少したことによるものです。

負債の部

総負債は13,257,150千円で、前事業年度末から3,864,028千円(41.1%)増加しています。主な変動は、電子記録債務が3,041,363千円、短期借入金が3,900,000千円増加した一方で、支払手形・工事未払金が2,363,180千円減少したことによるものです。

純資産の部

純資産は18,413,429千円で、前事業年度末から395,947千円(2.1%)減少しています。主な変動は、四半期純利益の計上330,248千円、配当金の支払721,082千円によるものです。

ROAとROE

株式会社ノバックのROA(総資産経常利益率)は、前事業年度末が9.2%、当第3四半期末では1.7%と大幅に低下しています。厳しい事業環境の中で経常利益が減少したことが主な要因です。一方のROE(自己資本当期純利益率)は、前事業年度末が14.7%、当第3四半期末では6.2%と低下しているものの、依然として高い水準を維持しています。

キャッシュフロー

当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローが1,739,660千円のマイナスとなり、投資活動、財務活動の各キャッシュ・フローもマイナスとなっていることから、現金及び現金同等物は11,410,176千円減少しています。事業活動に必要な運転資金の需要が増加したことが主な要因と考えられます。

配当の支払額

同社は年2回の配当を実施しており、当期は1株当たり60円、80円の配当を実施しています。前期に比べて1株当たりの配当額は増加しており、株主還元の強化に努めているようです。

今後の展望

今後の見通しとしては、公共工事の安定的な需要や民間設備投資の回復が期待される一方で、建設資材価格の高止まりや労務費の上昇などの懸念材料もあると指摘されています。そのため、建設工事の採算性の改善や生産性向上などに取り組み、収益力の向上を図っていくことが重要だと考えられます。

編集部のまとめ

株式会社ノバックは建設業界のリーディングカンパニーの1つですが、原材料価格の高騰や受注競争激化の影響を受けて当期は大幅な減益となりました。しかし、売上高は前年同期比で増加しており、公共工事や民間設備投資の需要を取り込んでいる点は評価できます。今後は収益性の改善に注力し、持続的な成長を目指していくことが期待されます。

株式会社ノバックの決算日や配当についてまとめました。

株式会社ノバックの決算日は4月30日で、年4回の四半期決算を行っています。また、同社は年2回の配当を実施しており、当期は1株当たり60円、80円の配当を支払っています。引き続き、株主還元の充実に努めていくことが期待されます。

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